全3件 (3件中 1-3件目)
1
今冬のドイツはとても暖かくて、イヴの今日も日中は10度以上。今年は娘の家族がベルリンから当市にやってきましたが、イヴとクリスマス当日は娘夫の家で祝うので、わたしは手抜き。イヴの晩食は恒例どおり、レストランで。でも、イヴの晩に開店するレストランはほんのわずかです。みなさん、イヴは家族や友人と過ごすというのがふつうなので、割に合わないのか、従業員のためなのか。ホテルのレストラン、とくにミシュランの星が二つだかついたコロンビホテルのレストランは10月にはもう予約がいっぱいで、席をとることができませんでした。クリスマスディナーはこのレストランとしてはお得な値段だからなのか、、、。残念、来年こそは!で、もう一つ、一つ星とはいえ、ミシュランからほめられたレストランに予約。どうなることか、、、(金は大丈夫?)昨晩に見た夢は不思議でした。どこかの地下のような穴蔵。どの穴蔵も病気で苦しむ人がいっぱいで、その様子がすさまじく、人によってはすでに人でない姿をし、汚物にまみれています。その背後に元夫の影がちらり、ほらり。まるで、彼から「こういう人たちもたくさんいるんだぞ。のほほんと生きている君はいったい何をしているんだ」と暗示されている気分。あまりの苦しさに目が覚めて、また寝入るとまた同じ夢。わたしは夢のお告げといったことはまるで信じません。これは私自身の心の奥の、いわば意識下からでる自分自身に向けた叫びなのかもしれません。「お前はこんなに何もしないで、のんきに生きてきてしまったではないか。こんなことで良いのか」と。ふだん意識の上では自分を批判することもないのに、心の奥では良心がとがめているのかな。ちょうど、昨日は家にちょっと寄ってくれた娘や子どもたちと遊んで、日常とは違ったはしゃいだ気分だっただけに、自分の心の動きが不思議です。今晩はディナーの後に大聖堂のクリスマスミサをちょっとのぞいてから、BFのお姉さんのところによります。趣味がうるさい彼女に贈れるような物は思いつかないので、彼女の好物、レーズンとクランベリー入りのカンパーニュを焼きました。クリスマス第二日の26日には娘夫の両親の家にお茶に行くのですが、ここに持って行くプレゼントも自家製パン。定番のライ麦サワー種とホップ種で焼いた、全粒粉のドイツパン。ドイツ人の家に日本人の私が焼いたドイツパンを持って行くというのも奇妙ですが、これが一番喜ばれるの。へたな装飾品なって贈っても、困るだろうしということで。そして、27日はアフタークリスマスディナーをつくります。いつもは、クリスマスっぽくガチョウのローストですが、あの脂のすごさがいやで、今回は中華メニューよ。牛の頬肉(4つも買ったので、3キロ近く)を3時間半かけて、ワインとショウユとアニス(八角)で煮込んで、豚の角煮の代わりとします。前に赤ワイン煮をしたら、すっごくおいしかったから、今回は中華風にアレンジしてみます。ホタテ貝柱、エビ、ブロッコリーなどの八宝菜風とネットで見つけた白菜と春雨の煮物も(レシピどこに行ったんだ?)前菜には、エビ餃子(皮が透き通って、中がぷりぷりの蒸し餃子)を作ってみるという大胆な計画。エビ餃子の皮用の粉を買って、一度試しましたが、皮づくりがとってもむずかしいの。ふつうの餃子の皮とちがって、べたべたくっつきやすく、やぶけやすく、、。どうなることか。青空市でカブを買ったので、カブの酢漬けをエビ餃子のわきに飾ってみようか、、、(合うかな?)大晦日は娘家族と娘夫の両親を呼んで、ラクレットチーズ。これは料理の手間がいらず、らくちんです。ジャガイモを茹でるだけ、いくつかのトッピングを切るだけだもんね。こうやって年末まで、腹一杯食っちゃ寝、食っちゃ寝の日々が続くわけです。わたしはなんて恵まれているんでしょう。苦しんでいる人の夢を見るのも、当然かもしれません。来年こそは意義のあることをしよう(?)って、本当に思っているのかどうか、、、。みなさまも良いクリスマスとお正月をお過ごしください。
2013/12/24
コメント(2)

Oh, what a morning!(Freiburg, Wiehre, 11.12.2013) posted by (C)solar08南ドイツは夜中は零度以下の日々が続いていますが、日中は快晴で抜けるように青い空がすてきです。市のはずれの山、1200mには先々週の雪が残っていて、今冬、最初の雪でそりやカントリースキーをしている人もいます。そういえば、前号で書いたループは日本ではスヌードじゃなくてネックウオーマーっていうみたいですね。ここで訂正しときます。日本語?はむずかしい。札幌の豊沢さんという方が個人ですてきな小冊子「ひと」を発行なさっています。最近この冊子に、私が十年以上も前に出した児童書を紹介してくださった関係で、いくつものバックナンバーをいただきました。この小冊子には毎回、すばらしい活動をなさっている方々の詳しいインタビュー記事が載っています。