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年末年始は映画三昧にしようと、六本木のグランドハイアットを予約した。日本橋高島屋で予約していた青柳のおせちをピックアップしていざグランドハイアットへ。レセプションの対応悪し。ビジネスホテルじゃあるまいし、荷物すら持とうとしない(荷物は持ってきてくれないのかと聞いたら、そこに置いておいてと言われちまった)し、部屋への案内もない。気を取り直してターミナルを観にヴァージンシネマへ。こんなに荷物から手を放して何で盗まれないんだろう?という疑問ははれなかったがハートウォーミングな話でかつ笑えて好きなタイプな映画だった。部屋に戻って預かってもらっていた青柳のおせちを持ってきてもらって食す。全般的に上品な味付けで上出来。後はルームサービスで年越蕎麦としよう。明日も映画観るぞ。
2004.12.31
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妹が私のブログを読んだらしく、姪が泣いたのはオムツがぬれてたせいで、嫌っているからじゃないよとメールをいれてくれたのが数日前。妻も復活したのと、先日の4人前のふぐのお皿を三代目魚熊に返すためもあって姪をつれてまた来てくれた。今回は、姪も誰がパトロンかを認識したらしく(そんなわけ無いか)泣かずに抱かれてくれた。お土産に持ってきてくれたイデミスギノのケーキ旨し。買い物を浅草でするか、錦糸町でするかに迷う。浅草だったら鰻を食おう、錦糸町だったらピッツアを食おうと思い、結局ピッツアという結論になり錦糸町へ。まずは丸井によってベビーギャップのバーゲン。かわいい服があったので買い込む。笑って抱かれてくれた姪にもプレゼント(なんだか若いキャバクラ嬢につかまったオヤジのようだ。)も購入。そして、夕食のためtomtom(墨田区江東橋4-27-14 03-3634-1379)へ。妻はお腹の中の赤ちゃんがあばれるためすっかり食が細くなってしまったので野菜畑のサラダと水牛のモッツアレラを使ったピッツアマルゲリータとカルボナーラだけをオーダー。野菜畑のサラダは野菜のクオリティーが高い。特にトマト。高知産と思われるフルーツトマト旨し。後味の感じから恐らく最高級の徳谷ではなく、春野辺りの水耕栽培のフルーツトマトだと思われるがはしりにしては上出来。マルゲリータは相変わらず出色の出来。東向島のtomtomのパティシェの重黒木嬢はどうしているかと店の人に聞いたら、ファンだったんですか?と聞かれてうなずくと私もですと彼は言った上で残念ながら辞めて麻布の店にいるそうですとのこと。これで東向島店への未練はなくなったが、麻布のどこの店にいるのか知りたいと思った。
2004.12.30
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今日で仕事納め。雪が激しく降っていたが時間をつくって今年最後の第三春美鮨へ向かう。着いてみると、入り口で川島さんが「今日は撮影が入っちゃっているんで、ちょっとお待たせしますけど。それと、今日は仕入れの都合で松、竹なしで特上かおまかせのみになってしまいますが」とのお言葉。とは言うものの、雪の中ここまで来たんだし、すっかり寿司モードになっているんで入店。テレビ東京で1月4日放送予定の「新春!初夢寿司祭りスペシャル・最強の一貫を探せ」の撮影だとのこと。邪魔にならないように端の席で撮影を見ていると長山さんがうれしそうに寒ブリの説明をしている。寒ブリを握るところの撮影が終わりったところで、折角だから食べてもらおうという話になり、飛び入り参加。放映されるかどうかはわからないけど、私が食べているところも撮影してました。この寒ブリすっごい旨い!上品なあぶらの乗り加減でバランスがすごくいい。背を1貫と腹を1貫食べ比べ。私も歳をとったせいか背の方がバランスと香りがよく好みかな。大間のマグロやら、ミル貝のあぶりやら、そして大好物の茹で上げの車海老。車海老を生で食べるなんてもったいないと思わせる旨さ。年末恒例の玉子焼きをいただいて店を出る。長山さんには本当に今年もお世話になりました。
2004.12.29
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昼はお客さんと貿易センタービル38Fの離宮飯店でランチ。何だかすごーく混んでたためか、サービススタッフが全く気が利かない。料理はあっさりしていて良いのだが、今日はご飯がパサパサだった。夜は忘年会でうの花(港区芝大門2-3-7 03-5777-6707)。2800円のコース料理+1500円で2時間飲み放題。料理は平凡だったが、まあ食べられるレベル。掘りごたつっぽい造りになってるところは○。席数のわりにスタッフが少ないのでなかなかオーダーが通らないのが難点。
2004.12.28
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ご心配おかけしましたが、私はだいぶ復活しました。どの程度復活したか確かめようと、ランチはちょっと重めのものにトライ。丸の内辺りにいたので、はじめはディーン&デルーカにでも行こうかと思ったのだが、行列(しかも女性ばっかり)だったのでやめにして(それにしてもディーン&デルーカで食事ってのは違和感があるんだよね。ディーン&デルーカは食品、調理器具スーパー&デリのはずなのに。日本のディーン&デルーカはすかいらーくの横川さんがやっているからこうなっちゃうのかしら)、丸ビルへ。どこにしようかとすいている店を探していたら、オープン当初はいつも行列だったグリル満天星(千代田区丸の内2-4-1丸ビル5F 03-5288-7070)が日本橋に2店舗も出店した影響かガラガラだったので入店。オムライスとハンバーグのワンプレートミックス(2100円)をオーダー。個人的には満天星のデミグラスはちょっとくどいと思うので、ここのオムライスはそれほど好物ってわけでもないのだが、美味しい方ではある。それよりもハンバーグの方が美味しかった。肉自体にコクがあって(レバーとかを一部混ぜてコクを出しているのかと思ったら、合挽き肉だけなんだそうだ)美味しい。こういう重い料理を食べられるんだからほぼ復活だと思い、店を出る。昼に電話した時はだいぶ元気そうだった妻なのだが、会社から帰る際に電話をすると食欲は無いという。ヨーグルトが精一杯だというので、一人で近所で食事をとってから帰ることにする。昼の満天星で自信をつけた私は天婦羅みやこし(台東区三筋2-5-10 03-3864-7374)へ。宮腰さんの天婦羅は約2ヶ月ぶりだ。みやこしを見つけてからすっかり早乙女さんのみかわには行かなくなってしまった。仕入れも同じで値段が半額なのだから当たり前か。梅定食3675円をオーダーして〆を天茶にしてもらって満足。海老はもちろん、穴子、白魚うまかった。本当に安い。24時間スーパーによってヨーグルトを買って帰る。妻もヨーグルトを食べる程度にまでは復活。彼女は明日が仕事納めなのだが、何とか職場に行ける程度にはなった模様。復活といえば、東京レストランガイドが結局、昔のシステムに戻して復活した。以前よりは多少軽くなった気もする。こちらにもレビューの書き込みは継続するつもり。そうそう、ZAGAT東京のレビュー用紙が今頃になってやっと送られてきた。締め切りは1月14日だという。1月14日締め切りで2005年のZAGAT東京は一体いつ出版されるのだろうか?
