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えー、イエローナイフはとってもとっても寒かったです。どんだけ寒かったかと言うと、1日平均してマイナス20~35度。最低でマイナス40度近くになりました。日中で直射日光が当たる場所にいたとしても、空気そのものが冷たいからなのか、ほんわか温かいことすらありません。そして不思議なことに、イエローナイフ市内は風があり体感温度が下がりまくるのでとてつもなく寒いのですが、深夜のオーロラ観察場所では無風状態で、日中よりも寒さを感じませんでした。
つーことで、そんな寒さについてのお話。今日はデジタルカメラ編です。
大抵のデジタルカメラのメーカーによる動作保証環境の最低気温は、大抵0度になっています。正直なところ、メーカーが保証しない極寒環境でカメラが壊れないのか心配でした。
結論で言うと、ほぼ大丈夫でした。
参加者が持ち込んだデジタル一眼レフカメラは、キヤノン勢がEOS-1Ds系と5D、ニコン勢がD3、D3桁、D2桁、そしてシグマSD14でした。そのどれもが壊れること無く動作しました。問題だった部分は、なんといっても電池でしたね。
そーいえば、デジタルカメラの世界には、「映像受光素子を冷却すると暗部ノイズが改善する」という技があります。いわゆる冷却CCDとか冷却CMOSです。主に天体写真の世界で使われます。銀治の記憶が確かなら、すばる望遠鏡もそうだったはず。
イエローナイフではカメラそのものの温度が外気温とほぼ同じになるわけなので、自然と冷却CMOS状態となります。したがって、撮影スタート前にわざとカメラを外気にしばらくさらすことで、ボディ温度を下げてから使い始めました。
閑話休題。
さて、読んでいるみなさまの1番関心あるところはおそらく、「どのカメラが1番持ったか?」ではないかと推測します。もったいぶっても仕方が無いので、極寒で生き延びたデジタル一眼レフランキングを紹介します。
第1位 ニコンD3
第2位 キヤノンEOS-1Ds マーク3 とマーク2
第3位 キヤノン5D
第4位 ニコンD300とD200
第5位 シグマSD14
第6位 ニコンD70s
です。
なんつーか、「どんだけボディが寒さに強かったか」、というよりも、「どんだけ電池が持ったか」というランキングに近いかもしれません。もちろん風よけや寒さ対策としてボディにフリースを巻き付けたり、カバーを付けたりした人もいました。ちなみに僕の5Dは、カバーを付けた状態と使わなかったという実験もしみました。もうひとつちなみに、ほぼ全員が新品かそれに準じる電池で望みました。
で、強かったのは、やっぱりフラッグシップ機。やはりそもそも大容量の電池を使っているだけあってか、マイナス30度の中で電池交換無しで5時間近く動作しつづけたようです。しかし、さすがにマイナス35度を下回ったときは、「電池がもうダメだ」と嘆いていました。
銀治を始め、1番多かったのが5D。僕は電池を2個で望みました。1つの電池が持って1時間半から2時間ぐらい。じょじょに軍艦部の液晶表示やファインダー内のLEDの点灯動作が遅くなって行き、最終的にうんともすんとも言わなくなりました。でもフレッシュな、体温や白金カイロで温めていた電池に取り替えると、動作は遅いままでしたが、息を吹き返してシャッターが切れるようになりました。
D3すら止まった超極寒日は、さすがに電池2個で5時間持たせることはできませんでした。途中、待ち合いの暖房が多少効いた室内で充電器に乗せてチャージし直しました。でも、5分もしないでフル充電になっちゃっうんですよ。
D3桁機を使ったみなさまは、全員カメラを防寒対策していました。それでも「もう電池がダメだ」とか「死んだ・・・」とか、中盤戦にさしかかったあたりで言っていましたね。
SD14はそれなりに健闘したと思いますよ。しかし電池1個が持つのは1時間未満。動作が激重になるのも、5Dより早かったです。同じような電池なのにねぇ。初日にこのことが分かったので、SD14は5Dと平行で撮影せずに、予定通りバックアップ側へ回りました。しかし10ミリを付けたSD14の方が面白い絵が撮れたようにも思います。
D70sは厳しかったですねぇ。外へ出して5分と持たない。よって、オーロラじゃなくて、スナップ機として使われていました(笑)
どっちかって言うと、極寒状況に強いという軍配が上がるのがニコンD3ですが、そこはそれ、銀治はキヤノン党員ですから、キヤノンがニコンに勝ったところもお伝えしましょう(笑)
それは、ケーブルレリーズ。
キヤノンもニコンも、タイマー付きレリーズと通常レリーズがあります。ニコンのレリーズはどちらも、接点の付け根辺りの皮膜が裂けてしまいました。なんでも、最近になって素材を変えたそうで、昔のタイプは問題無いのですが、新しいのは全て壊れました。
ということで、銀治なりに5Dを極寒状態で使うためのアドバイスを。
その1 電池はできる限り新品を最低2個、できれば3個用意したい
その2 防寒カバーはあれば多少生き延びるが、さほど大差ない
その3 オートパワーオフ機能はオフにして常に電源オン状態にする
その4 なるべく撮影し続けた方が電池もボディも持つ
その5 撮り続けるので大容量のフラッシュメモリーを使う
その6 推奨メモリーは、サンディスクのエクストリーム
その7 素早い電池交換に便利だったのは、縦位置グリップ
その8 多分アングルファインダーは便利
という感じでしょうか。
どれだけの人に役立つ情報か分かりませんが(笑)
つづく。