どの活動もまさに「本物」で、わたしはすっかり感嘆してしまいました。たとえば、10号で紹介されている札幌のくすみ書房。大型店やネット販売に押され、町の小さな本屋さんが姿を消していくなかで、「売れない文庫フェア」とか「中学生はこれを読め」などの企画によって、残る努力をなさっている、そのお姿がすてきです。古本と珈琲のブックカフェ「ソクラテスのカフェ」にも行ってみたいなあ。ドイツでも大型書店チェーンに押されて、小さな本屋さんはほとんどない状況です。ネットでの本の購入をやめて、近所の小さいけれど良い本を並べている本屋さんを応援することにしました。8号に紹介されている「フ―ム伊達家」もわたしの狭い世界を広げてくれました。ファーム伊達家は、家族で協力して自然農法の野菜を提供しています。ただし、自然農法といっても、無農薬/有機肥料ではなくて、無農薬かつ無肥料。有機肥料も与えず、長年かけて、光と水と土だけで野菜が育つまでにするのだそうです。いわば、野菜が元の野生植物のようになるように鍛えるということなのでしょうか。コンポストなどを与えなくても、おいしい、味の濃い野菜が実るということに、目をみはりました。そこまでに行くには気が遠くなるほどの時間と労力がかかるようですが、家族で力を合わせて、失敗にもまげずに実行なさっている姿勢には頭が下がります。こういう農業、ドイツではまだ聞いたことがありません。東日本大震災避難者の自助組織を運営する、チームOKやみちのくの会の方のお話にも、深い印象を受けました。原発や内部被爆、健康、これからの生活についての不安を口に出す場ができたということだけでも、避難してきた方々にとっては大きな救いになっているそうです。「自分が避難してきて本当によかったかどうか、今でも葛藤している」方がいらっしゃるということに心が痛みます。自分や子どもの命を守ることに良心がとがめるなんて!北海道紋別郡滝上町滝西の森で夏に「森の子どもの村」(この森という字は、ここでは木と水と土という字を合わせて書く)を開き、小中学生のためのキャンプ生活を運営なさっている、徳村彰・杜紀子さん夫妻(80才を越えたおじじとおばば)もまさに本物。キャンプでは電気も水道もガスもなく、子どもたちが自力で沢から水をくみ、火をおこして食事を作るのだそう。おもしろいのは、参加する子どもたちの親が口出し、手出しをすると事が進まず、子どもたちが自主的に動くとすんなりいくということ。おじじは広島原爆後の内部被爆のためか、強度の貧血を煩っていたのに、森で生活することによって、回復されたそうです。これらのほか、シュタイナー農法でのチーズづくり、札幌トモエ幼稚園、ヨガ道場をなさっている方のインタビューもありました。どれにも共通して言えるのは、これらの方々は自分の理想や考えや信念を言葉で終わらせるのではなくて、実際に実行、実践していらっしゃるということ。新聞などの大きくは取り上げられないけれど、社会にとってとても重要なことをなさっている、すばらしい方々がいらっしゃることに嬉しくなりました。私のように、ただ情報を右から左に移すだけ、偉そうなことをただ書いているだけのなまぬるい生活とは根本的に違います。こうした方々の努力にたたただ敬服します。心にカツを入れられ、世界が広がるような思いでした。郵便局のクリスマスグッズ(ドイツ、フライブルクにて) posted by (C)solar08
2013/12/11
コメント(4)

西アフリカの藍染めクロス posted by (C)solar08先週末はいろいろな学校や老人ホームなどで、クリスマスバザーが開かれました。我が家から歩いて2分のところにシュタイナー学校があります。ここのクリスマスバザーは出品される品が豊富で美しいことで有名。学校関係者だけでなく、近所や遠方からも家族連れなどのお客さんでいっぱい。バザーには小さな業者や団体も出品するので、色々な石のネックレス、焼き物、手編みのセーターや帽子、羊毛などきれいな物やおいしい物がいっぱいで目移りします。「買わないように、買わないように」と自らに言い聞かせましたが、買ってしまいました。上のは西アフリカの人が天然のインディゴで、絞りで染めたクロス。ろうけつ染めのように見えますが、糸でしばって模様をつけたのだそうです。スカートとブラウスが作れる長さの布でしたが、テーブルクロスにしました。四国で藍染めを買いたかったことがありますが、天然の藍染めクロスはあまりに高いので買えませんでした。ちょっと素朴だけれど、模様がモダンでしょう?これで念願がかなえられました。南アメリカの人が作ったビーズのネックレス posted by (C)solar08バザーでは南アメリカの人がたくさん出品していて、毛糸のポンチョや銀のアクセサリーなども売られていました。このビーズのネックレス、「自分で作ったらたいへんだろうな」などと感心して眺めていたら、売っている男性が目の前で、値段を25ユーロから10ユーロ(1500円弱)に下げるではありませんか。