2004.12.27
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昨日の夜から妻が私と同じ症状でダウン。妊婦だけに非常に心配。今日は、妹夫婦(お目当ては7月に生まれたばかりの姪)をよんで我が家で食事会をする予定だったのだが。。。事前に今日は定休日の近所の三代目魚熊(台東区蔵前3-20-5 03-3851-5914)に無理を言って4人前のふぐさしとふぐちりのテークアウトを頼んでいた手前(それに朝電話したら女将さんが明るい声で「ちゃんと準備しているから大丈夫よー」っていきなり話しかけてきたので)、さすがにキャンセルもできず、そのまま引き取りに。うまそーなんだけど、まるごと妹夫婦にもって帰ってもらった。姪はもう5ヶ月になり、ニコニコ笑いかけてくるが抱くと泣き出す。先月までは抱いても大丈夫だったのに。。。やっぱ、おもちゃは楽天からの直送ではなく、手渡しでないとだめだ。このかわいい赤ちゃんにウィルスが移っては大変なのでふぐとともに早々に退散してもらった。妻は食事も出来ず、葛湯が限界。私はもうほとんど大丈夫な状態になっているので、冷凍庫にあった明太子でパスタを作って軽く食事で終了。後は健康的に長野の友人が送ってくれたリンゴ程度にしておこう。クリスマスメニューが嫌いなので、クリスマスにはフレンチやイタリアンには行かずに、寿司屋や和食店を利用したり人をよんで家で料理をつくったりすることが多いのだが、今年は最悪だった。
2004.12.26
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私たちの世代は演劇といえば夢の遊眠社(野田秀樹)か第三舞台(鴻上尚史)だった。大学に入って初めて観た遊眠社の芝居は回転人魚だったのだが、その運動量に圧倒されるだけでなく、ストーリーが捕らえきれず頭を抱えながら観たことを憶えている。野田秀樹も87年の「明るい冒険-見よ、ポロロッカ空に逝く!」の出来があまりに悪く(少なくとも私の周辺ではそういう評判だった)、本人もそれを認識してかそれ以降しばらくオリジナル新作を書かず、「半神」「贋作・桜の森の満開の下」といった原作のある作品や旧作の焼き直しが中心になっていった。その後に書かれたオリジナル新作は舞台の演出面での楽しさや美しさは遊眠社のそれなのだが、芝居のわかり易さという面では全く遊眠社時代のものとは異なっていった。日本を離れている間にNODA・MAPのメーリングリストから外れてしまい、優先予約でチケットが取れなくなり、しばらくぶりに観たのが2004年3月の「透明人間の蒸気」。作品としてはすばらしかった一方で、遊眠社の作品を観た後の感覚とは異なるサッパリした感覚にどうも違和感を覚えざるを得なかったことを思い出す。「走れメルス」は76年10月初演の作品だ。その頃は私もまだ小学生だったわけで、私が以前観た「走れメルス」も86年7月の本多劇場での公演だった。ストーリーはほとんど憶えていなかったが、約20年ぶりに「走れメルス」を観てあの頃の感覚が蘇ってきた。美しい舞台の一方でワープしていくストーリーと場面設定に脳ミソがシャッフルされるような感覚だ。観終わった後の視的満足感と知的欲求不満感、これが私の中の野田秀樹の芝居のイメージなんだ。懐かしさとともに、最近の野田作品の方が疲れなくていいかもっていう自分がいて歳をとったなと思った。役者はみんな良い。どんどん引き込まれる。それにしても古田新太って本当に舞台にあがるとすごい。「鈍獣」以来だけどいーねーやっぱ。拾い物だったのは小西真奈美。芝居が出来るんだと感心してプロフィールを見ると北区つかこうへい劇団出身だった(そう言われてみると舞台の上の彼女の芝居はつかっぽい。テレビドラマの彼女とは全くイメージが異なっている。)。余談だが芝居での深津絵里の声は野田秀樹の前の奥さん竹下明子に似ていると思った。ちゃんと芝居の出来る人だけが舞台にあがっていると安心して観られる。まだ体調が良くないし、妻もシアターコクーンの椅子のつくりと階段が身体にこたえたようなので早々に渋谷を離れ自宅に戻る。こんな時に頼りになるのは近所の蕎麦屋一色庵(台東区鳥越2-14-12 03-3851-5634)。深夜0時まで出前してくれるのだ。お腹に優しい鍋焼きうどんの出前を頼む。うどんはしっかりしたこしがあるし、スープもけっこういけるのだが、玉子焼きだとか余計なものまで具に入っているのが難点。でも病気の時とかは本当に助かる。
2004.12.25
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昨日菊乃井から帰ってきてから、お腹の調子が悪くなり、トイレから出られない悲惨な状態。24日になっても吐き気とお腹の状態はかわらず、とはいってもはずせない仕事があって会社に。全く食欲も出ずに朝昼抜きでほとんどの時間を休憩室とトイレと病院ですごす。9時過ぎにお客さんのところから自宅へ帰る。すっぽん粥で元気を出そうにもでない。
2004.12.24
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赤坂に菊乃井が進出したのが今年の9月。それより前の段階で高島屋に惣菜と弁当の店を出したり(ちょっと味が濃いんだよな)して、本格的に東京進出を準備していたようだ。例えば、日本橋のゆかりなどは菊乃井での修業を売りにしていたり(ここも味にばらつきがあるんだよな)していることもあり充分勝算ありと見込んでの進出だったのだろう。私は京都の真葛ヶ原菊乃井には伺ったことが無く、露庵菊乃井に約2年前に一度伺ったのみだが、京都の割烹の中では極めてオーソドックスな印象で、どれも普通に美味しいのだが、飛びぬけたものがなく、京都では少なくとも決して5本の指には入らないという印象だった。さて10億かけて出店したという赤坂菊乃井(港区赤坂6-13-8 03-3568-6055)はどんなものだったか。まずはロケーション。入り口は老舗ラブホテルサボイの向かい。なかなかスリリングなロケーションである。軽い石段の小路を通るアプローチは気持ちを昂ぶらせてくれるのだが、店の中は結構シンプルな内装で、ちょっと拍子抜け。パーシャルには竹を使ったセンスのよい壁などもあるのだが、全体の構成は平凡な内装だと思う。アプローチにこれだけ凝っているのに。。。2つのカウンターと、座敷&テーブルの構成で40席弱。今日はたまたま村田さんが厨房に立っていらっしゃった。我々は2人用のテーブルに通される。一部のスタッフがインカムを使っているのがちょっと興醒め。聞くと、地下に大きな厨房があるそうで、そこと連絡を取っているのだそうだ。ちなみに地下の厨房の半分はこの赤坂菊乃井用、残りの半分は百貨店等に出店している惣菜&弁当店用の厨房になっているのだそうだ。予約の時に価格の話も何にもなかったが、我々は15750円のコースになっていたようだ。コース1本なら、少なくとも食べられないものを予約時に聞いておくのが本来の対応だと思うのだが、いかがなものだろうか。料理は付き出し、八寸(珍味系を中心としたもの。アンキモ旨し)、お造り2皿(1皿目は鯛とイナダ、2皿目は本マグロをタタキのように仕上げたもので辛味大根とポン酢で食べる。我々がNYCにいた際に鰹が手に入らず、マグロでタタキをよくつくっていたので懐かしい味だった。ポン酢が美味しい)、聖護院かぶらのシンジョ(ギンナンやグジが入っていて葛でとろみをつけた汁と混ぜて食べるのだが普通に美味しい)、鰆のほう葉焼き(焼き加減よろしく美味しい)、焼き蛤、蟹肉の蟹味噌和え、シメサバとすすみ、鴨鍋、そしてイクラご飯、デザートという構成。かなりのボリューム感である。イクラご飯のほとんどを折り詰めにしてもらって帰ることにした。そう言えば、露庵菊乃井でもウニご飯が美味しくて折り詰めにしてもらったっけ。どの料理も普通に美味しく万人受けする料理だが東京で飛び抜けているかと言われればそんなことはないと思う。出汁で言えば金田中庵の高橋料理長の椀物の方が美味しいと思うし、料理のプレゼンテーションで言えば招福楼の方が上だろう。残念ながら幸村や小室には伺っていないので何ともいえないが。とは言え、満腹感からくる満足感は充分味わえよう。
