青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2020.11.16
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テーマ: 在宅介護(1596)
大切な高齢のご家族が脳梗塞で寝たきり状態になり
途方に暮れていらっしゃる方は多いと思うので
参考になれば、少し気持ちが強く持てればと
母の状況について少しづつ書いておきます。

実際行う場合は
主治医やリハビリ担当の方と必ずご相談ください。

母は脳梗塞発症後3か月以上、
自分では全く動くことが出来なくて
1時間半おき位に

(急性期病院での最初の3か月は
電動エアクッションマットレスでの体位変換でした)

リハビリを始めるといっても
本人が朦朧としているのでできる事があまりありません。

嚥下リハビリさえも
飲み込むという意味がわからないようで
できない状況でした。

そんな中で一番最初に行われたリハビリは
車椅子に座る、正しくは座らせておく
というリハビリでした。

座るというだけでも体のリハビリになるそうです。


チューブ引き抜き防止の手袋を
指がかすかに動くほうの左手につけられたまま
車椅子に座らされ
ナースステーションの前に
毎日1~2時間置かれるようになりました。


体がずりおちるのを
赤ちゃんの抱っこ紐のような大掛かりなベルトで
車椅子に固定されていました。

意識がない状況で、体をずり落としながら
車椅子に固定されているのを見乍ら、
こんな事をして大丈夫なのだろうか
母はつらくないだろうか、と心苦しい気持ちでしたが
それが母にできる唯一の全身リハビリだったのです。

私もできるだけ母のリハビリを助けたかったので、
看護師さんに確認の上、
1.母のずり落ちた体勢をこまめに直す
2.母に少しでも覚醒してもらうために声かけしながら
車椅子で散歩する
3.手袋で手が熱を持ちむくんでしまうので
私がいる間は手袋をはずして指のマッサージをする
という事を仕事帰りの毎日のお見舞い時に
自主リハビリとして始めました。

最初は何を言っても反応がなかった母が
車椅子で1階に降り、ガラス越しに
往来を行き来する車を見せると
かすかに目線が反応したのです。

母は外がわかるんだ、と思い、
それから病院の了解を得て
母の気分転換や覚醒のために
玄関の外で声かけをしながら行きかう車を眺めたり
病院の外を車椅子で少し散歩したりしました。

ライトアップされた敷地が近くにあり、
それを声かけで見てもらいながらの散歩でした。

母はライトアップとか綺麗だとか理解できておらず、
ただ、明るいものとしか判別していなかったと思いますが
声かけすると、ぼやっとそれを見ているので
意識が戻ってきたかもしれないと
かすかな希望をかみしめ乍ら車椅子を押していました。

この時は母はまだ声を発する事はできず
う~もあ~も言えない状況でした。

あのとき、外の景色を見せて良かった、
諦めないで頑張ってみようと思って良かったと思います。
良い刺激って大切なんだ、
家族の努力って力になるんだと思いました。

母のリハビリに効果的だった事は
少しづつ書いていく予定です。



軽量折り畳み車椅子ですが、車輪が大きいので押しやすいし
振動が少ないので乗っている人が楽です。
ちなみに車椅子の色は綺麗な色のほうが
使っていて気持ちいいし、介護施設でもすぐわかり
好評です。



体全体を支える車椅子ベルト。
圧迫感が分散されつけている人が楽です。
色も明るくて選べます。

汚れにくさを考えて地味な色を選ぶより
気持ちが明るくなる綺麗な色をお薦めします。









折り畳める車いす用のクッションは
ありそうでなかなかないです。
安価な物を選ぶと座り心地が良くないので
できるだけ良質な座面が大きい物を選んでください。



自動で動かしてくれるので介護が楽です。




三角のほうが、体の下に差し入れやすく
傾斜が徐々にあるので体にも楽です。
上に体が載るので実際はつぶれて傾斜がなだらかになります。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2020.11.26 23:55:46
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