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ここ何日か、HPに記事も上げず、ブログも書かずということでどうしたんだろうと思われていた方も多かったと思います。実は、九州の大分市まで車で出張しておりました。高速の途中、サービスエリアで何度も休憩をしていましたから、片道15時間以上掛かって行き来したもんですから、ヘトヘトで何も出来ませんでした。ごめんなさい。何をしに行っていたかというと、大分にお住まいのお客様の家を建てる為の請負契約をしに行っていたんです。また、実際の敷地の状況確認と、お客様及びご両親へのご挨拶や打ち合わせを兼ねての旅でした。駐車場になっている写真の敷地が建築予定地なんですが、すぐ裏手には鉄道の線路が走っていて、時折うるさいという状況になるらしいのですが、セルロースの断熱材を使って防音性に優れたホームメイドのレンガ積み輸入住宅には持ってこいの場所かも知れません。それにしても、どうしてこんなに遠い処で家づくりをお願いされることになったかというと、20年程前に名古屋市で輸入住宅を建てさせて頂いたお客様ご夫婦が、大分のご実家に戻られてご両親のそばで暮らされることになったのです。親御さんの為にこうしたことをやってのけるご夫婦の潔さや親を思う気持ちには、並々ならぬものがあるはずですが、この地でまた私のようなものに家づくりをお願いして頂けるなんて、建築屋冥利に尽きるお話でした。まだ、実際に建築はスタートするには、詳細設計図を作ったり、細かな仕様を決めたり、現地の職人さんや私たちの大工さんとのすり合わせなどが必要ですが、ようやくここまで来たという気がします。という訳で、これから大分へ時々出張する機会が多くなりますので、記事が書けないこともあるかと思いますが、どうぞその時はご容赦下さいね。いや~、気が引き締まりますねぇ~!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: 木の細胞繊維であるセルロース断熱材 (2006年12月25日)
2016年10月31日
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外装リフォーム中の大府市 T邸。玄関周りの壁は、まだ塗装していない状態ですが、木製玄関ドア周辺に飾りの枠材を施工しました。飾りを施工する前には、下地の外壁に塗装をしておきましたから、防水の劣化による雨漏れの心配もありません。(少し白い下地塗装がはみ出しているから、それがよく分かりますね)さて、この飾りですが、輸入住宅なら一度は付けてみたいと思う人も多いかと思いますが、素材はウレタン樹脂にプライマー(下塗り塗料)が塗ってあるものなんです。その構成は3つに分かれていて、ドアの両脇の柱材がピラスター、ドアの上がクロスヘッド(又は、ヘッダー)、そしてその中央にキー・ストーンが配されています。勿論、ドアの大きさに応じて、サイズを調整することが出来るようになっていますから、どんなドアの大きさでも取付けすることが出来るのです。(尚、部材によって調整範囲は限られていますから、適切なものを選ぶことが大切です)こうした飾りがない状態でも、輸入の木製ドアは格好いいのですが、南向きの玄関ですから木の劣化が少し気になっていました。そこで、このドアを思い切って真っ白に塗って、その周囲に豪華な飾り枠を取り付けたという訳です。単に外壁の塗り替えだけなら、楽しさもそこそこでしょうが、更にワンポイント付け加えることで、家の美しさをアップさせることが出来ました。リフォームで終わらせるのでなく、リノベーションをしてこそ長く愛着が持てる家づくりになるように思いますが、如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月27日
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オレンジ色の外壁をミントグリーンの色に塗り替えすべく、大府市で塗装工事を行っています。先日より窓周りのトリムを取り付けたお話を記事に書いていますが、いよいよ外壁リフォームに取り掛かりました。ミントグリーンの色に塗り替えるのに、何故白で塗装するのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは上塗り前のプライマーなんですね。プライマーとは、下地の色が上塗りの色に影響を与えないようにする意味合いと、下地の汚れや油分が表面に浮いてこないようにする目的を担った下塗り専用の塗料なんです。国産のプライマーは、水っぽくて粘度が低く、定着性・施工性という点であまり品質はよくありませんし、下地を隠す隠蔽性もカナダのパラペイントには敵いません。更に、乾きのよさや保存を長く出来るように、国産の水性塗料には揮発性の化学物質が多く含まれていますから、臭いも結構きついのですが、パラペイントは殆ど臭わないというのも特徴です。私たちは、外壁全面にローラーを使って塗りますから、スプレーで塗料が飛んでご近所に迷惑を掛けるようなことはありませんし、塗装が丁寧に仕上がります。プライマー塗装を省いて、上塗りだけをする業者もいるようですが、上塗り塗装の定着性をよくする為に塗るのがプライマーですから、価格を安くなってもそれなりに性能や効果も落ちてしまうのです。安くやれますというところは、塗料を水で薄めてスプレーで吹き付けたり、事前に洗浄処理をしなかったり、下塗りを省いたり、上塗りを1回だけにしたりと、いろいろな方法でコストダウンをするだけです。いい仕事には、それなりの材料や手間(時間)、熟練した技術が必要なのです。コストで選ぶ時代は、そろそろ終わりかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月25日