2004.12.23
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昼は第三春美鮨(港区新橋1-17-7りそな銀行新橋支店裏 03-3501-4622)。寒ブリ、たこの柔らか煮、うまし。夜は妻の職場のある十条へ。前回入ってすっかり気に入った十条の駅近くにある蕎縁まつ屋(北区上十条1-11-8 03-3908-3888)へ。前回と違うメニューをオーダーしたがはずれなし。二人でまずは牛もつ煮込み(500円)や茄子田楽(500円)、鴨葱(700円)、揚げ出し豆腐(450円)をオーダー。どれも美味しい。そして追加で温かい揚げもち蕎麦(780円)と天ころ(900円)をオーダー。蕎麦が上質なのでどちらも旨い。天ころと言っても名古屋近郊に住んだことのある人以外はどんなものかわからないのではないかと思う。私が名古屋に住んでいたのも10年以上前のことなので記憶が定かではないのだが、夏場になると冷たい「ころ」と名付けられた蕎麦やうどんがメニューに載ってきたのを覚えている。「ころ」は「香露」とか風情のある漢字があてられていたように覚えているのだが、冷たい蕎麦(あるいはうどん)がどんぶりのようなものでサーブされそばつゆより味が薄めのつゆをかけて食べるもの(あるいは冷たいつゆのかけそばあるいはかけうどん)が「ころ」。天婦羅がのった「ころ」が天ころだ。あまり寒い季節に食べるものではないが、メニューに天ころを見つけてオーダーせずにはいられなかった。この隠れた庶民派名店、蕎縁まつ屋は天婦羅も旨く、極細の蕎麦も旨いのだから天ころになって旨くないわけがない。それにしても天ころというメニューがなぜ十条の蕎麦屋にあるのか不思議だ。そういえば、昔、名古屋出身の同期の奴が東京の蕎麦屋で「天ころないか」と聞いたら「何ですか、それ?天婦羅コロッケですか?ありませんが」とか言われたとか言ってたことを思い出した。
2004.12.22
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昼はお客さんに連れられて長崎飯店(渋谷区道玄坂2-10-12 03-3476-4671)で皿うどん(850円)を食す。パリパリの細麺に白菜をベースにしたあんかけでなかなか美味しい。夜はかつての同僚と二人でオーグードゥジュール・メルヴェイユ(中央区日本橋3-8-13 03-6202-1991)。オープンして3ヶ月、12月ということもあるが満席。糸沢さんをはじめとするスタッフがいきいきとサービスしていて本当に楽しめるレストランである。料理もすばらしい。牡蠣のポシェ、トマトペーストに甲殻類のフォンのジュレを前菜で選択(三鴨さんの牡蠣もうまいが、これも違ったアプローチだが旨い)、メインではエゾ鹿とフォアグラのパイ包み(どちらかというとブルギニオンっぽい料理だが美味しい)、デザートではミルクのアイスクリーム、苺のスープ(これもさっぱりして美味しい)。ワインは糸沢さんに選んでもらった97年のPommard。土曜日に親知らずを抜いて以来はじめてのアルコールはちょっと効いたが全て良し。満足の一日であった。
2004.12.21
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ヴァリオピント(港区浜松町2-11-7藤本ビル1F 03-5405-1565)でランチ。前回来た時は95%女性客だったのに今日は真っ黒で75%男性客。不思議な店だ。ジャガイモとアンチョビ、トマトスースのパスタをオーダー。相変わらずあっつあつなパスタで上出来。
2004.12.20
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昼過ぎまで家でダラダラしていたので、昼飯かわりに軽く甘いものでも食べようかと御徒町の福助(台東区上野3-28-5 03-3831-9385)でもち入り福助あずき、クリームあんみつと雑煮を食べる。あんみつのあんは上品な味わいで旨い(アイスクリームはめいらくとかの業務用のアイスのような味でイマイチだったのをすっかり忘れてオーダーしてしまった)。福助あずきのあずきも美味しい。雑煮はちゃんと出汁をはったもので、茶碗蒸しの容器のような小ぶりのものなので容器が熱くて食べにくいが、期待以上の出来だった。日本橋三越で買い物。疲れてお茶でも飲もうかと喫茶店を探すがどこも満席。あきらめて新館4階の宮越屋珈琲(中央区日本橋室町1-3-10三越本店新館4階 03-3231-5589)で並ぶ。入り口で仕切る初老のサービススタッフの仕切りが心地よい。昨日のRyo-ri Gentenもこうしたスタッフが確保できればなあと思う。札幌から出てきた喫茶店だが、落ち着いた内装で、とりわけここのシャンデリア(もどき)が面白い。大量の橙色っぽい光を発する裸電球を束ねてシャンデリアのようにしているのだが、過去と未来がアウフヘーベンしたような造形だ。手造りなのかと思ったら、社長がヨーロッパで買い付けたものだとのこと。日本橋三越で買い物をした後、あまり多くは食べられないと言う妻をなだめすかして、三越新館の中のASOチェレステ(中央区日本橋室町1-4-1日本橋三越本店新館10F 03-3243-1820)で夕食。ASOチェレステはご存知の通り、ひらまつグループのイタリアン部門のデパートインショップ業態。ASOチェレステの業態では二子玉川の玉川高島屋に次ぐ2号店である。オープン当初は6000円のコース1本だったのだが、今では4500円でアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアットから2皿とドルチェと言う選択も出来るようになった。4500円のコースで妻はアンティパストから小海老のブリック包み揚げガスパチョスープを添えて(ガスパチョスープも上出来でそのまま飲んでもソースとして使っても良い。)、プリモピアットから蛤とインゲン豆のバジリコ風味スパゲッティ(ちょっと味が濃い目だが上出来)を選択。私はプリモピアットから豚バラ肉の蒸し煮と白インゲン豆入りトマトソースのフェットチーネ(濃厚なトマトソースでこれも上出来)、セコンドピアットから鯛のグリリア蒸し野菜をたくさん添えて(酸味も加えた軽やかなソースでこれも上出来)を選択。ドルチェではモンブラン(まわりをその名の通りに白いムースで覆っていて見た目も楽しめる)とボネ(ほろ苦いココア風味のプリン)。デパートのインショップであるしあまり期待をしていなかっただけに満足できる水準の料理だった。新築のビルの中であるからということもあるが、天井は高く、内装もデパートのインショップであることを忘れさせるような落ち着いたものである。サービススタッフもオープン当初の同じひらまつ系のサンスエサヴールよりも安定していると思う。日本橋高島屋のアルポルト(喫茶店に毛の生えた程度の料理とサービス)のイメージで訪れたために、良い意味で裏切られ評価が甘くなっているきらいもあるが充分満足できる内容であった。
2004.12.19
