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今年,インドに行って半ば強制的にCNNやBBCを見ざるを得ない状況に追い込まれてから,思うようになったことがあります。それは,「日本の報道番組って質が低くないか?」ということです。 海外の報道番組(先に述べたCNNやBBCの他,ABCやCBS,FOX,F2,ZDF等)の典型的なスタイルはキャスター一人が淡々とニュースを伝え,解説が必要な場合は適宜その道の専門家のインタヴューや中継をはさみ,たまに箸休めのホッとするようなニュースを伝えて,それで終了。特集が必要な場合は別枠で時間を取ることが多いようです。地方局については堂なのか知りませんが,少なくとも世界に情報を配信するようなキー局については,以上のような態度が貫かれているように見えます。 これらの番組を見ていると,世界のあちこちの出来事が満遍なく拾われているため,世界情勢の一端を垣間見ることができ(こういう番組を見ていれば,「世界は今平和だ!」なんていうノー天気なことはまったく思えなくなります),見ているだけで結構勉強になります。 これに対して日本はどうでしょうか。素人かと見まごうような下手な読み方のアナウンサーが出てきたと思えば,挙句の果てはどう考えてもキャスターに似つかわしくないタレント的人物がメインキャスターを務めることもしばしば。 内容も内容で,海外の重大事件は取り扱われてもちょっとしか扱われなかったりすることがしばしば。中国が南米やアフリカで積極攻勢に出ていることや,南米で次々と左翼政権が誕生していることとか,パレスチナの状況はどうなっているかとかは日本の局しか見ていないとまったく知ることができないか,よくても少ししか知ることができません。そのくせ,こういった情報を伝える代わりに,どこの店がうまいだとか,どこが激安だとかいうニュースバリューが極めて低いといわざるを得ない情報の紹介にはしっかりと時間を割くという・・・失笑すべきか泣くべきか。 一番ひどいのは,コメンテーターまたは解説者として呼ぶ人間の人選。まともな人も呼ばれることはありますが,しばしばどこの馬の骨とも知らぬようなタレントが出てきてはろくに知識もないくせに物知り顔でニュースについて的外れな解説をするか,誰でもできるような無難な解説をすることを多く見かけます。たとえば,某報道番組で司会をやってるタレントM氏は,靖国神社が宗教法人だったってことをつい最近お知りになられたそうで(w まぁ,「解説者」と呼ばれる方々(主に新聞の論説委員だとか名乗ってる輩ですが)の知識のなさ,論理力のなさも相当なものですが。 巷では「あそこの局は偏っている」とか,「こちらの局は媚中だ」とか,専ら内容についての批判が華やかです。それはまさにそのとおりで,自分もまったく異論のないところなのですが,それ以前の問題として,まず報道番組の構成を何とかしてほしい。少なくとも上記のような点をまともな方向に補正することくらいしてほしい。そう思う次第です。
2006年06月30日
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復帰第一段目は,書籍のご紹介をしたいと思います。 最近また大学時代やっていたように予備校やゼミの往復途上に本を読み始めたんですが(それまでは中断してました),その復帰一冊目の記念すべき書籍がこれです。 その書籍とは,講談社ブルーバックスから出ている,「統計でウソをつく法 数式を使わない統計学入門」(ダレル・ハフ著 高木秀玄訳)という書籍です。1968年に第1刷が出てから2002年までに第68刷にまで達しているロングセラー書籍で,ネット上にも数多く紹介がなされている書籍ですから,ひょっとしたらもう既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 適性試験の問題にたまに図表やグラフの解釈をさせたりする問題が出てくるんですが,その問題に触発されて手にしてみました。 およそ統計というものは,人を説得するのに非常に有益なツールなわけですが,そのツールに「こんなに落とし穴があるんだよ」と教えてくれる書籍です。 しかもこの書籍のいいところは,数字やら記号やらが出てくると思考が停止してしまうような自分のような数学音痴でも実に気軽に読めるように,あえて数式を一切使わずに,しかも平易な文章で懇切丁寧に説明してくれているところ。ロングセラーになるだけの理由はあります。 中には普段から意識しているものもあったりします。たとえばサンプルが偏っているんじゃないか,とか原因と結果を入れ替える手法だとか,こういうのはアサヒや毎日の記事を検討していると実地訓練で身に付けられるわけですからね。でも,それをしっかりと知識という形で集積しておくのと,ただ漠然と意識しているだけとでは差が大きいんじゃないでしょうか。 それに「統計でウソをつく法」はそれだけに限りません。「平均」でごまかす方法,絵をつかって行う印象操作,グラフを使って小さな違いを大きく見せる方法等々,普段我々が何気なくだまされている(であろう)手法もしっかり紹介されています。 そういったさまざまなだましの手法を紹介した後,最終章に「統計のウソを見破る5つのカギ」と題したまとめの章がはいっているんですが,ここでは賢くなるための,だまされないたためのカギが用意されています。この章は毎日読み返してもいいくらいです。 マスゴミにだまされないためにも,目を通しておきたい一冊。目からうろこが落ちること請け合い!自信をもってお勧めできます。 「統計でウソをつく法」は以下で購入可能です。 Amazon(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061177206/249-9272749-5525121?v=glance&n=465392) セブンアンドワイ(http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=00712204)
2006年06月26日
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ご無沙汰しました。 本日,適正試験を受けてきました。 自己採点したところ,思ったより点数は伸びませんでしたが(相変わらず第一部の結果がよくない・・・),昨年と同様第2部で健闘したおかげでなんとか自己の目標するところの点数,少なくとも脚切りにはあわないであろうという程度の点数,を獲得することができました。 以後,7月下旬にある日弁連の既習者認定試験に向けて勉強するわけですが,こちらは得意の法律なのでほっと一安心。 来週からはちょくちょく更新することを試みてみます。
2006年06月25日
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数日前から毎日のように海外からコメントが送られるようになってきました。原因は何か良くわかりませんが,定期的に回ってくるので,何らかのソフトを利用しているのかもしれません。 いちいちコメントを消していくのは面倒ですし,毎日見るわけにも行かないので,申し訳ありませんが,楽天ユーザー以外からのコメントの受付を一時停止させていただきます。 ご意見等ございましたら,メールでお願いします。 なお,異論や反論に対しては,しばらくの間,メールで送ってください。 いただいた文章をエントリーに上げて,そこでもって反論を加えさせていただきます。
2006年06月01日
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