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◆【新型コロナ】ポビドンヨードのうがい薬による感染拡大抑止効果については「時期尚早」？：政府・厚労省は傍観していないで、大阪府・市の研究の支援をしてもらいたいと思います

テーマ：医療・健康ニュース(4172)

カテゴリ：データ分析

昨日、 8月４日の大阪府・市の記者会見は、ポビドンヨードのうがい薬（イソジンなど）が新型コロナに対して効果があるのではないかという、ある意味で驚きの内容でした。

試験管での研究では、ポビドンヨードが新型コロナウイルスを30秒で99.9％不活化する効果がムンディファーマによって発表されていましたが、実際に人間がうがいをした場合の研究はありませんでした。

大阪府・市、大阪はびきの医療センターの研究は世界に先駆けた取り組みということになります。

今後、宿泊療養施設入所者にポビドンヨードのうがいをしてもらって、重症化率を測定し、以前の重症化率と比較する研究を行う、という話がありましたので、今後の研究結果に期待したいと思います。

↓８月４日の大阪府の資料から

ポビドンヨードのうがい薬によって、重症化率を低下させられるのかどうかについて今後、研究が進められるようですが、陽性者の唾液中のウイルス量を減らすことによる「感染拡大抑止効果」などを検証しないのでしょうか。

厚生労働省の官僚は、今回の記者発表について「時期尚早」とか言うだけで、何もしないのでしょうか。

確かに、大阪府・市による研究成果発表は時期尚早なのかもしれませんが、無為無策にしか見えない政府・厚労省が「時期尚早」というのはどうかと思います。

政府・厚労省は、新型コロナ対策として、一体どのような創意工夫をしてきたのでしょうか。

西村担当大臣も「承知していない」と言うだけなのでしょうか。

西村担当大臣は、「うがいなんてこれまであまり言ってこなかったことです」という発言をしていましたが、これは「うがい」全般を否定するような発言であり、問題なのではないかと思います。

「水うがい」が風邪予防に効果的である可能性があるという研究もありました。口腔ケアが感染予防に効果的であるという説もあります。

試験管での研究で明らかな効果が検証されている、ポビドンヨードのうがい薬について、もっといろいろな研究をしてもらいたいと思います。

厚生労働省の官僚は、ポビドンヨードのうがい薬の効果について「時期尚早」と言っていますが、そもそも、政府・厚生労働省が推奨している、「手洗い」「マスク」「ソーシャルディスタンス」などについて、実施群と対照群による新型コロナウイルスの抑制の検証結果データを示したことがあるのでしょうか。

何のエビデンスも示していないのは、実は、厚生労働省なのではないでしょうか。

傍観したり、批評したりすることは簡単です。政府には、新たな取り組みについて支援をしてもらいたいと思います。

手洗い、うがい、マスクの「質」を向上させることで、感染リスク低減効果が得られるのではないかと思いますが、手洗い、うがい、マスクの効果の研究などを厚生労働省にしてもらいたいと思います。

まず、全戸配布した布マスクと不織布マスクの性能の違いを検証してもらいたいものです。

いずれにしても、ポビドンヨードのうがい薬によるうがいを励行する必要があるのは、陽性者や風邪症状がある人に限られるようです。

感染していない人が、ポビドンヨードの うがい薬によって感染を予防しよう、という話ではないそうです。

予防という観点では、水道水によるうがいやマウスウォシュ液による口腔ケアなどで十分なのかもしれません。

少なくとも、ポビドンヨードのうがい薬を使う場合は、白い服はやめておいた方がよさそうです。これは、大事です。

それから、WHOがポビドンヨードのうがい薬に対して否定的な見解を出しているということのようですが、 WHOの見解は信用できなかったりするので、逆に効果があるのかもしれないと思ってしまいます。

↓うがいの励行を呼びかけられているのは、全府民ではなく、特定の人々に限定されています。つまり、「イソジン　for all the people」ということではありません。

↓試験管での研究（In Vitro)で、「イソジン（ポビドンヨード）」の抗ウイルス効果は確認されています。

↓歯科の治療の際に、「イソジン（ポビドンヨード）」のうがい薬に感染リスク軽減効果があるのではないかという説です。

今回の発表について、時期尚早とか、エビデンス不足とかいう声もあるようですが、陽性者が市販のうがい薬の用量・用法を守ってうがいをするのであれば、デメリットよりもメリットの方が多いのではないかと思います。

例えば、「手洗い」の新型コロナウイルス感染抑制効果のエビデンスも、明確な数字が出ているわけでもないように思うのですが、それに対して、「エビデンス不足」だという声があまりないのはなぜでしょうか。

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↓うがいがそれなりに注目されているようですが、臨床研究はまだこれからのようです。

↓口腔衛生に注目し、うがいの効果についてまとめられている論文です。日本の水道水によるうがいも効果がないわけではないようです。そういえば、冷蔵庫の製氷機にはミネラルウォーターではなく、水道水を用いることが求められています。

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こちらは、ジョンズ・ホプキンス大学のデータを利用したダッシュボードです。

中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。

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