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フランスの村の夕方 posted by (C)solar08こちらを出て、ライン川と国境を越えてフランスのアルザス地方に入り、さらに西北に進んで、小さな村々を通り過ぎて、BFがもつ田舎家の冬用の戸締まりに出かけました。時刻が晩の7時を過ぎ、あたりが夕闇とうっすら白い霧に包まれる中、空では緋色とオレンジ色と紫色がなす絢爛豪華な光の劇が刻々と変化していました。フランスの村の夕焼け posted by (C)solar08翌朝になって見る庭はもうすっかり秋。Fresnes, France posted by (C)solar08ツタ(常緑のキヅタ(アイビー)ではありません)の葉が深紅に染まってあでやか。何百年の年齢をもつこの家はあちこちにガタがきていて(というか、ずっと前からガタだらけで)、今回は水道管にもれがあるために、元栓を切ったままで4日間を過ごすことにしました。幸い、この一ヶ月は雨が大量に降ったので、庭のあちこちに置いてある大きなバケツやタンクはどれも水であふれています。それで、トイレは雨水で流し、食器は、毎回雨水の上澄みですすぐだけにすることにして、調理と飲み物だけにペットボトルの水を使いました。野菜や果物はまず雨水で洗ってから、最後にちょびっとペットボトルの水ですすぐの。こうなると、いかに水が貴重だか身をもってわかります。ふだんどれだけ水を無駄にしていることか。三泊した間に消費したペットボトル水は合計8リットル(帰る前の最後は皿もすすいだのと、パスタを茹でるのに2リットル使ったのも含めて)。この量って、トイレの水洗一回分ぐらいですよね。これほどの量の飲料水をふだんは毎回、流しているわけで、ああもったいない。屋根なおし posted by (C)solar08こわれているのは水道管だけではありません。屋根の瓦がずれていて、雨もりがし、屋根裏に置いたバケツがあふれていました。これもBFが接着テープやIKEAのシートで応急措置。これで半年もつんだろうか、、、。瓦屋根というのは美しいけれど、問題が多いものです。といっても、フランスでもドイツでもほとんどの家は瓦屋根です。さらにはもう一つ、緊急を要する問題が。くずれた石垣(フランスの田舎) posted by (C)solar08段差がある庭の土をささえ、外の道路と隔てる古い石垣の一部が石垣からはみだすように出ていて、今にもくずれそうで、ご近所の方が心配していたそうです。。そりゃそうですよね。石垣のそばを通ったら、石が頭上に落ちてくるかもしれないのですから。長年の間に石垣の間にキヅタの根が入り込んで、石を押し出しているのです。それで、こわれた箇所の石をいったん取り除いてから、一つ一つ石の積み直し(石があまりに重いので、助っ人の私にできることといったら、隙き間用の小さな石を探したり、掃除をしたり、キヅタを排除したりといった下働きだけ)。写真の部分を直すだけにも、数時間以上かかりました。他の箇所でも石が飛び出し始めているので、来年はこれらも積み直さなければなりません(職人に頼むなんてことは思いもしないのが、ドイツ的)。別荘で過ごすなどというと聞こえはいいけれど、内実は家の直しと草刈りで日々があっという間に過ぎていきます。でも、こうした作業をひたすらする、テレビも電話もパソコンもなしで(もっていかないので)外の世界と遮断されている時間というのも良いものです。これからの半年、無人の家が水浸しになりませんように。
2013/10/25
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丘で拾ったマッシュルーム、マルメロ、リンゴ posted by (C)solar08フライブルクの近くにシェーンベルク(美しい山)という名前の丘(日本人の目から見れば)があります。森と畑と草地がなす起伏のなだらかな山で、散歩にぴったり。秋になると、リンゴやマルメロの樹が実をつけます。ここで見つけたマッシュルーム(シャンピニオン)。熟しすぎて、傘が大きく開いて、マッシュルームには見えません。念のためにネットで写真を見ると、やっぱりマッシュルームらしい。でも、マッシュルーム(アガリクス属)の近縁種には毒性のものもあるとかで、ちょっと心配。細かく切ってタマネギといっしょに炒めました。炒めるとキノコが黒々として、見た目はヒジョーにきたなかったのですが、味は買ったマッシュルームとはくらべものにならないくらい濃くて、香りが良くて、最高でした。お腹も大丈夫でした。リンゴは買ったリンゴも足してタルトタタンに。大仕事がマルメロ。とても固くて大きいので、半分に切るだけでも包丁が折れそうになります。時間をかけて切って(皮はそのまま)、たっぷりの水でやわらかくなるまで煮ます。煮汁をざるでこして、澄んだ煮汁にペクチン入りの砂糖を入れて、ふたたび煮て、ゼリー状のジャムに。マルメロとブドウのゼリー状ジャム posted by (C)solar08左のブドウは関係ありません。飾りです。