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角館の一行樹をマスヒロ氏がさかんに褒めていたので一度角館まで行こうかと話していながら、角館行って他に何するの?ってことになり結局行かずじまいだったら何と銀座進出。場所はレザンシュのあった場所だ。まずはレザンシュの話から。私がレザンシュに初めて行ったのはこの前の夏頃だったと思う。いい意味で歴史を感じさせる内装で、サービススタッフもしっかりしていたし、まだ若かったシェフはあの自殺したベルナルドロアゾーの元で働いたこともあると経歴に書かれていた。水の料理と言われたロアゾーの元で働いていたと言うわりには結構しっかりした味付けであったがなかなか美味しかったのを覚えている。それが、UFJ騒動の中で、旧三和銀行系であった東洋ホテルが8月末にモルガンスタンレーに売却され同時期に東洋ホテルのオペレーションだったレザンシュも幕を閉じた。話を元に戻そう。Ryo-ri Genten(中央区銀座4-6-1 03-3564-1511)は、バッグのブランドgentenを展開するクイッポがオーナーで1階はgentenのショップになっている。クイッポと一行樹を結びつけたのがマスヒロ氏とのことらしい。今日はそのマスヒロ氏が10数名の人たちと食事会をRyo-ri Gentenで開いていた。内装はレザンシュ時代の重厚なものではなく、gentenのブランドイメージと合わせたアースカラーと白を基調にしている。窓が大きく開放的な内装であり、これはこれで良い。料理は美しいのみでなく美味しいし、エルブリの影響を受けたようなプレゼンテーションなのだが、出汁等の基本がしっかりしており、巷に蔓延するなんちゃって創作料理とは明らかにレベルが違っている。私は1万円のコース、最近あまり食欲がないと言う妻は6000円のコースを事前にオーダーしていた(こういうオーダーはマスヒロ氏に怒られそうだが)。それぞれのコースにつき説明をすると、まず1万円のコースは、きりたんぽのテリーヌ(きりたんぽと糸コンニャク、青菜を出汁をベースにしたジュレで固めたもの。なかなか美味しい)、天婦羅・天つゆのヌーベ(天婦羅は衣軽めで上出来、天つゆをエルブリ流にムースにしたのは正解。天婦羅を食べる時って塩にするか天つゆにするか私はよく迷う。サクッとした感触を残したいけど、天つゆの味で食べたいという欲求の葛藤がおきるのだが、このムース状の天つゆはそうした天婦羅をサクッとしたままで天つゆの味で食べたいと言う私の欲求を満足させてくれる優れものだった)、ふかひれ茶碗蒸し(まあこれは良くあるもの。湯島の楽でよく出てくる。美味しいけど)、冬野菜のおひたし(冬野菜を数種類、それぞれジュレで固めて、色合い良く配置、センターにとうふのムース、まわりに出汁のジュレ。 これも美しく美味しい)、アマダイの酒蒸し(アマダイも脂が乗っており、だしも良好、オーソドックスな日本料理だが美味しく出来ている)、タラバガニの湯葉巻き揚げ(普通)、マガモのロースト(軽めの塩加減だが美味しく出来ている)、いぶりがっこのミルフィーユ(いぶりがっことパンとバターでミルフィーユ仕立てにしたものを極めて薄くスライスしてあるのだが、これはなかなかのもの)、キジハタと焼きおむすびの出汁茶漬け(山椒がピリッと効いており、出汁もよろしく美味しい)、デザートでは大葉のパウダー状のシャーベット。これが6000円のコースではふかひれ茶碗蒸し、タラバガニの湯葉巻き揚げ、いぶりがっこのミルフィーユがなくなり、冬野菜のおひたしの代わりにとうふのムース(とうふのムースをセンターにまわりに出汁のジュレ)、マガモのローストの代わりに短角牛いちぼのロースト、アマダイの酒蒸しの代わりに金目鯛の酒蒸しといった構成になっていた。全般的にポーションは少なく、食後感も腹八分目といった印象。料理は面白いだけでなく、しっかりとした基礎的な技術に則ったものであり美味しく、料理だけなら極めて満足なのだが、この料理に見合ったサービスがなされていないところがあまりに残念だ。結論から言おう。このレストランはサービススタッフを即座に変更すべきだ。こうしたレベルの高い料理をサービスするスタッフは本当にこの料理が好きな人であるべきだ。そうすることで、この料理は2段階くらい美味しく感じられるだろう。6品のコースと9品のコースを同じテーブルで食べるという変則的なオーダーをしたのは悪いが、食べるのが早い私に合わせて品数の少ないコースを選択した妻の料理まで次々と持ってくる必要がどうしてあるのか。彼女が6品目のお茶漬けが食べ終わっておらず、私はまだ、いぶりがっこのミルフィーユの段階でお茶漬けまでたどり着いていないにもかかわらず、彼女にデザートのシャーベットを持ってくる必要がどうしてあるのか。溶けるので戻してくれと言ったら持ち帰ってくれたが。サービスが思考停止の脳死状態になっているのか、厨房とのコミュニケーションが全くなされていないのかのどちらかなのだろう。皿のさげ方もガサツで、料理の説明もなおざりだ。何よりも問題なのは全く楽しそうではないことだ。レストランという場所は食事を楽しみにくる場所だ。その場所のホストであるサービスがつまらなそうにサービスしていてどうするというのだ。サービスの年齢はかなり高いのだが、それだけの年齢になってそれなりの経験を経てもこの状態では改善は期待できないだろう。繰り返しになるがこの料理に見合うサービススタッフを即座に採用すべきだ。このままではあまりにもったいないレストランになってしまう。サービススタッフにはJTに売却されたイタリアンレストランチェーン、レナウンミラノ出身のスタッフが多いと言う。さもありなんと思った。
2004.12.18
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昼は銀座でお客さんと早めの昼食。むとう(中央区銀座6-4-16 03-3571-0723)で鯛茶漬けでもと思ったらまだ開いてなくて(ランチやめちゃったの?)、時間もなかったので東芝ビルのB2Fへ。広島カキの銀座かなわ(中央区銀座5-2-1東芝ビルB2F 03-3572-2325)で季節御飯 1,310円 を食す。全般的に味が濃い。また、刺身はイマイチのレベルではあるものの、カキフライはちょっと衣が重めだが衣が重めとはいえジューシーに仕上がっている。カキの炊き込みご飯も味が濃い目だが美味しい。映画「笑の大学」が今日で終わってしまうのを知って、何とか最終上映に間に合うように渋谷パルコのシネクイントへ。この芝居版が上演されたのは96年だが、チケットが手に入らず、生では観る事が出来なくてテレビ放映されたものを観たことをおぼえている。芝居はテレビで観ると魅力が半減するのが常なのだが、西村雅彦と近藤芳正のうまさと脚本の完成度の高さ故、テレビを通じてでさえ引き込まれた。最終日になって映画の出来を言ってもはじまらないのだが、稲垣吾郎も思ったよりは頑張っていた。西村さんの印象が強すぎてかあるいは台詞回しそのものが西村さんっぽいのか特に前半は役所広司の後ろに西村さんの影が背後霊のようにチラついて感じたが、後半は役所らしさでどんどん引き込んでいけるところはさすが。三谷幸喜は連ドラではだれて3回目くらいからつまらなくなるが、2時間位のものは本当に面白い。渋谷ではあまり食べるところがないので、懐かしのホームズパスタ(渋谷区宇田川町13-16国際ビル3F 03-3464-8482)へ。Closedの札がかかっていたのだけど、10時までには食べ終わるからと入れてもらう。ディチェコの山盛りスープパスタはの味は変わらず美味しい。大学生の頃よく来ていたと記憶していたのに店の人はオープンしたのが88年だという。88年だと大学を卒業した年なんだけどなあ。店もみんな変わってしまい残っているのはこの店くらいかもしれない(といってもホームズパスタも1度改装しているけど)。さくらやがABCに変わったとか、ここは牛丼の扇屋だったとか、ここはアービーズだったとか、ここはなんだったっけ?などと話しながらセンター街をぬけて帰った。
