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2008.03.09
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カテゴリ: 写真旅行記

えー、カナダのイエローナイフでの極寒状態撮影における撮影機材編として、デジタル一眼レフとライカについて語りました。その他な四方山話についてお届けします。

◆ 三脚編 ◆

三脚も凍るって知っていましたか?

もちろん金属部がありますから、凍ります。別に困ることは無いだろうと思うところですが、実はかなり困りました。正直なところ、全員の誤算でした。

オーロラ撮影ツアー参加者の三脚のメーカーは、ジッツォ(スチールとカーボン)、ハスキー、スリック、ベルボン、マンフロット、と言ったところでした。ちなみに僕は、ジッツォのカーボンとマンフロットを持って行きました。

初日の4時間近い撮影が終わり撤収作業に入ったとき、全員が驚いてしまったのです。撤収はカメラからやりますから、三脚は最後まで屋外に立っています。さて三脚をしまおうか、という段階になって可動部がびくとも動きません。可動部とはつまり脚の長さを調整するロックで、カチンコチンに凍ってしまったため馬鹿力を持ってしても回らなくなりました。仕方がないので全員分の三脚がストーブの前へ集まりました。熱で溶かすしか無かったのです。僕のジッツォも同様でした。

原因ははっきり言って不明です。もしかすると密閉率が高いので、湿度がある空気が三脚の脚の空洞内やロックのネジ部に残っていて凍ってしまったのかもしれません。あるいは、回転をスムースにするために使われているオイルが、低温に耐えきれずに凍ってしまったのかもしれません。どちらにしてもマイナス40度ってスゴイんです。

しかし、生き残った三脚がありました!

それは僕がメインで使ったマンフロットなんですよ!(喜)

マンフロットの三脚の脚を伸縮させるロック機能とは一般的な三脚のねじ込み式ではなく、レバーを90度程倒すことで締め付けてロックさせる方式です。これが良かったのでしょう。おかげで楽々撤収することができました。

ということで、極寒冷地撮影におけるお勧めな三脚は、マンフロットです。もちろん他メーカーでもレバー式ロックなら問題ないでしょう。


◆ 雲台編 ◆

三脚と来たら次は雲台ですね。

残念ながら各種雲台の使用具合について観察できませんでした。いずれ参加者が集まる機会があるでしょうから、その時まで細かい話はペンディングとします。ただ、不具合の声が特に無かったように思えるので、特に問題はないのかもしれません。

んで、銀治の場合。素早いフレーミングが必要だと思ったので、いつも使っている3ウェイ式(水平、垂直、回転レバーが独立している)をやめて、中型のボールヘッドにしました。

ボールヘッドはよかったとも言えるし、悪かったとも言えます。

フレーミングをレバー1つで素早くできるのは、とても良い。

水準器無しタイプなので暗黒の世界で水平が狙いにくいのは、悪い。

天空を狙おうと動かす場合、溝を使うので、面倒。

結局凍って動きが悪くなったのは、ダメ。

お?デメリットの方が多かったか?(笑)

それでもスパッと動かせるボールヘッドは、天空360度どこから出現するかわからないオーロラには便利なんだと実感しました。

あえてもっと追求するならば、縦位置と横位置を簡単に変えられると便利。そしてカメラ全体が上を向くことが多いので、パノラマヘッドのようにカメラの重心が三脚の中心にあるまま動かせると精神的に楽になるように思いました。開発したいぐらい(笑)


◆ コンパクトデジタルカメラ編 ◆

さて、今回のオーロラツアーでお世話になったのは、現地のほぼ日本人対象のツアー会社です。したがってツアー会社専用オーロラ観察場所にはほぼ日本人だらけ。滞在期間中は、およそ50人前後の日本人観光客で賑わっていました。僕らは写真が目的なのでほぼ屋外にいましたが、彼、彼女らはドームという簡易テントの中でぬくぬくとオーロラを待ち、出現合図でわらわらと外へ出て来るというパターン。ブレイクアップを見逃すよ(笑)

そしてほぼ全員のその手には、コンパクトデジタルカメラが握られていました。

面白そうなので自分の撮影の合間に横目で観察してみると、彼、彼女らは脅威の撮影方法を取っていたのです。なんと、薄暗いオーロラに向かって片手でコンデジを構えているじゃないですか!

トライする気持ちは分かりますが、まったくもって信じられません。最長で1分ぐらい片手で持ったまま撮影していました。そして口々に、

「えー!オーロラ写らなーい!」

当たり前田のクラッカーってなもんです。(ー"ー;)

ブレイクアップでもしなければ、人間の見ている感覚よりもオーロラは相当に暗いです。こちとら、5DでISO400にしてF1.8のレンズを使い30秒露出とかしているんですよ。普及型コンデジのスペックを覚えているわけではありませんが、高感度はよくてISO400、レンズは広角端でもF3.5とかで、最長長時間露光も10秒ぐらいでしょう。写るわけが無い。

そして事件は起こりました。

防寒カバーをしていなかった5Dは、撮影が終わると自動プレビューします。それを見かけた旅行者が集まってきました。

「スゴイ!超綺麗に写っている!どうして?どうやったら撮れますか?」

なんつーか、無視するのも感じ悪いし、コンデジにも興味あったし、教えたり調べたりするのも好きだし。 なんといっても声を掛けて来たのが女子だったし( ̄▽ ̄;)

どれどれおぢさんにカメラを見せてごらん、と彼女らのコンデジを手にしてみました。しかしながら、暗黒の夜では機種の確認すら困難な状況な上、全ての機種のマニュアルを覚えているわけではないので、困ってしまいました。それでもなんとかしてあげようとアドバイスしたのは、

1.マニュアル的使い方ができる機種なら、高感度で長時間露光にセットする
2.それができない機種なら、花火モードや夜景モードにセットする
3.セルフタイマーを使って、シャッターを切ったらベンチに置いて撮る

ある機種は最長4秒露出しかできずに玉砕。唯一写ったかも的だったのは、新し目のサイバーショットとファインピックスでした。両方とも高感度モデルで、60秒のシャッターが切れたのが勝因でした。

結論としてコンデジでオーロラを撮影するならば、

a.高感度で長時間露光ができるモデルにする
b.暗闇でも扱えるように操作方法を覚えておく
c.せめてテーブル三脚ぐらいは用意する

ことが極めて重要だと思いました。はい。


ということで、機材的な話はおしまい!







SIGMA SD14
SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM
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「大口径開放戦線」
古今東西大口径レンズの開放写真が集まっている参加型ブログ(引越中)

オーロラを見に行きたくなったかな?



カメラ鍋の撮影に成功したら、こちらの画像掲示板へどうぞ





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Last updated  2008.03.09 22:07:09
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