2007年01月の記事一覧 | とはずがたり

うらわ美術館に…

ずっと美術館に足を運ぶ事がなかったのでこの間もダリを見そこなったし...ここのところの私は、アートに浸りたくなっていました。本日、うらわ美術館に行ってきました。「ピカソ、マティス、シャガール･･･巨匠が彩る物語」　　　　　　　　　　　　　　ピカソやシャガール、マティス、ミロなどの巨匠たちの作った挿絵本の公開です。全てうらわ美術館収蔵のものだそうです。本をばらして一枚一枚、額にいれて展示してあるのですね。今日はギャラリートークのある日で、学芸員さんのお話を館内をいっしょにまわり、聞くことができました。とても、よかった。おもしろかった。やっぱりギャラリートークを聞くのと聞かないのとでは作品を知るという点で相当な差があると思います。入るとすぐにピカソの版画がありました。ビュフォンと言う人の「博物誌」の動物すべてを担当したらしい。彼は文章をよく読まなかったらしく、背景など個性的で動物の顔が生き生きとして、ちょっと遊び心もあるような感じ...墨絵のような濃淡であらわした線がとてもみごとだっだ。さすが、ピカソ！いいなぁ！「とかげ」が特に気に入りました。細かい模様がすごいんです。シャガールの「寓話」の挿絵。フランスの国民的文学である「寓話」の挿絵をロシア生まれのユダヤ人であるシャガールが描くという事でかなりな物議をかもしたらい。モノクロで色彩はないが、愛らしい動物の表情がシャガールらしかった。それと「ダフネスとクローエ」これはおなじみの美しい色彩です。シャガールはピカソと違い、文を熟読してからとりかかったらしいです。彼は幻想的に描くけど、かなり取材はきちっとする人だとと学芸員さんが言ってました。マティスの作品は「ジャズ｣と言う本の挿絵です。あれ～私が子供の頃やっていたおりがみの貼り絵とそっくりではないですか～そう言えば、図工の先生がほめてくれてたっけ...あたしってやっぱり天才だったのか～(笑)色といいデザインといい、とても気にいりました。挿絵だけでなく、文字も書いています。それがすごい大きい文字...サンプルがあったのですが、挿絵と文字がしっくりしていてステキな本になっていました。本というより芸術品と言う感じ...。マティスはあんまりピンをこなかった画家でしたがこれはほんとうによかった。ちょっとキース・へリングを思い出たりしました。ギャラリートークは１時間位でしたが、とてもわかりやすく参加してよかったと思いました。いつもそうですが、うらわ美術館の企画は観点がおもしろく学芸委員さんのお話も肩が凝らずに楽しいです。こういう、ちょっと変わった視点で、あまり大々的ではない展覧会は、いいなぁ、と思いました。ん～充実した～