2004.12.17
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12月10日の昼に食べて美味しかった味芳斎本店(港区芝大門1-4-13 03-3431-6543)で夕食。これが感動的な安さと旨さだった。男三人で生ビール4杯、紹興酒1本、砂肝(ビールにぴったり)、ピーマンレバー炒め(丁寧に仕事がされて旨い)、焼き餃子2枚(ジューシーで旨い!干し海老で味に深みをつけており、何もつけずにそのまま食べるのが親父のお薦めだった)、茄子うま煮(薄くスライスされた茄子にひき肉でご飯が欲しい)、季節の野菜炒め(あっさりした味付けに干し海老で深みをつけている)、牛煮(辛い!でも癖になる)、玉子トマト炒め(玉子の甘味にトマトの酸味、干し海老で深みをつけ絶妙のバランス)、そして納豆炒飯(香ばしくて旨い!)、そしてあっさりした野菜スープをつけてくれてどれもみんな旨くて、これだけ食べてもう腹いっぱいで動けないくらいになって会計したら8400円。嘘でしょっていう感じの安さ。壁にはヌード写真をいっぱい貼って、90歳?になっても元気な親父さんは、機嫌が悪いとお客を怒鳴ったりするが、ガンガン食べた我々のことは気に入ってくれたみたい。それにしてもすごい店だ。
2004.12.16
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昼はお客さんとサンシャインプリンスホテルの中の中華料理古稀殿で麻婆豆腐丼のランチ1100円を食す。いかにもプリンスらしく、標準的な味。杏仁豆腐はさっぱりしたもので上出来。夜は手打蕎麦与之助(台東区元浅草1-4-4 03-3842-6400)へ。大江戸線の新御徒町駅を出てすぐのところに突如蕎麦屋が出現したのを見つけて気になっていたのだが、今日は何とかラストオーダー前に間に合ったので妻と待ち合わせて入店。コンクリート打ちっぱなしのような内装でなかなかおしゃれ。玉子焼き(600円)は上出来。鴨の治部煮(1200円)は、加賀料理の治部煮のイメージに反して鴨と水菜のみだったが、鴨肉が柔らかく上出来に仕上がっていた。天婦羅盛り合わせ(1500円)は、衣軽めの割にはちょっと油切れが悪かった。笊蕎麦(650円)は、並木藪のような小さめの笊で供される。並木藪よりは量は多めだが、1枚では物足りないだろう。おかわりは500円だ。ちょっと青みがかったように見える蕎麦は神田まつやに近いような気がする。そばつゆもしっかりしており全般的には充分合格点のレベルだった。この周辺では蕎麦酒房てらさわ(台東区寿1-2-10 03-3844-1704)、蕎上人(台東区駒形2-7-3 03-3841-7856)、あさだ(台東区浅草橋2-29-11 03-3851-5412)とレベルが標準以上の蕎麦屋があるがどこも21時には閉まってしまう。並木藪そば(台東区雷門2-11-9 03-3841-1340)にいたっては19時半でクローズだ。そんな中、この与之助の22時クローズというのは貴重。家からも歩ける距離なので今後も利用することだろう。それにしても、11月12日の私のブログで書いた十条の駅近くにある蕎麦屋まつ屋(北区上十条1-11-8 03-3908-3888)のコストパフォーマンスの高さは他を圧倒していると改めて思った。蕎麦も天婦羅も全ての面かなりのレベルだし。讃岐うどんのすみた(北区中十条2-5-11 03-3905-0099)があるし、私的には麺類=十条って感じになっている。家に帰ってから、妻が買ってきてくれた神楽坂の甘味処 紀の善(新宿区神楽坂1-12 03-3269-2920)の豆かんと栗ババロアを食す。豆かんはさすがに浅草の梅むら(台東区浅草3-22-12 03-3873-6992)に比べると豆の味は数段落ちる(それにしても梅むらの豆かんはどうしてあんなにも美味しいのだろう)があんは赤福のようなタイプの上品な甘さで上出来。栗ババロアは栗の味がしっかりしており甘さ控えめでこれもまた旨し。神楽坂という花街での老舗だけのことはある。
2004.12.15
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よく行列が出来ているので気になっていたインド料理店ジョティー(港区浜松町2-4-25 03-3434-3435)でランチ。カレー2種類とサラダ、ナンのセット800円を選択。2種類のカレーはどれでも選択できる。ほうれん草とチキンのカレーと海老カレーを選択。カレー自体はまあまあのレベル。焼きたてのナンはモッチモチで美味しい。知らなかったがランチタイムはナンが食べ放題のようだ。カレー自体はルンビニ(港区芝大門1-16-8大門野村ビル5F 03-3437-5646)の方が好きだが、ナンはジョティーの方が私好みで旨い。
2004.12.14
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芝大門更科布屋世界貿易センタービル店でかき揚げ丼セットを食す。生粉打ち蕎麦100%とかホームページに書いてあるんだけど、とてもそんな感じのしない香りの無いそばに油っこいかき揚げ丼。いやーはずしましたね。かき揚げ丼はほとんど残しました。夜は会社の忘年会で六本木ヒルズだったのだけど、ショバ代が高すぎたのか食べ物がほとんどない!妻の誕生日でもあるので早々に退散。エスティネーションでプリザーブドフラワーを買う。さて帰ろうと思ったが、腹が減ってしかたがないので弁当を買って帰ろうとひげちょう魯肉飯六本木ヒルズ店(港区六本木6丁目六本木ヒルズ内メトロハットB2F 03-5770-6577)で魯肉飯(380円)と鶏肉飯(380円)にそれぞれ煮玉子(120円)トッピングで購入。魯肉飯は弁当あるいは屋台飯の傑作だと思う。独特の味と深みが最高だ。一方、鶏肉飯はさっぱりとした味わい。どちらもレベルは高いがやっぱ魯肉飯かなあ。吉野家も変なチェーンを買う位なら、このチェーンを買収した方がよっぽど良いと思うのだが。魯肉飯は豚のほほ肉だし、鶏肉飯は文字通り鶏肉だからBSEは関係ないし。
2004.12.13
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疲れてダラダラしていて結局夕方になってやっと活動しはじめ、日本橋高島屋へ。6時頃になったら何だかむしょうにお腹がすいてしまって、本来は和食モードだったにもかかわらず、日本橋高島屋のなかの資生堂パーラー(日本橋高島屋6F 03-3211-4111)へ。資生堂パーラーは銀座の店も含めて初めてだったのでどれにしようか悩んでいたのだが、4種類の代表的な料理がのったプレート(ミートクロケット、グラタン、チキンライス、ハンバーグ)の椿コースを選択。大人向きのお子様ランチってとこですな。こうしたプレートは料理それぞれで出来上がりの時間の調整が難しいためか、グラタンはもちろん熱々なのだが、他の3種類はちょっと冷め気味。そんな問題点はあったが、ミートクロケットのトマト風味のソースは非常にうまい。ハンバーグもしっかりした味だし、4品のなかでは、グラタンが一番レベルが低いかなって感じだが、全般的に高水準。次回はこうしたプレートではなく単品オーダーにしようと思った。高島屋のB1に甘いものを買いに行く。京都の鶴屋寿の嵐山さ久ら餅が目にとまって購入。これが当たりだった。桜餅といえば長命寺桜餅しかないと思っていたのだが、この嵐山さ久ら餅もそれに勝るとも劣らない出来。上品な甘さの餡と塩漬けされた桜の葉の適度な塩分が絶妙なバランスで全体の味を引き締めている。旨い!