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先日ハードディスク(HDD)が壊れたみたいという記事を書きましたが、回復ディスクを使ってWindows 10を再インストールすれば、一旦はPCが立ち上がるようになりました。幸いデータについてはHDDのパーテーションを分けてあった為、OSを新規でインストールしてもデータは全然大丈夫でした。だから、データをこのHDDから他のPCのHDDにコピーして避難させることが出来ました。ただ、ソフト類が結構インストールに時間の掛かるものばかりでしたから、データよりもシステムの方が無事であっていて欲しかったです。とは言え、少しでも大丈夫だったのだから、よしとしなくてはいけませんね。それにしても、最近のOSは賢いですね。だって、普通OSをインストールしたら、プロダクトキーを入れなきゃスタートしないですが、何もしなくてもPCがどこかで覚えているようです。それも、このPCは元々Win 7だったのですから、多分今までだったら、一旦Win 7までOSを戻して、それから新しいOSを入れ直すなんて作業をしなければいけなかったでしょう。いや~、素敵です。そして、HDDがもうダメと分かってから、すぐにヤフオクでこれに合う旧型のHDDがないか探してみたのですが、何と新品のPCから外したというほぼ新品のHDDをゲットしました。それにしても、このHDDは小さいですねぇ。厚みが何と7mmしかないのです。大きさも私の手よりも随分小さいでしょ。これじゃあ、キャッシュ・カードより少し大きいだけじゃないですかぁ。これで320GBも入りますから、私のウルトラブックには持ってこいです。自分で慎重にHDDの入れ替えをして、ようやく昨日から少しずつ動かせるようになってきました。ソフトが全部入っていませんから、本調子という訳にはいきませんが、出張には持っていけそうですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月24日
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以前書かせて頂きましたが、ノルディスカヒュースというスウェーデン系の輸入住宅を建てていた住宅メーカーが輸入した木製サッシの部品が破損したので、調達して欲しいという相談がありました。その相談が8月でしたからもう3ヶ月近く経つのですが、やっと部品の金物が手に入ることとなりました。このサッシは回転窓と呼ばれるタイプで、建具(障子)の上下がぐるっと回って反転するようですが、その際ガイドレールを滑って動く部分が劣化して動きが悪くなったというものでした。丁度図では、建具の側枠の上の方に装着されているような感じですが、スウェーデンの回転窓ではよくある形式のもののようです。ただ、サッシ・メーカーをSP フェンスター(SP fönster)と特定するのに時間が掛かり、更にこの窓に装着されている金物と同一のものを見付けるのに更に時間を要しました。スウェーデンからは、発注後約2週間程度で到着するようですが、これを大阪のおうちまで取付けに伺わなければなりません。構造も比較的単純なようですから施工に然程時間は掛からないでしょうが、往復の移動時間を考えると一日仕事になりそうです。でも、こんなことをやれるビルダーは少ないでしょうから、少々遠くても私たちが行かない訳にはいきません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: ノルディスカヒュースの輸入サッシ
2016年10月23日
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大府市のリフォーム工事で、先日トリム(モール)を取り付ける前にサッシ周りの下塗り塗装を行ったという記事を書きましたが、その後トリムを取付けましたのでご覧下さい。トリムは、外壁材として使うコンクリート・サイディングを幅10~15cmにカットしたものを使います。トリムで隠れてしまう部分の外壁も新しい塗料を塗ってありますから、劣化の心配はありません。また、トリムのつなぎ目やビス留めした所、サッシとトリムとが接する窓周りにも防水コーキングを打ってあります。そして、一番肝心なのがトリムの周囲。トリムの周囲にコーキング処理をしていないと、そこから雨が入り込んでトリムを裏から劣化させたり、見えない部分の外壁から雨漏れを起こすなんてことがあるかも知れません。ただ、ご覧の通り、トリムの下側については敢えてコーキング処理を施していないのが分かりますか?普通だったら、トリムの周囲全部に防水コーキングを打たなきゃいけないと思うのではないかと思います。でも、それは浅はかな考え方です。万一トリムと外壁との間に雨水が侵入したら、どうなるでしょう。全てコーキングを施していたら逃げ道はありませんから、水が内側に滞留してしまいます。だから敢えてトリムの下側だけコーキングをせずに、水が抜けるようにしてあるのです。また、こうしておくと僅かながら風や空気も入るでしょうから、常に乾いた状態にしておくのにも役立つのです。建築にはこうした多くの気遣いがあって、初めて長く愛する家が出来るのだと思います。こうしたことは、設計図にも書いてありませんし、まして見積や仕様書にも載っていないことなんです。価格で住宅メーカーを選びますか?それとも仕事の良し悪しで家づくりを契約していますか?それは、あなたの決めることです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。<関連記事>: サッシ周りの下塗り塗装
2016年10月22日
