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しかしその頃から、漫画界は変わりはじめました。メディアミックスという名のもとに、出版社とTV局とアニメ会社がチームを組んで漫画をおこし、そrを雇われ批評家があらゆるメディアで褒めちぎり、発表されるランキングはすべてヤラセの広告・・・・・・。 おかげで漫画家はコンペに呼ばれた只の絵描き。打ち合わせの時も、意見を言おうものなら、「お前は黙って、皆の話を聞いていろ!」ってなもんです。そして悪魔が書いたような契約書にサインをさせられ、印税の取り分はスズメの涙。現在の漫画家の収入は、二十五年も前の新人のわたしの半分にも満たないとのことです。 荻野 真著 「孔雀王 曲神紀」第十二巻あとがき、より (集英社刊)
2010.06.26
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「ムサシ」 井上ひさし著 集英社宮本武蔵に藤原竜也、佐々木小次郎に小栗 旬という、キャスティングで昨年初演。話題となった作品だ。まぁ、ファンが詰めかけて、チケット争奪戦はすごかったでしょうなぁ。こまつ座の客層は年齢層が高い。井上作品は面白いのだけれど、若い客は呼べない。で、シスカンパニーと組んだ「ロマンス」やホリプロと組んだこの「ムサシ」はこうしたことを打破しようとした路線だったのかもしれない。と、思ったりもした。「ムサシ」はこの舞台の脚本。巌流島の決闘後の物語で、佐々木小次郎が命をとりとめたという設定での後日談である。舞台は禅寺。武蔵、小次郎、沢庵和尚、柳生宗矩が顔をそろえる。再度の決闘を約束する二人だが、二人の女性の敵討に助力することになる・・・・・。蜷川幸雄さんが、どのような舞台に仕上げたのか興味のあるところだが、脚本を読む限り、僕の好みではない。面白さを感じないのだ。大舞台で上演するような内容とも思えないのだが・・・・・。期日(締切)が守られた井上作品に、傑作はないようだ。
2010.06.20
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日曜日の朝、僕もときどき見るテレビ番組なのだけれど、番組中、大沢親分と張本が一週間のスポーツニュースを振り返って「喝!」とか「あっぱれ!」とかご意見番として評価を下すのがある。なんでも、張本の「喝!」に、「え~!」と異を唱えた江川さんに、張本が腹を立てたらしく、「江川を番組に出すな」と局に要求したという。しかしまぁ、なんちゅう、器の小さな男よ。本人は、まさか、暴露されるとは思っていなかったのかもしれないが、こんなことを要求するなんて、どうかしてるぜ。http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1491844.html
2010.06.18
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6月9日の日経新聞に「鏡の国のアリス」についての山本容子さんの新説が紹介されていたが、これが面白い。「鏡の世界にもうひとつ鏡があったのではないか」というものだ。「鏡の国のアリス」はチェスの棋譜を下敷きに物語が進む。アリスはポーンである。山本さんはチェス盤を上下に分割するように下から4段目中央に鏡を置くことを想定。鏡があるとすれば、アリスは途中まで進んだのち方向転換して出発点に戻って来ることになる。最後のチェックメイトの局面もキング(父)とクイーン(母)が隣同志に並ぶ形になる。 「少女が一人で森の奥に入っていくのは不安」と考え、鏡を置くことを想定したとのこと。物語中盤で登場する双子、アリスが双子とともに踊りまわることなどが、鏡の存在と方向転換を示唆しているのではとみる。見事ですよね、これ。
2010.06.09
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「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」 静岡シネギャラリー 17:00-の回、観賞。劇作家ダ・ポンテの物語なのだが、これが、単なるコスプレ劇で、脚本には深みもなく、退屈このうえなかった。物語ダ・ポンテは、背徳行為に因ってヴェネツィアを追放された後の1781年、ウィーンに新天地を求めた。友人カサノヴァの紹介で、サリエリと出会い、そして新進作曲家のモーツァルトと出会う。ダ・ポンテは稀代の色男“ドン・ジョヴァンニ(ドン・ファン)”を新たな作品に仕上げる。モーツァルトも身を削って作曲に没頭していく…。 [原題] IO, DON GIOVANNI [監督] カルロス・サウラ [出演] ロレンツォ・バルドゥッチ/リノ・グワンチャーレ/エミリア・ヴェルジネッリ/トビアス・モレッティ/ケテワン・ケモクリーゼ/エンニオ・ファンタスティキーニ
2010.06.05
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「天才 勝新太郎」 春日太一著 文春新書 読了。銀座での豪遊、黒澤作品降板、パンツに隠した麻薬・・・・・・・・。エピソードが豊富な人だ。もちろん、こんなネタを読みたくて本を手にした訳ではない。本屋でパラパラと立ち読みしたところ、勝さんの創作法について書かれたいたことと、何よりも僕が「座頭一」が好きだったからだ。ノンフィクションとしての本作は2級品以下。テレビ版「座頭一」全百話の版権が人手に渡ってしまっていることなどは、さすがに書いていない。あくまでも、映画人・勝新太郎の姿の身を書いたもの。しかし、気軽に読めるところはいいと思う。エピソードも満載で、楽しめる本。
2010.06.03
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