2004.12.12
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覚王さんのブログでオープンしたってことを知ってからずっと行きたかった山本屋総本家(千代田区神田和泉町1-10-8 03-3861-5030)で味噌煮込みうどんにご飯を付けて食べる。90年から92年の2年間名古屋でさんざん食べた味噌煮込みうどんと同じ味で安心した。この濃厚なスープに対抗できるのはこの麺しかないというのは消去法的には理解できるが、個人的にははっきり言ってこのうどんの麺自体は好きではない。このスープに最も合うのはご飯だと思う私は、いつもの通り、サクッとうどんだけ食べてしまい、残ったスープにご飯を入れて、それから玉子とご飯を混ぜるようにかき混ぜ、味噌煮込みおじやにして食べるのが好きだ。可能なら、味噌煮込みうどんのうどん抜き、ご飯をいれて雑炊にしてと頼めたらどんなに幸せだろうと思う。13日は妻の誕生日なので、プレゼントを買いにVan Cleef & Arpelsの銀座本店へ。Van Cleef & Arpelsは客を選ぶので我々が入っても声さえかけてくれない。そういえばVan Cleef & ArpelsのNY店では傑作なことがあった。妻のVan Cleef & Arpelsの時計のバッテリーが切れてしまったのでNY店に行き、店員のおばさんにバッテリーが切れちゃったんで交換して欲しいんですけどと言うと、そのおばさんが一体どこの時計をお持ちなの?って馬鹿にしたような態度で答えてきた。これですとバッグに入れていたVan Cleef & Arpelsの時計を見せたら急に態度が豹変してお客様どうぞこちらへって感じになった。まるでプリティーウーマンの一シーンを観ているような感じの経験だった。話が脱線したが、銀座店でも延々5分ぐらいほっておかれてやっと声をかけてくれて、これを見せて欲しいと言ったら買う気あんの?ってな感じの態度で、おつけになります?とも言われず、私も今日はVan Cleef & Arpelsの時計してるのに(でもAshford.comで買っちゃたんで。ちなみにこのサイトではVan Cleef & Arpelsの時計が半額で買えます。私の時計も30万円以上の時計が1500ドルで買えました。)と、寂しい思いをしながら、つけてみても良いですか?と言ってやっとつけさせてもらった時に妻がつけていたブルガリのネックレスを見てから態度が豹変し、アクセルが入りだして親切に次から次へと商品を持ってきた。その内の一つのネックレスが気に入り購入すると顧客カードに記入してくれって言い出して、本当に現金なスタッフだと思う。そして今夜のメインイベント、ベージュ東京(中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング10階 03-5159-5500)へ。アランデュカスとシャネルのコラボの約100席のレストラン。エレベータのボタンまでシャネルなのが笑える。エレベータを降りるとモダンな金属系の内装が広がり、そこがウェイティングスペース。しばらく待って席に通される。さすがに新築の建物のため天井が高く、NYのレストランにありそうな内装である。名前の通りベージュを基調にした椅子で、開放感のある景色もよい。リザベーションスタッフがあまりを要領を得なかったので心配していたサービス陣も悪くない。コンファメーションの時に伝えた、妻が妊娠してるのでアルコールが飲めないと言ったこともちゃんとサービスに伝えられていた。肝心の料理なのだが、印象としては既にクローズした舞浜のスプーンの料理長だったダヴィット・ブラン氏がシェフのためか、スプーン程度の料理である。NYのデュカスでも2段階位レベルの高い料理だし、モナコとパリの料理長だったLaurent Grasがつくる料理は3段階高いレベルだ。まあシャネルのテーマパークの中の料理だと思えば上出来の部類だろうが、料理を楽しみにくるとガッカリするレベルだろう。アランデュカスは、本人が昔遭遇した事故の後遺症で細かい作業ができないため、包丁を握らなくなって久しいにもかかわらず、これだけのミシュランの星を獲得・維持していることからわかるとおり、才能ある若手料理人の発掘に才能のあるシェフだ。にもかかわらず、この店にはスプーンのダヴィット・ブラン氏以外にありえなかったのかと思うと残念だ(奥さんが日本人のシェフからの選択となると必然的に選択肢は限られてしまうのはわかるのだが)。個人的な印象としては舞浜にあったスプーン自体は、決して悪い店ではなく、客層とあまりに不釣合いな店でミスマーケティングの典型のような店だったのではあるが、スプーンでの料理もアランデュカスに期待するレベルの料理ではなかったのは事実だ。アランデュカスのホームページ(http://www.alain-ducasse.com)にベージュ東京へのリンクが貼られていないことがアランデュカスにとってのこの店の位置づけの全てを語っているのかもしれない。今日我々が何をオーダーしたかというと前菜で温製ポアローと黒トリュフ、金箔玉子、ミニムイエット(4200円 味にアクセントが無い)、ポテトと黒トリュフ、カプチーノ(3900円 ポテトと黒トリュフのバランスがイマイチ)、メインでは平スズキ、オシェトラキャビアのソース、貝のコンディマン 6100円 このソースは適度な酸味がアクセントになって旨いのだが、平スズキ自体への味付けに工夫がないためバラバラの印象。キャビアを載せてもソースと魚の間のストーリーがつながっていない)、ブルターニュ産のオマール、紅玉りんご、くるみ、シードル風味のサバイヨン(9800円 オマールは上質で美味しい。ガーニッシュの薄切りりんごとソースの間のストーリーもつながっており違和感無く食べられる(くるみは蛇足だと個人的には思う)のだが9800円もとるならもう一ひねり欲しい。)、デザートでチーズケーキ(2100円 濃厚で旨し)、酸味の効いたモンブラン(2100円 これも上出来)にグラスワイン2杯とコーヒー&紅茶でしめて37136円。料理に関して言えば、4000円で食べられる浅草のオマージュの方が美味しい。ただ、内装、サービススタッフの質はレベルが高いのでこの程度の価格を払ってもあまり損をした気分にはならなかった。一応の合格点はあげられるのではないだろうか。そんなこんなで盛りだくさんな一日だった。
2004.12.11
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浜松町周辺のランチ探訪、味芳斎(港区芝大門1-4-13 未公開)で昼食をとる。この店わずか20席程度の店で、扉はちゃんと閉まらないし、しかもヌードカレンダーが壁にいっぱい貼ってあって、会社の女の子と一緒に来たりしたらセクハラと訴えられてしまうような店だ。ところがここの料理は安くて旨い。レバーピーマン炒め(600円)はレバーも一度揚げた上で、にんにくや唐辛子とでマリネした上で同じく一度揚げた大切りのピーマンと炒めたようなもので、ちゃんと仕事がしてあり適度な辛さといいなんともいえない美味しさだ。ご飯がイマイチな米質なのだが、それでも余りある満足度だった。他の人が食べていた麻婆豆腐丼も旨そうだったし、近々また来ようと思いながら店を出た。芝パークホテルの近くに支店(港区芝大門1-10-1 03-3433-5971)があるようだ。夜はずーっと行きたかった十条の讃岐うどん屋すみた(北区中十条2-5-11 03-3905-0099)で夕食。十条にすみたありと言われたうどんの有名店。全てがリーズナブルで旨い。