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在大阪・神戸アメリカ総領事館からジャパンホームショーへの招待状が届きました。ジャパンホームショーは、国内最大規模の建築・建材の展示会で、アメリカ総領事館が「U.S. Pavilion」という大きなブースを出して、そこにアメリカのメーカーや国内でアメリカ建材を扱っている企業が出展します。毎年こうしたお誘いを頂くのですが、なかなか腰が重くて東京まで行くだけの気力がありませんでした。でも、今年はアメリカのサッシ・メーカーのアジア担当責任者が、わざわざ海外からやってきてこのブースに参加するらしく、その際私と会って将来計画について話をしたいらしいのです。日本のマーケットの現状や輸入サッシの課題やメリット、将来的な戦略や目標などについて、いろいろ進言させて頂くいい機会だと思い、来週この展示会に出向くことを決めました。勿論、行くからには日本やアメリカの新しい建材や設備など、幅広く見てきたいと考えています。私は、トレンドには波があると思っています。ですから、20年前に起きた輸入住宅ブームがまたそのうちやってくるという気がします。そういう時に備えて、輸入建材の地盤を固め、販売やアフターサービス網を構築していってもらういいチャンスかも知れません。もしかしたら、日本だけでなく、アジアへのマーケティングにもつながっていく話ではないかと考えています。そうしたことに私の微力が使えたら、それはそれで嬉しいことですよね。因みに、このジャパンホームショーは、登録すれば一般の皆さんでも入場可能ですから、興味のある方は行かれては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月21日
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とかく日本の家では、シーリングライト(天井照明)などで部屋全体を明るくするというのが一般的ですが、明々とした照明の部屋はオフィスか工場のようで、くつろぐ雰囲気にはなれませんよね。ヨーロッパやアメリカといった欧米では、一般家庭では殆ど部屋全体を明るくするということはありません。基本的に、暗さもインテリアの一つという意識があって、暗い部分があるから明るさが際立ち、部屋自体が落ち着いた雰囲気を感じさせてくれると考えられています。これらの写真は、輸入照明のキチラー(Kichler)社のHPに掲載されている照明のデザイン・プランです。写真をご覧頂くと、シチュエーションに合わせて照明を変化させているのが分かりますね。一番上が、部屋を全体的に明るくした時のダイニング・キッチンですが、決して煌々とした明かりでないことが見て取れます。明るさのレベルを心地よいと感じるところで抑えています。それは、一つひとつの明かりがそれ程強くなく、天井照明や壁照明、テーブル・ランプなどを分散する形で配しているからなんですね。次に真ん中のものは、自分は使う場所だけを照らすやり方です。カウンターテーブルで勉強したり、洗い物をしたりする場合は、テーブルやシンクだけを強い明かりで照らせばいいという考え方です。最小限の明かりであれば、騒々しさもなく一人自分の仕事に集中出来るという訳です。最後の写真は、魅せるインテリアを表現しています。何かに集中している訳でもなく、多くの家族がいる状況もない。そんな時に、静かなインテリアに保っておく為のライティングです。壁に飾ってある絵だけを照らしたり、装飾の豪華なものにフォーカスしてみたり、美しい壁の色だけを見せたりするのもいいかも知れません。確かにこうすれば、電気配線もたくさんになりますし、付ける照明器具も多くなるかも知れません。でも、家を建てる皆さんは、よりよい生活、くつろぎの空間を得る為に家づくりをしているはずです。こうしたことに費用や気遣いを掛けないで、素敵な家づくりなど出来るはずはありません。キッチンや外観は元より大切ですが、インテリアのデザイン・プランは暮らしに直結することを忘れないで下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月20日
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私が、出張やプレゼン、そして自宅用として使っているノートパソコンが壊れました。最近、少々遅くなってきているので、リカバリーを作っておいた方がいいなと思っていた矢先。いきなりハードディスクがエラーになってしまい、起動しなくなりました。何とかエラーを修復するようなことを試してみたり、無料ソフトで物理的な修復が出来るというものを使ってみたりと最大限努力しましたが、最後はシステム修復ディスクを作成して、そこから新たにウィンドウズ10を入れ直すしか方法がなくなりました。これで動かなかったら、PCを買い直すしか方法がないかも知れないと思いながら作業を続けたのですが、1時間強の時間を要しましたがようやく起動することが出来ました。幸い資料などのデータは、別のパーテーションを作成したところに入れていましたので、問題なく使えました。でも、いろいろ入れた業務ソフトの類は、全て入れ直す必要があります。当然、PCの設定などもやり直しです。まあ、それだけならいいのですが、ハードディスク自体はエラーを抱えたままで何とか動いているという状態ですから、動いているうちにリカバリーを掛けてどこかにOSやデータをコピーしておかなければなりません。でないと、次に動かなくなった時にハードディスクを交換してOS等を再インストールすることが出来なくなりますからね。会社でメインに使っているPCがあってよかったですが、こういうことはあまりあって欲しくないですね。だって、これだけで数日時間を取られていますから、仕事になりません。さて、早くハードディスクを調達しなきゃ。今日は、久々に建築以外の記事を書かせて頂きましたが、また明日からは輸入住宅に関する記事を書かせて頂きますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月19日
