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えー、パノラマ、得に360度全球パノラマを作ろうと思うと、ある種のジレンマが発生します。
普段の1枚写真ならば、どんなに広くても180度円周魚眼がめいっぱいな画角です。この1枚どこかポイントへ向けて撮影する場合、決めたひとつの露出で納得できます。
しかしながら、ぐるっと360度、しかも天も地も撮影するとなった場合、どこかに大きな影、あるいは光り輝く場所が入り込むケースが出現します。パノラマ撮影のポイントでも書きましたが、露出を一定に撮影する必要があります。
すなわち、写真という狭い階調範囲内へ光の強弱全てを納めることができません。ぐるっと360度撮影するんだから全部綺麗に、欲を言えば、人間の視覚に近い雰囲気で表現したい。と思うもんです。
銀塩写真では無理目なこの「広大な輝度比を1枚に納める」という技を、デジタルはちょちょいのチョイとやってくれます。まさしく僕が求める「デジタルならではの技術を使った表現」ということ。
それが「HDR」ですよね。
以前にもチョロッと取り上げた「HDR」です。いわゆる「ハイ・ダイナミック・レンジ」という、通常の露出では収まりきれない現実の輝度比をギュギュっとまとめちゃいましょう。という技ね。
HDRを使えば、通常なら潰れて影になってしまうディテールも、通常ならぶっ飛んで白くなってしまうディテールも、あたかも人間が見ているかのような絵にしてくれます。ま、残念は、やっぱり絵として違和感が出ちゃうことかな(笑)
ひらったくやるとこんな感じ↓です。
あまり適切な例になるカットじゃなかったかなぁ(汗)
この日遠景が霞んでいました。HDRにしたら少しはディテールがでるかなぁ、と思ってやってみたものです。少なくとも適性露出なカットよりは、暗部のディテールも、高輝度な空も両方の情報を圧縮して1枚に表現できていると思います。
HDRもメジャー路線になってきたのか、コンパクトデジカメの機能に搭載されつつありますもんね。
360度パノラマの撮影をする場合には三脚を使うケースが多いわけですから、HDR撮影しちゃって良い素材を作ることも平行してできるってもんです。その分処理枚数が激増しますが(笑)
つーことで、パノラマ作りの一助となる「HDR」にも再度はまっている銀治なのでしたぁ。>わんこ風ナレーションで読んでね
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