おでんは1個150円程度の価格帯だが、出汁の効いた汁のしみた大根や厚揚げ、玉子。色は濃い目で、浅草界隈で言うと丸太ごうし(台東区浅草2-32-11 03-3841-3192)というおでん屋のようなおでんで美味しい。天婦羅は薄い衣でサラッと揚げた感じの軽い仕上がりで、これも悪くない。うどんはしっかりとしたコシと喉越しの味わえるうどんで、茹で揚げのうどんの美しさが全てを語っている。冷かしわおろしぶっかけのかしわ(要は鶏の唐揚げ)の質も悪くなく、一気に食べられてしまう。今日は2人でおでん3個、野菜天婦羅、かき揚げ、おろしぶっかけ、冷かしわおろしぶっかけをオーダーして2700円。充分すぎるほどの満足感である。今日はめでたく二連勝だった。ところで、明日はアランデュカスとシャネルのコラボレーション、ベージュ東京での夕食だ。予約の確認の電話をいれるのが礼儀だろうと(確認したいこともあったので)電話するとずっとつながらない。一応高級店なんだからせめてリザベーション用の電話番号とそれ以外の電話番号を用意する位の投資をしてくれてもいいと思うのだが。朝からずっとつながらず、4時ごろやっと連絡が付いてこの時のやりとりが笑えた。「予約の時間より15分以上遅れる場合はお電話ください」とベージュ東京のスタッフが言うので「でも電話が全くつながらないじゃないですか。どうしたらいいんですか?リザベーション用以外のつながる電話番号を教えていただけるんですか?」と聞くと「その時は直接来てください」だと。このサービススタッフではちょっと期待できないんじゃないかと嫌な予感がするが…
2004.12.10
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第三春美鮨(港区新橋1-17-7 03-3501-4622)でランチ。寒ぶり旨し。土曜に行った花村、月曜の空花と、この1週間、寒ぶりばっかり食べている気がする。寒ぶりはこの1-2週間前に始まったばかりだそうなんだが。東京レストランガイドが12月6日でリニューアル完成と言っていたのだが、レビュー登録も出来ないし、以前よりずっと重くなっているし、データは抜けまくっていてレビューだけ載っているけどレストラン名がないとかとんでもない状態になっている。メモ代わりにもならない状態だけはせめて改善して欲しい。アマゾンでオーダーしていたZagat 2005 NYC RESTAURANTSが届いた。ニューヨークにいた頃は6月末に締め切りのサーベイを送って、10月末のZagatを楽しみにしていたものだ。ニューヨークを離れてだいぶ経つが、Top 50 Foodにランキングされている28点のレストラン7軒の内6軒 27点のレストラン22軒の内15軒 26点のレストラン21軒の内7軒は実際に食べたことのあるレストランだった。まだまだ捨てたもんじゃないかなと思ったりした。一方、東京のZagatは今年もサーベイの用紙が送られてこなかった。2002年を最後にサーベイさせずに2002年に集めたサーベイのままで2005年版も出版つもりなのだろうか。賃貸住宅ニュース社もやる気が無いなら版権を返上すべきじゃないか?
2004.12.09
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昨日オープンした中華料理屋、龍江(台東区蔵前4-6-3キャッスル蔵前1F 03-3861-6363)で昼食。この辺りはまともな中華料理屋がないため、どの程度のものか味を確かめに来店する客が多いらしく満席のにぎわいである。30席程度の席数にサービス4-5人、キッチン4-5人という体制の割にはオープンしたてのせいか全く連携がとれておらず、オーダーは取りに来ないし、料理が出てくるのは遅いし間違っているという散々な状態だ。しかも狭い建坪に無理矢理席数を詰め込んだらしく導線が狭くて料理を運ぶにも支障が出ているし、厨房で出来た料理を置くスペースがほとんど無いため注文表との確認の作業に手間取り一層料理が出るのが遅くなっている。厨房が見えるようにガラス張りになっているためこうした厨房の混乱状況が手に取るように見えて悲しい。これでも料理が美味しければ文句無いのだが、オーダーしたラーメンセット(700円)のラーメンの麺は茹で過ぎでスープにもコクが無く、厨房の混乱を象徴したような味。チャーハンはパラパラしてないタイプの家庭的な味。ボリュームはすごい。セットなのにそれぞれ一人前分位あるので食べきれない。餃子は種類が豊富で私がオーダーした豚肉と白菜の餃子(400円)も手作りと言う皮がモチモチしていてなかなか美味しい。三田の大連も餃子以外は?な店だが、この餃子もそこまでのレベルではないし、いつまでこの店ももつかなというのが正直な印象。
2004.12.08
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新宿での仕事の途中に板前心菊うら(新宿区西新宿7-16-3 03-5389-5581)でランチ。板前心御膳1500円を食べる。刺身の質も良く、煮物も丁寧に作られており上出来。ご飯が非常に美味しく炊かれていることが印象的だ。天婦羅はちょっと衣が多めなのが難点だが、例えば海老の揚がり加減などは良い加減になっており、全般的には高水準のレベルである。厨房の中で4人のスタッフが無駄なくテキパキ連携しあって動いており、こういう店に間違いはない。
2004.12.07
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行こうと思っていたお店が既に満席だったので、入ったのが海鮮問屋地魚屋(港区浜松町1-25-13浜松町NHビル1F 03-5401-0648)。入り口のところになぜかサンリオピューロランドの割引券が。調べたら、この居酒屋さんはサンリオの100%子会社サンウェイのオペレーションだった。私は鯛めし(1000円)に新じゃがの煮付け(200円)をつけたのだが、この鯛めしって所謂普通の鯛めしではなく鯛の刺身丼だった。まあ食べられないことは無いが、もう一度くることは無いだろうと言ったレベルの店だった。夜は空花(港区南青山2-13-10青山ラピュタアネックス7F 03-5770-6400)でお客さんと食事。この店は住所からもわかるとおりユニマットの経営だ。ユニマットと言えば、オーバッカナル等で有名かつ銃を5発打ち込まれたことで有名なオライアンを買収するなど、飲食店経営にも力を入れている。この空花は、12000円程度の個室専門懐石料理のお店だった。料理は不満の無い程度のレベルで、刺身も悪くないが、料理の質とくらべるとちょっと高いと言う印象ではあるが、その分内装のレベルは高く、特に窓から見える景色はすばらしい。その意味ではデートには最適な店かもしれない。これで、料理が価格相応の8000円程度であれば、トータルな意味で極めて推薦するに足る店だとは思う。
2004.12.06