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最近、輸入サッシの網戸を窓枠に固定する為のピンの注文が多くなってきています。新築から15年以上経つと、こうした消耗部品も劣化してくるのでしょうね。私共が在庫しているスクリーン・ピンは、元々マーヴィン(Marvin)用として調達したものなんですが、ハード(Hurd)やアンダーセン(Andersen)等のサッシ用にも使えるようです。(尚、製造年代やメーカーによっては、利用出来ない場合もありますので注文前にはご注意下さいね)今日もお問い合わせ頂いたお客様向けに2件発送手配をしてきました。網戸のグラスファイバー製の網も劣化しますが、固定ピンの方が交換頻度は高いようですので、網戸の落下が起きる前に早めに交換しておいた方がいいかも知れません。勿論、もしもの時の為に少し多めに在庫を持っておくのもいい方法だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月18日
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何年も前になくなってしまったIMS カナダ社。この会社は、カナダの輸入サッシ・メーカーから技術と材料を導入して国内でOEM生産していたので、直輸入をしていない住宅メーカーは、よく採用していたかも知れません。このアイ・エム・エス カナダ社製シングルハング・サッシは、ご覧の通りコイル・バランサーが上下に断裂した状態になっています。丁度可動する建具のレールの溝に仕込まれているのがそのバランサーですが、普段は建具(障子)の陰になっていて見えません。でも、こうしてコイル状になったバネが切れてしまうと、その存在が分かる状況となるので、窓が開閉出来なくなって初めてお客様は気付くこととなります。このコイル・バランサーは、ヴァイスロイ(Viceroy)やプライジェム(Ply-Gem)などの輸入樹脂サッシ・メーカーが採用している一般的な上げ下げシステムなんです。ですから、部品の特定さえ出来れば、修理も大丈夫とは思いますが、交換方法が意外と難しかったりしますので、お客様自身や修理したことのないリフォーム屋さんには荷が重すぎるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月17日
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先日、築十数年の輸入住宅に住むお客様から浴室の換気扇の調子が悪いので、見に来てもらえないかという相談を頂きました。こちらのお宅は、名古屋でも比較的手広く輸入住宅を建てていらした住宅メーカーが分譲していたものを購入されたようですが、最近その会社と連絡が取れなくなって困っておられたようです。何でもアメリカ人の大工さんがこの家を建てたそうで、至る処輸入資材が使われていました。徹底して輸入のものを使って建てるというのは、ビルダーの意気込みを感じますし、アメリカにある本物の家を連想させてくれるので、素晴らしいと思います。ただ、輸入資材に不具合が出た場合、調達先や代替のものがすぐに手に入るかどうかが問題となります。そういった意味では、生活に直結する住宅設備については、ビルダーとお客様がよく協議して、設置の判断をすべきだと思います。今回のこの換気扇は、浴室だけでなく、洗面やトイレといった空間にも取り付けられているのですが、アメリカのニュートーン(Nutone)というメーカーが製造・販売しているものでした。一辺が20cmのほぼ正方形の形をしているのですが、国産のものとは互換性はありませんから、これと同じものを探して輸入するか、多少壁を触って国産のものに付け替えるかという選択になります。品番等は不明でしたが、ほぼ同じ形状のアメリカ製品を見付けましたので、恐らく新しいものに取り換えることは可能と思われます。あとは、将来どうするかという点はお客様の考え次第ですが、私としては壁を触って大ごとにするより、まずは試しにアメリカから製品を輸入して、使えるかどうかを確認してはどうかと思っています。全く違うものであれば、そういう選択肢はないでしょうが、仕様や図面からしてほぼ同じものと考えられるものですから、それに挑戦する価値はあると思います。もしそれがうまくいけば、お客様が余分に在庫を確保して、もしもの場合に備えることが可能となります。(この製品は、ロングセラーでアメリカでよく使われているもののような気がしますから、将来の購入もある程度不安はないかも知れません)それにしても、よくこうしたマニアックな輸入材も見つけてきますよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月16日