映画「マリー･アントワネット」にマリアンヌ:･フェイスフルが！

　　　　　　　　　　　　その言動から悪名も高い悲劇の王妃マリーアントワネット...。でも、実際は１４歳で他国に嫁入りし、無邪気でキュートで最後まで気高さを失わず、側近たちには愛された女性だったらしい。あの民衆に対しての有名な言葉…「パンがなければケーキを食べれば...」というのも、彼女が発したものではないらしい。豪華絢爛のベルサイユ宮殿。派手派手な衣装や眩しい装飾品や小物類...色あざやかなスウィーツの数々...女性としては、見たいじゃ～ないですか～｡映画を見ている時だけでもなんだかリッチな気分になれそうで...。で、さっそく見に行ってきましたよ～ん～～～デモね～ちょっと～、なんで、ヴェルサイユ宮殿の中で英語なのよ～すっごい違和感...。時々、「メルシー」と言うのもなんかヘン...マリー･アントワネット役のキルステン・ダンスト...　　　　　　この女優さんには、あまりエレガントさが感じられないのです。この人はあのスパイダーマンのヒロインよね。スパイダーマンの時よりはずっといいけど...どうしても、私には美人と思えないし、スパイダーマンではもう少し繊細な感じの人が彼女だったらどんなに良かったかと思ってたんです。（主役のドビーがかわいいだけに...）一緒に見に行った友達にいたっては「スパイダーマンに出てくる、あのブスの女優じゃない？」と言う始末...ごめんなさい、ごめんなさい...。監督はコッポラの娘らしけど...音楽もロックを使ったりして、かなり現代風…だれも見たことのないマリーアントワネット、ポップに仕上げたかった監督の意図は伝わってきたけど...やっぱり時代背景と、どこかかみ合わないものを感じてしまいました。なんだか、マリーがアッケラカンとし過ぎ。あっさりと、フェルゼンと不倫してしまうのも、お粗末な感じ...。フェルゼンもぎらぎらしててイヤ...。私が唯一いいと思ったところはルイ１６世から贈られた離宮トリアノンでの生活です。花や動物たちにかこまれて穏やかな暮らしぶり。子供たちのかわいいことったら...羊の子供も物凄くかわいかったし...マリーが自然をとても愛していた事に好感がもてた。とにかく、主人公の顔もしっくりこなかったし（もっと面高な美人にして欲しかったわ～）ん～たしかにキュートなところはあったかもしれない。戦場でいつ死ぬかわからないフェルゼンが、マリーを見てぎらぎらしちゃうのも、仕方ないことか、とも思いましたが...衣装やお菓子や小物類は確かにきれいだとは思ったけど、お～～って、物凄く感動するまでにはいたらなかったのはなぜかな～？前半から、ただただ贅沢三昧な暮らしを見ていて、なんだかうんざりしてきました。そのうんざりさの中に王妃の悲しさ、はかなさは、感じる事ができましたが。ああ、やはりこんな生活はいやね～どんなにおいしいものが食べられて、高価なものを身に付けられても男の子を産むことだけがプライドを維持できる事だなんて...自由もないし...。友達も言っていたけど、マリー･アントワネットのケーキというとオーストリアで食べていた、クグロフなんですよね。小麦粉の生地にアーモンドスライスやレーズンを入れたシンプルなお菓子です。帽子みたいな...あれです。そんなところが描かれているのかなと思ったって。王妃には素朴な部分があったんではないかって...所詮、アメリカで作るものってヨーロッパの繊細な部分は描けないのかもしれないな～...なんてね～。でも、国を治める能力のない優柔不断な男と結婚させられた女性の哀れさは確かに伝わってきました。頼りなくても、ルイ１６世が優しかったのは救いかな...友達がくれた招待券で見たから（つまりただ）許せたけどこの作品に１８００円出すのは...？？と言う感じでした。ああ、期待してたのに...。あ、でも若い人には、すんなり受け入れられるかもですよ。それと...もうひとつ、書きたいことがあるんです。この映画のＨＰで知ったのですが、なんとあのマリーアントワネットの偉大なる母、マリア・テレジアの役をマリアンヌ･フェイスフルが演じていたんです！！マリアンヌと言えば、そう、私がローリングストーンズが大好きだった頃イギリスの雑誌に必ずミック･ジャガーと一緒に載っていましたっけ。♪As Tears Go By♪は彼女に贈られた曲なのですね。どこか繊細で、透明感のある美少女でした。ミックの恋人であり、シンガーであり女優...そうです、アランドロンと共演した「あの胸にもう一度」見ましたよ～。なんだか退廃的な自滅的な女の子を演じてたような気がします。原題は　THE GIRL ON A MOTORCYCLE だったんですね～。ピタッとた革のツナギが話題でした。　　　　ああ懐かしい…　　　あの顔とあのスタイルでは...男性がほうっておくわけがなく...。、でもその美しさが災いしたのかかなりな荒れた生活をしたらしく、ドラッグづけとなり命もあやうくなりかけたのですがみごと更生したのですね。あの小悪魔的で、妖精のような彼女があんな意志強固で立派なマリア･テレジアを演じたなんて、本当にびっくりしました。変われば変わるものです。全く別人、サプライズです！でも、更生できて良かった～女性に関しては、相当ひどい奴ね～ミックって...あの当時のロックシンガーは皆そうなんですね～。よかった～、いくら好きでもかかわりあいにならなくて～

ついに買っちゃった！

　　　　　　　　　ついに買ってしまいました。　　　　なにをってスペイン直輸入、イベリコ豚のハモンを…　　　　　　　　　　　　torres8さんの日記でず～っと気になっていて　　　　いつか食べてみたいな、と思ってたんです。　　　　時々デパ地下などで売っているのを見ていたんですが高価で手が出なかったんです。でも今日、買っちゃいました。成城石井ってちょいとこじゃれたスーパーで…セールになっていたので。と言ってもこれで１，２９０円ですよ～。１０％増量の文字がうれしい…ちょっとしょっぱいですが、おいしかったですよ。ご飯と共に食べちゃいました。もっと食べ方があるでしょうね…。そう言えば、ちょっと木の実の香りがしたかも…パッケージにどんぐりの絵がついてるのが、toress8さんの日記を見ていたからわかってうれしかった～どんぐりしか食べないイベリコ豚さんが美味しいのですよねイベリコ豚のハモン、初体験なり～本場のはもっとおいしいんだろうな～