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「ハウルの動く城」をヒルズで観る。スタートの展開をはじめ退屈することなく時間を過ごせるが、話の深みに欠ける気がする。特にラストはねえ。宮崎ワールドでラブストーリーにしようとすると妙に子供っぽくなってしまうのか。 ビッグカメラに用があったので有楽町へ。夕飯をどうしようかと迷って、はじめてのギーニョギーニョ(千代田区有楽町2-9-1 03-5219-2299)へ。ギーニョギーニョは際コーポレーションとJRのコラボによって2002年2月にオープンした大箱スペイン料理店。場所がどこかわからず、店に紅虎の前から電話すると線路を挟んで逆側だと店の答え。逆側に行ってもみつからず、線路沿いを北側に歩いていくとどんどん店がなくなるのでもう一度店に電話したら、新橋方面だとの答え。線路を挟んで反対側じゃないだろうが。寒いんだからちゃんと説明しろよ。ときれそうになりながら店に向かう。まあ、こういうスタッフの店にまともな店はないんだけどと嫌な予感がしながら…パチンコ屋かと思うようなエントランスの店に入る。かなりの大箱で300席くらいある。際コーポレーションらしく金をかけずに古くなってもあまり気にならないような内装はさすがだが、赤い制服はどうもいただけない。それよりも何よりも料理はかなりひどい。タパスの盛り合わせ(1580円)のムール貝の質は低いしカラオケボックスの料理のよう。ソーセージと野菜の煮込み(690円)は安物のウインナーがたっぷり使われ、マギーブイヨンのようなスープに安っぽい出汁が出てシツコイ。オムレツ(1580円)にはこれまた下品なホワイトソースがかけられ、味が濃い上にくどくて食べきれない。そして石焼きパエリア(1260円)。これまたウインナーが入っていて目玉焼きがのっているのだが、ご飯は味が濃すぎで食べられない。一見安いように見えるが原価はきわめて低く抑えてあるところがプロの仕事だが、もうちょっと食べられる味付けにしてもらえないだろうか。際コーポレーションとJRと言う私にとって天敵のようなカップリングの店に敢て踏み込んでしまったことに反省しきりであった。口直しにケーキでも買えないかと東銀座まで歩き、途中のガルリカフェルグラン(中央区東銀座5-10-1 03-3289-1550)で和栗のモンブランを買う。家に帰って美味しい紅茶とケーキで口直しすることにした。
2004.12.05
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上野桜木にある小さな日本料理店花村(台東区上野桜木1-10-26 03-3828-9800)での夕食。辻留出身のご主人が鎌倉のお店を閉じて、上野桜木に移ってこられたのが2000年9月。はっきり言って全く商売っ気がなくて、例えば今まで夜7時から予約しようとして何度か断られ、満席なのかと勝手に思っていたら最近わかったのですが、8時には店をしめたいだけなようで、要は6時くらいまでに入店すればよいということでした(案内には8:30までと書いてあるのに…)夜は5000円のコースと8000円のコースなのですが、この5000円のコースのコストパフォーマンスの高さは特筆ものです。八寸の中にはちょっと濃い目の味付けのものもありますが、5000円程度のコースでこれだけのお造りをだす店を他に知りません。今日は上質の天然鰤。うまかー。椀物の蟹のすり流しも美味しいし、ボリュームもあり、極めて良心的な和食店と言えましょう。ご主人は寡黙ですが、白髪を青く染めていたりしてちょっとおしゃれです。女将さんは独特のノリで、例えば初めてこの店に予約を入れる際に5000円にしようか8000円にしようかと悩んでいると、「お連れの方はどなたですか」と聞かれ、「妻ですが」と答えると「それなら5000円で充分です」とのご回答。私の妻は「何で妻だと5000円で充分なんじゃー」と怒ってましたが、さっぱりしていると言うか、淡白な接客です。お茶は私の好きな一保堂のいり番茶。唯一の難点は(私の食べるスピードがはやいこともあるのでしょうが)料理の出てくるペースがはやいこと。食べはじめてから水菓子までで1時間以内には終了しています。そんな点を考慮しても充分満足できるお店だと思います。夜は仕入れの関係から(時間はやめの)事前予約が必須です。
2004.12.04
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またまた懲りずに浜松町周辺のランチスポット開拓。昨日お会いしたお客さんに薦められた、ヴァリオピント(港区浜松町2-11-7藤本ビル1F 03-5405-1565)でランチ。ファザードは居酒屋の看板が併設されていたりイマイチなのだが、内装はなかなか趣味が良い。ランチメニューは900円前後でサラダ、パスタ、パンがつく。私がオーダーしたのはトマトソース、モッツアレラ、バジルのパスタ。このパスタ熱々で美味しい。トマトソースもしっかりしている。わずか20席しかないところも良い。昼は客の95%が女性。夜は以前一緒に働いていて、今では上場企業の常務になられた方と食事。安芸路別館茶寮(港区西新橋1-9-5 2F 03-3501-1430)は、なかなかしゃれた内装で、半個室のような造りになっている割に、居酒屋のような価格。とりわけ、ごまがふってあるこいわしの刺身、かき鍋旨し。カキフライはちょっと揚げ過ぎの感あり。カワハギのうす造りはもうちょっと肝を増やしてほしかったが美味しい。また、たこの唐揚げはプリプリで美味しい。アナゴの一本揚げは衣がちょっと厚め。アナゴの蒲焼はなかなかの美味で、その下にある茄子もまた旨し。全般的に満足いく料理である。
2004.12.03
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浜松町のお店探索もだいぶなえてきて、登里よし(港区浜松町2-4-1世界貿易センタービルB1F 03-3435-5423)に再訪。前回食べたのと同じ磯辺揚げのような鶏の唐揚げをまた食べる。この味なんとも言えずやっぱり結構癖になっている。考えてみたら、以前はよく昼に鶏の唐揚げを食べていたんだと気付く。例えば、三島由紀夫が最期の晩餐を行ったと言う末げん(港区新橋2-15-7 03-3591-6214)の唐揚げ。この店はランチではかま定食というそぼろ親子丼が有名だが、この店ではかまよりもずっとこの唐揚げの方が旨いと思う。名古屋コーチンほど筋肉質ではないが、しっかりとした肉質に適度な柔らかさを兼ね備えた奥久慈地鶏のジューシーな唐揚げはまじで美味しかった。末げんより肉質は落ちるが、つる寿(港区虎ノ門1-5-3 03-3508-9450)では、たっぷりでジューシーな唐揚げが供されここもまたお薦め。
2004.12.02
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浜松町のランチ探索。つるべ(港区芝大門1-4-12 03-3431-0408)に行く。インターナショナルなスタッフでたどたどしい日本語がこだましている。牛カルビ定食を選択。肉質はイマイチ。麦飯にトロロは普通。出先から直帰して、楽(台東区池之端1-1-1 03-3836-0417)で3年ぶりの夕食。向かいがプリンセスIというラブホで妙に安っぽい看板の和食屋さん。豊富な酒と、充分美味しい料理(創作っぽいのはちょっと落ちるけど)。茶碗蒸しや蒸し物おいしい。刺身は価格相応のレベル。焼き魚は良し。〆は雑炊、甘味のコースは5000円。価格にしては上出来。この2年くらい文春のいい店うまい店にも紹介されて結構混んでいる。オールアバウトの伊藤さんがオマージュを紹介していた。http://allabout.co.jp/gourmet/eatout/closeup/CU20041201A/index.htm 伊藤さん、賛否両論(http://allabout.co.jp/gourmet/eatout/closeup/CU20041006A/index.htm)に続き、2回目の貸しですよ!ところで、アールアバウトやめちゃうんですか?ショックです。
2004.12.01
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