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昨日、刈谷市にある築24年の輸入住宅に取り付けられた木製の輸入サッシの建具の交換をしてきました。この窓は、アンダーセン社製ダブルハング窓なんですが、外側から雨水が侵入したのか、建具の木製フレームが腐ってきていました。東面の外壁に設置されているのと、2階の窓ということで風よけとなる障害物が殆どないという状態から、雨が直接サッシに当たるという環境がこの劣化に影響したものと思われます。それは、この東面だけが1階の室内側に雨漏れを起しているということからも理解出来るところです。(但し、今回交換したサッシからの雨漏れはなかったようですから、外壁や屋根との取り合いなどが怪しいところです)北米のアンダーセンに注文して数ヶ月。ようやく日本に到着した建具の木部にティンバーケアで防水塗装を施し、更に屋外側のガラスの周囲にも防水コーキングを事前に施工しました。(普通の業者さんだと塗装は装着後ですし、コーキングもやらないのが一般的です。装着前なら窓枠で隠れてしまう部分も塗装が出来るのに・・・)こうしておけば、以前よりは雨に強く長持ちしてくれると思いますが、環境的に厳しいことは変わりありませんから、リスクが全くなくなる訳ではありません。Andersenのナローライン・シリーズはクラシックな作りでなかなか格好いいのですが、外装も木製で出来ているのと交換作業が面倒で作業が大変だというのが玉にキズです。これじゃあ、普通のサッシ屋さんでは歯が立たないでしょうし、素人のお客様が自身で交換するというのは無理がある気がします。ティンバーケアは、写真のナチュラル・クリア色か、白色しかありませんが、木部の防水のことを考えると他の塗料は使えません。濃い茶色の既存の枠とは色が違ってしまいますが、ずっと使い続けて頂ければ、徐々に建具の色が馴染んでくるはずですから、色の経年変化を楽しんで頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月15日
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カラーベスト・コロニアルと同じようにコンクリートで成型された主材に防水塗装を施して作られた屋根材のモニエル瓦。昨日の記事で窓周りの下塗り塗装を施したと書かせて頂きましたが、その際足場に載って撮影したのがこの写真。高所恐怖症の私が、本当に屋根のところまで上がったことがお分かり頂けますよね(笑)さて、話を元に戻しまして、20年近く屋根の塗替えをしていない現場ですが、黒かった塗装がこれだけ剥げてしまうんですね。もう完全に下地のコンクリートが露わになっていますでしょ。カラーベストよりも材料が厚いモニエル瓦と云えども、これを放置しておけば水がコンクリートに染み込んで、割れや雨漏りの原因にもなりかねません。屋根を洗浄して汚れやゴミを落としてから、下塗りのプライマーや上塗りの防水塗料(二度塗り)をしてあげれば、また長くお使い頂けると思います。次回は、20年ではなく10年くらいで塗り替えて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月14日
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大府市のお客様の輸入住宅の外装を塗り替えることとなりました。月曜にご近所の挨拶回りをして足場を組み、火曜に屋根や外壁を洗って汚れを落としました。そして、昨日は私自ら、輸入サッシ マーヴィンの周囲の外壁に外部用のパラペイントを塗りに行きました。写真で白い塗装をしているのが分かると思いましが、何故こんなことをすると思いますか?実は、お客様からのご要望で、窓の周囲に10~15cmくらいの幅でトリムを回すことになったのです。コンクリートのサイディングを長細い板状にして、それを窓の周囲に張るのですが、そのまま張ってしまうと下地は劣化した塗装のままになってしまいます。ですから、トリム(モールとも呼ぶ)を施工する前に、ちゃんとした外装用水性塗料を使って下塗りを行ったという訳です。普通だったら、トリムを張れば見えなくなってしまうところですし、そんな手間を掛けなくてもいいじゃないかと思うかも知れませんが、それをするのがホームメイドのいいところです。だって、これをするのとしないのとでは、下地の外壁の防水性が全然違ってくるはずですから・・・。それにしても、高所恐怖症の私には、結構ストレスの掛かる仕事です。3階の屋根裏部屋の窓もありましたから、高さ約8~9mもある処までペンキ片手に登っていって塗装するなんてことをしなきゃいけません。それも窓は全部で20ヶ所近くありました。手抜きは出来ませんから、3階までちゃんと行きましたが、やっぱり怖かったですぅ。ペンキ屋さんにやってもらえば簡単かも知れませんが、学びという点では自からやることも大切なんです。また、この塗り替えの模様は、順次お伝えしますからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月13日
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とあるお客様から、輸入ドアのガラスが割れたが、近所のガラス屋さんでは対応出来ないと言われ困っているという相談を頂きました。どういった経緯でこうなったのかは分かりませんが、ペアガラスの外側のガラスのみが割れて、内側の1枚は残っているようです。ガラスに細かくヒビが入っているところからすると、強化ガラスが使われているようです。カナダの輸入フレンチドアらしいということですが、ガラス面が膝より下にある掃出しサッシやフレンチドア等は、人間の衝突でガラスが割れないように強化ガラスにすることが、北米では義務付けられています。当然、残った内側のガラスも強化ガラスですから、現状では防雨や防犯といったことで心配することはありません。でも、早めに対処してあげないと、お客様としては不安ですよね。ただ、サッシ(ドア)・メーカーが不明ということですから、代替品をメーカーから調達することは不可能です。ペアガラスだけなら何とかなるのですが、ガラスをドアに固定する為の押し縁(Glazing Bead)と呼ばれるパーツを壊さないように外すのが大変なんです。割れたり折れたりすれば、新しいペアガラスを取り付けた後にドアに固定することが出来なくなってしまいますから・・・。おうちは、すぐにお伺い出来るような距離ではありませんから、もう少し遠隔操作で情報収集させて頂いた上で、どう対応するかを慎重に検討しないといけません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月12日