わたしが値切ったわけではなくて、銀製品との釣り合いで25ユーロは高すぎると判断したからなんだそうです。25ユーロでも買ったのに、数分待って得をしました。豪華ではないけれど、作った人の手間を考えると、いとおしくなります。自分じゃ絶対に作れないもんね。カギ編みのカーディガン posted by (C)solar08こんな祖末な出来の物をお見せするのは、ちゃんとした編み物をなさっている方々に失礼に当たるのではないかと気がひけます。すみません!襟ぐりが失敗。その後、背の見頃の上に編み加えて修正。子どもの頃から手作りの物が嫌いでした。前にも書いたような気がするけれど、小さい頃は母がリュックサックから帽子まで手作りしたのを持たされたから。だから、遠足も嫌。生成りの生地で作ったリュックは他の子どもたちのカラフルなリュックにくらべると惨め。もともといじめられていたのに、こんなのを背負っていたら、もっと馬鹿にされるという恐怖で、毎年、遠足が近づくと陰鬱になったものです。手編みの水着はもっと恐怖。他の子どもはヒラヒラスカートのついた明るい色のナイロンみたいな水着なのに、私のは紺の毛糸製で、ご丁寧にイニシャルまで刺繍されています。水に入ると毛糸が水を吸って、ものすごーく重たくなります。それで、水泳の時間はどこかに身を隠した記憶があります。だからいまだに泳げないの(っていうのは言い訳ですが)。というわけで、手作りは嫌いだし、編み物はとくにだめ。家庭科の時間に編まされたソックスは私のだけがバケツ状に広がりました(原因不明)。それでも時々思い立っては編み出し、すぐに嫌になって母に残りを編んでもらっていました。母も母方の祖母もとても器用で、祖母はレース編みやバッグづくり、人形も手作り、母も革細工や機織りまでこなしていましたが、父方の祖母は雑巾も縫えなかった人。性格の悪さも不器用も、私はこの祖母にそっくりです。でも、最近、テレビの前に無為にすわっている時間がもったいなくて、テレビは「聞くだけでよい」ことにして、手を動かすことに。サッカーなんて応援しているチームがいると、ハラハラして見てられないから、何か別のことをして、応援チームがゴールを決めたときだけ目を上げるだけでいいんです。それには編み物が一番。でも棒編みはちまちましていて、せっかちな性格には合わないので、カギ編みをすることにしました。カギ編みって簡単なようですが、無限に模様編みがあるのですね。カギ編み関係の本を4冊も買い込みましたが、カギ編みは帽子やマフラーやモザイクが中心で、セーターなどの編み方を紹介した本はほとんどありません。やっと一冊だけ見つけました。不器用なくせに高望みだけはするワタシ、はなっからカーディガンに挑み、何回も失敗して、だんだんに本が言わんとすることがわかってきて(この過程が面白いと思います。最初はわからず、だんだんにわかってくるということ、バゲット焼きと同じです)、一応できあがり。それでも本の言っていることに従わなかったために、襟ぐりがおかしくなり、どうにも座りが悪いので、後ろ見頃の上段を(全体をほどかずに、そのままにして)編み加えました。ま、生まれて初めて自分だけで編み終えたというところがワタシにとっては画期的です。ユキちゃん(亡母)がいないと本当に困るわ。始めてからのこの1ヶ月に編んだのは、カーディガンのほかに、乳児用と幼児用の帽子、幼児用のマフラー、大人用の帽子、スヌード三つ。いかに長い時間、テレビの前に座っているかがわかります。カギ編みのループマフラー posted by (C)solar08こちらは大失敗した作品。編み目が揃っていなくて、恥ずかしいです。でも暖かいだけが取り柄。スヌード(こちらではループと言います)ってとても便利だということがわかりました。二重に巻くタイプではなくて、一重のスヌードは軽いので室内で着けていてもわずらわされず、首や背中が冷えず、アクセントにもなるし、端がぴらぴらすることもないので料理などの仕事の邪魔にもならず、といい事ばかり。寝る時にもつけていたいくらい、もう離せなくなりました。今日はカギ編みの模様ばかりを載せた本を買ってきた(カギ編みの基本というタイトルに騙されて)のだけれど、レース編みも含めて、模様編みの編み図が100以上も紹介されていて、その複雑なこと。わたしが理解できるのは、相変わらず学校で習った模様だけ。やっと「引き上げ編み」ができるようになって、自分をほめている段階ですから。こういうのがわかる人って、天才だね。いつかワタシにもできる日がやってくるんだろうか、、、。お粗末な物をお見せしてすみませーん。こういう不器用な人間も世の中にはいるのです。ちなみに、この記事をアップしたとたんに、楽天のわたしの画面の広告はニットのマフラーでいっぱいになりました。
2013/12/02
コメント(4)
全3件 (3件中 1-3件目)
1

![]()