今年初の…

　昨日...今年初のドジをやってしまいました。娘から譲り受けたデジカメを壊してしまったのです。朝、マンションの１１階である我が家のベランダから見える富士山の写真を撮ろうとして、電源入れてちょっとパソコンの前の椅子においてしまい朝の支度の忙しさに、そのことを忘れて...　パソコンに向かおうとして椅子に腰掛けたとたん私のお○ツになにか...衝撃の痛みが...と言っても脂肪があった（かなり）おかげであとあとまで痛いと言う事もなく...不幸中の幸いすると！デジカメさんたら、いけず～（ってあたしが悪いのね）フォーカスエラーになっちゃったじゃないですか～。カメラのレンズがギュ～ンと出る部分がゆがんで電源切っても、レンズがひっこまなくなっちゃた！！せめてレンズをひっこめてから置いておけば...。痛い思いもせず、多分カメラも無事だったのに...修理に出すということも考えましたが......でもね、実はものすごく使いにく～いカメラだったのですよ。画素数もメチャクチャ低いし...。だから、娘も買い換えたわけでして...。でも、私のように初心者には、まぁいいかなと思ってましたが。それにしても、いろんなつまみ(？）の部分とかがどうもすごくやりにくくて、いつも「なんだこれ～｣と思ってました。かなり悔しいけど、娘は絶対に自分のカメラは貸さないと言っているし（いつも私のドジにあきれてますから）、ネットで安いのを見つけようと思い、とりあえずお店でどんなのがいいか、店員さんに聞いて参考にしてみようと思ったのです。最初にソフ○ップに行ってみたけど、価格が高いのしか見当たらない...で、ビッ○カメラに行ってみました。するとそこに格安で、しかも今まで使ったのと同じメーカーでグレードアップ（画素数も多いし、モニターも大きい)しているデジカメがあったので、こりゃ買ってもいいなと思ったのです。ビッ○カメラの店員のお兄様（６０歳以上と思われる方でビックリ)にも「あなたにも、撮れますよ～｣と慰め（？）られました...なにせ、かなりお安かったもので、うれしくて...レジに行ったらなんかしらないけど表示価格よりさらに三千円も安い金額だったからまたびっくり。意気揚々と家に帰って娘にみせたら「なに！また電池式の買ったの？すぐ切れて何枚もも撮れないよ～｣あ、そっか～だから安かったんだ～たしかに不便かも...。とりかえにいこうかなとも思ったんですが、そんなに頻繁には使わないでしょうし、ドジなアラネアの事ですからまた落としたり、なにをやるかわからないですから...とりあえず使ってみますわ...。

上野ZOO

ちょっとどうしようかと思ったのですがなんか面白いしせっかく撮ったのでUPしちゃいま～す。先日、動物園で撮ったものです～。暮れは左の肩甲骨あたりがかなり痛く、我慢して仕事や家事をしていましたが、今はすっかり痛みがなくなりました。今日は晴れたし気分もすっきりです。いろいろ、やりたい事が浮かんできました。痛みがなくなり、睡眠を充分取ると元気になれますね～マヌルネコとミーアキャットものせちゃいますね～

ダリかと思ったらハシビロ君！

　　　　　　　　　みなさん、あけましておめでとうございます。私としましては、本日上野の森美術館に行き、「ダリ回顧展｣の感想なんぞをのせ、はなばなしく、新年を飾ろうともくろんでおりました。なのに、なのに...。ちょっときいて～上野駅に着いたのは、午後1時少し前頃、上野の森美術館が見えてきたところでいやな予感...。あの、行列はなに？？まっさか～ダリじゃないでしょ～え、お兄さんがなにか拡声器でおっしゃってますけど...。は～？美術館の入り口の列の前に立て札...「１２０分待ち｣の乾いた文字が...うむむ、娘と二人、即決、これは無理！2時半に東京駅でおばあちゃんと待ち合わせしているし...。しかたなく…持っていた前売り券を、当日券を買おうとしていた感じのいいお父さんと娘さんの親子に格安で買ってもらいました。ほんとはお正月だし差し上げたかったけど、どうも、外見とはちがい腹が太くないアラネアです。ああ、残念と思ったのですが...。「動物園に行きたい｣と言う娘の言葉にあ、そうだ、ハシビロコウ！今日、会いに行きます...きゃ！！動物園にはいると、「ハシビロはこっち！｣と、以前学校からスケッチに来て覚えていた娘が案内...。すると、あざやかなオレンジ色のフラミンゴのそばにじっとうごかずたたずむ、ハシビロコウを発見！ああ、たまりませ～ん...夢にまでみたハシビロ君との対面に興奮...ダリのことは忘れて...。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう、かわいくて不思議で、へんてこで...いい顔してるな～やっぱり、大好きです...その他、いろ～んな動物を堪能しました。こびとかばがかわいかった。　　　　　　　まだ一才の小梅ちゃんですぅ～。顔に草がついていやだよう～オカビってすごく毛並みと色の配色がきれい。　これも不思議な動物ですよね～。もう、ほんとに楽しかった。動物園最高！でも、人がいないと動物園て物悲しいのよね～今日は小さい子もたくさんいたし、にぎわってたから…不忍池にもペリカン、白鳥、かも、その他たくさんの鳥がいて...。　　　　また、ゆっくりきたいと思いました。でも、やっぱりダリ回顧展は残念でした。一足遅れて家をでた息子は(行列の事は知らせたので迷ってましたが...)一時間半ならんで見たそうで、凄く良かったといってました。もしかして、ゴッホより良かったかも...と。でも、閉館時間を過ぎても、まだ並んでいる人がいたとか...時間を延ばしたんでしょうか…？よく考えたら、最終日なんて混むに決まってましたね。まして1月4日なんて...せめて15日位までやっくれたらよかったのな～あ～あ...。でも、動物園もすごく楽しかったし、以前にも書いたようにずう～っと会いたいと思っていたハシビロ君にも会えたのでうれしかった！やっとお正月気分になれました…