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こちらは、アメリカ シュラーゲ社の古いドアレバー。室内用の空錠タイプですが、ドライブイン・ラッチがうまく機能しなくなったようです。頭の部分に四角いフェースプレートが付いていない丸い頭のドライブイン・ラッチは、日本では殆ど出回っていませんし、Schelage自体も日本に販売代理店がないという状況で、困っておられたようです。恐らく、この場合ドライブイン・ラッチだけを北米から調達して交換してあげるだけで直ると思いますが、古いドアレバーはその他の箇所もそのうち不具合が出てくるかも知れません。また、ここ以外のドアにもシュラーゲのドアノブが付いているでしょうから、その度に輸入をしていたのでは送料等の費用だけでも相当掛かってしまうと思います。こういう時、私たちは国内で流通しているクイックセット社などのドアノブ・ドアレバーに交換してはどうかと提案しています。こうしたものであれば、壊れた場合すぐに新しいものが手に入りますし、私たちならドライブイン・ラッチの在庫も用意しています。勿論、今までお使い頂いていたものに愛着があって、どうしてもこれを使っていきたいというご希望の場合は、無理に違うメーカーのものをお勧めすることは致しません。価格(費用)や納期、デザイン、生活スタイルなどを総合的に考えて、どの方法がお客様に合うのかを一緒に考えるのがホームメイドです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月11日
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コンクリート基礎と木の土台との間に噛ませて、床下の全面通気を可能にする基礎パッキン。床下通気だけでなく、コンクリートと木が直接接する時に発生する結露(コンクリートからの水分)によって土台が腐ることを防ぐ役割も果たしているのですが、どうやって結露を防いでいるのかご覧に入れましょう。まずは、基礎パッキンの表面に溝をいくつか切っておくことで、土台の下端にも通気させる道を作ります。そうすることで、万一水分や結露がここに滞留してもその溝のところに落ちるという工夫がしてあるんですね。また、溝を切っていない平面部分もよくご覧下さい。タイヤのブロックのような模様が付いているのが、分かりますか?こうすることで、土台の木が基礎パッキンにベタ置きされず、この細かな点で土台を支えることとなりますので、木と接する部分も乾燥するような工夫がしてあるのです。また、大きな穴が明いているところは、土台のアンカーボルトや耐震用のホールダウン・アンカーを通すように出来ています。石の成分を樹脂で固めた基礎パッキンですから、建物の重量によって潰れることはありませんし、床下ですから紫外線等によって将来劣化を起こすこともないのです。ただ、メーカーによって形状や成分が異なることもあるでしょうから、材料選びは慎重に行うようにして下さい。また、基礎パッキンの表裏を逆さまに施工してしまうと、こうした機能は全く役に立ちませんから、注意して下さいね。<関連記事>: 通気を促す基礎パッキン 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月09日
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輸入サッシの上げ下げ窓には、いろいろなバランサーが付いているという記事を書かせて頂いておりますが、今回のものも初めてのバランサーです。形状としては、よくあるシングルハング窓用のバランサーに似ているのですが、よくあるのは建具の両サイドに装着されるのに対して、こちらはサッシの側枠の上の方に固定します。ですから、このバランサーは、枠の溝の中に入って露出した形となっているのです。Unique(ユニーク)バランサーというらしいのですが、基本的な機能は同じで、このバランサーに仕込まれたバネの力を利用して建具(障子)を持ち上げるという仕掛けです。こちらのバランサーの調達のご相談を頂いたお客様は、もし部品が見つからなければ、国産サッシをカバー工法で上から被せることもお考えだったようですが、その必要はありません。サイズとバネ強度を示す番号表記が分かれば、交換部品を調達出来ますから、また窓は新築時の状態に戻るはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月08日
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こちらは、輸入水栓のキャビネット内の配管です。昨日、止水パッキン材のセラミック・カートリッジを交換しに伺ったのですが、その際下から水漏れするのを発見しました。洗面キャビネットの中を覗いてみると、お湯と水の配管が長いばかりか、グニャグニャに曲がりくねっていますし、吐水本体の位置もボウルから離れていた為、ポップアップ・バーがピボット・バーに届かず、無理に曲げて付いている状態でした。配管が長いのは仕方ないにしても、これだけ配管が曲がっていると袋ナットと配管との接続部分が歪んでしまい、水漏れを起してしまいます。また本体のT字の配管も本来横向きになっているはずですが、縦向きになっているので、ポップアップ・バーにも干渉しています。今回、袋ナット内に仕込まれているリング状のゴム・パッキンを交換して、T字配管の向きを正しい位置にすることで、きれいに納まりました。10年前に施工された洗面水栓ですが、水道屋さんにはうまい下手が結構あります。輸入の水栓金具に慣れていない人もいるでしょうから、そういったことをしっかり確認してから、施工をお願いしなければいけませんね。是非皆さんのおうちの水道配管がどうなっているか、確認して下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月07日