庭の黒いブドウのジャムも混ぜたら、色が濃くなって、きれいになりました。マルメロは独特の香りがあって、初めて食べたときには好きにはなれませんでした。けれど、だんだん慣れてきて、このごろでは秋というとこの香りがなつかしくなります。さて、ざるいっぱいに残った果肉が本命です。やわらかく煮えた果肉をバーミックスでピュレ状にしてから、果肉の半量の砂糖を加えてふたたび火にかけます。なるべく水気を蒸発させたいのですが、沸騰すると、ポコポコ厚いムースが飛び出すので、適当なところで火からおろしました。これを天板に厚さ1cmぐらいに伸ばして、50度ぐらいに熱したオーヴンで乾かします。マルメロムースを伸ばして干す posted by (C)solar08グミのような感じまで乾いたら、できあがり。甘酸っぱくて、伸し梅とか干しアンズに煮たようなお菓子。ドイツではマルメロブレッドという意味の、クイッテンブロートと呼ばれます。去年も書きましたね。干したマルメロムースを切ってココナッツをまぶした「マルメロブレッド」 posted by (C)solar08グラニュー糖やココナッツファインをまぶしてもよいし、そのままでも長持ちします。娘夫のお母さんは、これをとてもきれいに作って、クリスマスの時期に焼くクッキーと詰め合わせていました。マルメロブレッドつくりは、せっかちで不器用なわたしには合いません。それで毎年、「二度と作らないぞ」と決心するのですが、秋になって、マルメロを見かけると、つい作ってしまうのです。
2013/10/09
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ドイツのホッカイドウカボチャ(Hokkaidokürbis) posted by (C)solar08カボチャの季節になりました。でも、ドイツのカボチャはたいていが水っぽいし、甘くないしで、あんまり美味しくありません。品種も「ホッカイドウカボチャ」という皮がオレンジ色ですべすべしているのが圧倒的で、ほかにいくつかゴツゴツしたものがあるくらい。ほっこりは見かけません。ですから、普段はおろしショウガ、ナッツメッグをたっぷり効かせたカボチャのクリームスープばかり。だるまや。さんが、カボチャペースト入りのフワフワパンをお焼きになったのを拝見して、試してみたくなりました。そんなにフワンフワンになるのなら、と。カボチャを蒸して、つぶして、バターと砂糖を入れ、水分を吸わせるためにレーズンとクランベリーを混ぜました。これでペーストの出来上がり。菓子パン生地は、前々回に書いた庭のブドウで起こした酵母の元だねは元気がないので、これに粉イーストをわんさか足して、小麦粉、卵、バター、残り物のホイップクリーム、砂糖。一次発酵した生地を二分し、それぞれを縦長に伸ばして、ココナッツファインを一面にまぶし(これもカボチャペーストの水分を吸わせるため)、ペーストを塗ります。ツォプフ(三つ編みとからせん状にねじった菓子パン)を作ってみたかったので、ドイツのレシピ(カボチャの写真の後ろに写っている)にしたがって、各生地の長い方の辺をロールケーキのようにくるくると巻き、二本のロールを今度はラセン状にねじり合わせます。でもね、とんでもなく大きな(長い)ツォプフになってしまうので、考え直して、それぞれのロールを真ん中から折ってぐるっとねじり合わせたものを二つつくりました。でも、すっごく不格好。いかにもワタシらしいできですが。もうどうでもよくなってきました。あまりがんばらないのが心情です。1時間弱、二次発酵してから、180度で40分焼き。カボチャペースト入りツォプフ posted by (C)solar08不格好はそのままですが、不思議、不思議。ほんとうにフワフワ、しっとり。翌日になっても、柔らかいんです。ふつう、わたしの菓子パン生地は固くなってしまうのですが、長くミキサーのニーダー棒で捏ねたのがよかったのか、、、イーストをぶち込んだのが効いたのか、、、。ふだん、フワフワのパンは苦手なので、こういう柔らかいパンは本当に久しぶり。菓子パンならフワフワも大歓迎なんだということ。ライン川の近くの丘に、これまでのとは別の製粉所を見つけ、喜んだあまり、粉を買いすぎました。今では、このMacの周囲に、粉が50kgぐらい積まれています。しかも、半年前に買ったライ麦全粒粉がまだ10kgもあるのを忘れていました。ライ麦粉はライ麦サワー種だけにふだん使うので、毎週400gしか消費できません。それで、今回はライ麦粉20パーセントのミッシュブロート(小麦粉とライ麦のミックスパンをこう呼ぶことがあります)、ホップ種で。ライ麦20%ミッシュブロート posted by (C)solar08生地づくりも成形も適当で、あまり期待しないで作ったら、ふだんよりもクープがぱっくり。あらあら、ライ麦粉を入れても、開くときには開くもんなんですね。香ばしくて、カボチャスープにも合いました。
2013/10/04
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