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2020.03.03
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カテゴリ: データ分析
気管支ぜんそく 治療用の吸入薬「シクレソニド(商品名:オルベスコ)」が、新型肺炎に効果があるかもしれない、という情報が​ 日本感染症学会のサイト ​の「症例報告」で紹介されています。

「COVID-19肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した3例(地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立足柄上病院)」(2020.3.2)
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200302_02.pdf

新型肺炎の症状に対して、この薬の効果が高いということになれば、新型コロナウイルスへの不安も和らぐかもしれません。

日本国内では、帝人ファーマに製造・販売権があるようですが、中国では試されていないのでしょうか。

抗ウイルス作用が期待されるようですが、特別な薬というわけではないようです。海外ドラマなどで、子どもがプラスティックのL字型のパイプの器具で吸入しているのを見かけますが、その種の薬のようです。 米国での販売権は、大日本住友製薬の子会社が手放しているようです。

まだ国内の3例の報告ですが、早く、症例が増えて、効果が確認されることを祈ります。

世界の多くの国で販売されていて、入手しやすい薬のようなので、中国、韓国、イタリア、イランなどでも試してもらって、早く症例数を増やしてもらいたいと思います。


 現在までの知見および考察
(1)シクレソニドについての知見
本ウイルスに対し既存の気管支喘息治療用吸入薬シ
クレソニド(商品名オルベスコ)が、強い抗ウイルス
活性を有することが国立感染症研究所村山庁舎のコ
ロナウイルス研究室から紹介された。
シクレソニドは吸入用ステロイドとして未熟児・新生
児から高齢者まで広く用いられる安全な薬剤であり、
気道の慢性炎症の抑制に効果があるとされる。
COVID-19 の肺傷害の病理はいまだ明らかになって
いないが、MERS や SARS から推定されるところで
は、ウイルスが肺胞上皮細胞で増殖し、肺障害を引き
起こしながら、同時に肺胞マクロファージ等に感染し
局所の炎症を惹起すると考えられ、シクレソニドの持
つ抗ウイルス作用と抗炎症作用が重症化しつつある
肺傷害の治療に有効であることが期待されている。シ
クレソニド以外の吸入ステロイドには、COVID-19 の
抗ウイルス作用は現時点では認められない。

以下は、2011年4月の帝人ファーマ株式会社のプレスリリースから

「オルベスコ®」について

「オルベスコ®」は、当社がスイスのニコメッド社より日本での開発・輸入販売権を取得し、国内開発を行った定量噴霧式エアゾール剤です。合成ステロイドであるシクレソニドを主薬としており、既に成人用としては世界59ヵ国、小児用としては16ヵ国で承認されています。(2011年4月現在)

主薬であるシクレソニドの薬理学的および薬物動態学的特性により、肺内に長時間滞留し、また、薬剤の肺内到達率も約52%と非常に高いことから、成人・小児共に1日1回の投与で高い有効性を示します。

肺で活性化される局所活性化型の吸入ステロイド剤であり、薬剤の口腔内付着率が低いため、吸入ステロイド剤で発現しやすいとされている口腔咽頭部の副作用の軽減も期待できます。また、経口吸収率が低く、血中移行してもタンパクへの結合親和性が高いことから、成長抑制や全身性副作用発現のリスク低減も期待できます。

​​なお、​ 韓国の研究者グループの論文 ​で、治療に有効である可能性がある薬・化合物をスクリーニングした結果が紹介されています。リストアップされた12の化合物のうちに、 シクレソニドも含まれています。 ​​

有効な治療方法の確立は急務のはずなのに、政府の取り組みが表面化していないのはもどかしい感じがします。アビガンの治験だけでなく、できることはすべてやってほしいと思います。

緊急事態宣言のための法整備をするくらいなら、どうして有効な治療法の探索・確立にもっと注力しないのでしょうか。政府のすることは、後手であったり、まったく的外れであったりしていると思います。

福島原発の時も、東京電力まかせで、政府の取り組みは不十分だったのではないでしょうか。不足したと言われるバッテリーなどの空輸も政府はできたはずです。首相をヘリで運ぶことができたのですから、何でもヘリで運べたのではないでしょうか。まあ、バッテリーがあっても電気系統が使えなくなっていたのかもしれませんが。



↓新型コロナウイルスの感染者数累計は、中国本土以外で急拡大しています。 早く有効な治療方法が見つかってほしいと思います。


​【ダッシュボードを試作】​​
​今後、中国本土以外の地域への感染拡大が懸念されているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。​


楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。

グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。「国」別、「地域」別に感染者数の推移を見ることができます。

↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。
​​

「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。
EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。

上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです



↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。






↓中国の情報が詳細になっています。マップがメインのダッシュボードです


↓感染者数などのデータがまとまっています。新しい情報も速く反映されているようです。


​​











 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)などが対策になるようです。




​​看護の際などにも。​​











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Last updated  2020.03.08 12:39:38
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