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先日、輸入の掃出しサッシの網戸の修理したのですが、スクリーンが取っ手の後ろ側に張ってある為、一旦取っ手を外さないと網を外すことが出来ません。当然、新しいスクリーンも取り付けることが出来ませんから、取っ手を取らなければならないのですが、ご覧の通りビスのねじ山が四角い穴になっています。日本のビスは、プラスかマイナス。特殊なものだと六角のものがたまにあるのですが、四角というビスは存在していません。この網戸に張ってある網は、国産のプラスチック製でしたが、取っ手が外せなかった為か、その部分だけ網が固定されていない状況でした。その四角い穴のビスも相当風雨に曝された為に、錆び付いているという最悪の状態。ですから、錆びて脆くなっているねじ山を潰さないように、まずはビスを挟んで回すことが出来るネジザウルスという特殊ペンチを使って、固くなったビスを少しだけ緩めます。そうなったところで、四角い頭のドライバービッドを穴に差し込んでゆっくりとネジを外しました。勿論、四角い頭のドライバービッドはアメリカから調達した輸入品。輸入の資材で古いものとなれば、それに適した工具を持っていなければ修理・メンテナンスをすることは出来ませんね。<関連記事>: プラス・マイナスだけじゃない輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月06日
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サッシ、外壁から雨漏りした輸入住宅の修理・リフォームの記事を書かせて頂いていますが、昨日は室内の壁・天井の塗装を行いました。写真のように雨漏りによって発生したカビや構造材のアクによって、張ってあったビニールクロスの表面までも黒ずんでしまいました。そこで、汚れてしまった部分のクロスを剥がし、極力似たデザインの新しいクロスを張ったのですが、そこで終わってしまったのでは普通のリフォーム工事となるでしょう。私たち ホームメイドは、そのクロスの上にパラでミントグリーン色の塗装をしてみました。工事の終盤に撮った写真ですから、まだ壁のコーナー部分などが乾いておらず少し色が違ってみえるかも知れませんが、1時間もすると全て均一な色に仕上がります。だから、輸入塗料は後からタッチアップしても、塗りムラにならないんですよね。それにしても、パラペイントのドライウォールはきれいな色でしょ。薄汚れていた白いクロスの部屋も、真新しい爽やかなインテリアに1日で模様替えしました。勿論、ペンキ塗りたてでも全く臭いません。テーブルやエアコン、窓などに塗料が付かないように、移動したりシートを被せたり準備は結構大変ですが、変身したインテリアを見れば強烈な感動を味わって頂けるはずです。昔の状態に戻すのは比較的簡単ですが、新たな提案によって感動をを付け加えてこそ、本当のリフォーム・リノベーションと言えるのではないでしょうか。関連ページ: パラペイント輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月05日
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少し分かりにくいかも知れませんが、こちらは部屋の梁(ハリ)のところのビニールクロスを剥がした様子です。このおうちは、2階のサッシからの雨漏りがあって、その雨水が1階の天井や壁の部分まで染み出てきた為、雨漏りの防水工事を施した上で構造材のアクやカビが浮いてきたクロスを剥がし、新しいクロスを張り直します。そのクロスにパラペイントを塗装して、美しいミントグリーン色のドライウォールに仕上げる予定をしています。さて、写真の状況に戻りますが、ベージュ色の紙が張られた石膏ボードの表面に、これまで2回クロスが張られていました。分かりにくいかも知れませんが、薄く白くなっている部分が、1回目のビニールクロスの裏紙が残っている場所です。そして、少し白が濃く見える部分が、2回目に張ったクロスの裏紙です。ビニールクロスはビニールですから、そのままでは石膏ボードに張っても剥がれてしまいますから、接着しやすいようにクロスの裏に紙が付いています。張り替えをする際に、表面のビニールは剥がれますが、裏紙は全て剥がすことは出来ず、部分的に残ってしまうのです。(やろうと思えば剥がせるかも知れませんが、その分相当な労力と費用が掛かりますから、現実的に全て剥がすことは出来ないのです)それで、今回この上から3度目のクロスを張る訳ですが、石膏ボードが露出している箇所とそれぞれの裏紙が残った箇所とでは、微妙に表面に凸凹が出てしまいます。恐らく4度目の張り替えをする時には、あまりに凸凹が大きくなり過ぎて石膏ボード自体を新しいものに交換しなければ、きれいにクロスが張れなくなると思われます。勿論、凸凹を気にしないというお客様ならいいでしょうが、実際にそうなると施工不良というクレームを言われるはずですので、リフォーム業者も躊躇するはずです。だから私たち ホームメイドは、張り替えではなく塗替えが出来るペンキ仕上げのドライウォールを提案しているのです。クロスの上から塗れますし、カナダの水性塗料 パラペイントは臭いも殆どありません。また、模様替えの際には何度でも上から塗替えが可能なので、塗膜がどんどん強くなります。ビニールクロスは、築30年で壊してしまうような家では何度も張り替えしないでしょうから有効な手段かも知れません。でも、50年、100年と住み続けたいというおうちでは、張り替えの問題が生じてきます。インテリアの塗装仕上げは、これからの家づくりには必修かも知れませんよ。関連ページ: パラペイント輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月04日
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こちらは、先日新しく交換したファーバークラッド木製サッシ、マーヴィン社製インテグリティのケースメント窓。写真は、下から建具(障子)を撮ったところ。木製建具の下端にも、このように木部が露出しています。特に注意したいのが、木の建具枠が組み合わさるコーナー部分。ここには、木口(こぐち)と言って木の年輪が露出したところが存在します。年輪がある部分は、樹木の水分が通る導管(道管)が走っていますから、雨水が木の中へ侵入しやすい場所でもあります。木製サッシの腐れが発生する場合、多くはこうした部分から水分が入り込んでそれが抜けないで腐ってくるのです。輸入住宅でアルミクラッド・サッシが施工されているところでは、室内側の目に見える木部をニスで塗装しているケースが多く見受けられます。(尚、ニスは室内用で屋外には向きません)ただ、こうした木製建具の下端や上端、窓を閉めてしまうと隠れてしまう部分で木が使われているような場所を塗装していないという家は、実は結構存在しているようです。塗装業者も目視出来る部分はきれいに塗らないとお金が頂けませんから一生懸命やりますが、塗りにくくてやらなくても分からない場所は、塗装しないで知らん顔してしまう人もいるようです。そういう輸入住宅で、木製サッシの雨漏りや腐りの問題が大きくなるのは必然です。良心のある建築業者や塗装屋さんならばそんなことはないでしょうが、皆さんのおうちも窓を開けて一度チェックしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月03日
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カナダの古いキャラドン(Caradon)社製掃出しサッシに付いていた網戸、2枚を外して現場から会社に持ち帰りました。20年近く前のものですから、相当傷みが来ています。1枚は一度網を交換したようですが、お客様自身がやられたのか、結構いい加減な施工がされていて、所々網が枠から外れていました。また、その際交換した網は、国産のプラスチック製のものだったようで、10年もしないうちに劣化してボロボロになったようです。会社に持ち帰ったのは、道具が揃っているので何か突発的な問題が生じても対処が可能だったということと、現場では他の職人さんの邪魔になるので場所を確保するのが難しいという理由です。だって、網戸は幅が1.1m、高さが2mもある大きさですから、取り回しをするだけでも相当大変なんですよ。で、半日掛かりで張り替えをしたのですが、網戸に付いているビスが錆びたり劣化したりしていて、外すのに特殊な工具が必要だったり、網を押さえるヒモ状のゴムや網自体が、プチプチ切れて溝に残ってしまったりとそりゃもうえらいことでした。でも苦労した甲斐がありました。あのひどい状態の網戸が、本当にきれいな状態に戻ってくれましたから・・・。勿論、網戸のフレームや取っ手まできれいにして差し上げられれば申し分ないのですが、それはまたの機会にさせて頂きます。皆さんのおうちの輸入サッシも網戸が破れていませんか?もしそうなら、是非交換されることをお勧めします。室内に入る秋風は、本当に気持ちいいですよ。<関連記事>: 輸入サッシ、網戸の網の交換は10~15年 (2012年11月18日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月02日
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昨日、外壁の補修下地のところまでご案内しましたが、今日は外壁の仕上がりをご覧に入れたいと思います。昨日の記事写真と全く同じ位置での写真ですが、如何でしょうか。右に見えるのは、2階から下りるエアコンの配管ですが、施工時には一旦撤去していましたから、昨日の写真では写っていなかったですよね。こうした配管で隠れてしまう部分もちゃんと仕上げるようにしていますから、撤去や復旧の手間も掛かります。安く早くやろうとするリフォーム屋さんでしたら、きっと配管はそのままにして工事を進めていくと思いますが、そうなると外壁が劣化したままの部分が残ってしまいます。こういう気遣いも見積の内容には記載がありませんから、多くのお客様は金額を見て判断されるのでしょうね。防水性・柔軟性のあるスタッコフレックスは、窓の周囲に塗られていますが、その上からスタッコフレックス・イノセンスという柔軟性のある塗料を更に塗り重ねています。この塗料は、外壁全体をカバーしていますから、色や質感でも外壁のどこを直したのかが分からない程に仕上がっています。このイノセンスは、塗り壁材のスタッコフレックスの塗料版。その耐久性は30年以上と言われるアメリカ製品です。雨漏りした外壁だけでなく、通常の塗替えにも使えますので、ご興味のある方はホームメイドにお尋ね下さい。<関連記事>: 折っても割れない外装材 (2015年5月27日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2016年10月01日
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