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プロ野球中日ドラゴンズの落合監督が引退する。それにしても自分の球団社長から「負けて拍手された」監督は、空前絶後なのではあるまいか?球団社長には、決算を黒字にしなければならない責任があるので、不人気の落合に早く辞めてもらいたい気持ちがあったのだろう。それに対し監督は、自分の不人気より、勝たなければ仕事にならない。どんなに記者団が不満であろうとも、しゃべらないと決めたらしゃべらないものだ。私にいわせれば、ぶっきらぼうの落合を、面白く書く筆をもたない記者のほうがクビものだ。記者はどんな試合であろうと、それを面白く読んでもらうことが仕事だからだ。恐らく落合監督のいないプロ野球は、選手だけの魅力に頼ることになってしまうので、当分は落ち目の一方だろう。サッカー、ラグビー、バスケット、アメフト、野球などは団体スポーツと呼ばれるが、どのスポーツでも名監督がいるといないでは、観客以外の大人たちの対応が違う。特に大人の男たちは、監督と自分の仕事の役割に合わせて考えるだけに、その指揮ぶりやときどき発する一言に強い興味を示す。楽天を最後に引退したかのように見える野村克也監督も、きつい一言が絵になった。恐らくこの野村と落合の2人を超える名言監督は、もう出ないだろう。いやあと1人いる。かりにイチローが日本に帰ってきて、どこかの球団の監督に就いたなら、3人目の名言監督になるだろう。それまでプロ野球は、当分子どものスポーツになり下がることになりそうだ。
2011/11/24
巨人軍の清武英利代表の立場が不利になっている。たしかに読売内部の私憤を、文科省の会議室を使ってバラしたこともおかしいが、中日対ソフトバンクの日本シリーズが始まる前日に発表するなど、非常識といわれても仕方がない。おかげで、スポーツ紙の中には、1面にこの内輪ゲンカ記事を載せたところもある。中日、ソフトバンクファンに憎まれて当然だ。事の是非は措くとして、昔の流行語である、空気の読めないKY人物であることは間違いない。たしかに渡邊恒雄という人物を苦々しく思っている人たちは多い。私もその1人だ。だからこの清武発言に快哉を叫んだことは間違いない。だが、ふつうの感覚なら、辞表を出してからなのではあるまいか?自分はこのまま代表をつづけて、辞めるつもりはない、というのだから、私など首を傾げてしまう。だが記者会見直後のアンケートでは、プロ野球ファンの87%が、清武支持だったようだ。恐らく清武代表としては「してやったり!」の高揚した気分だったろうが、時間がたつにつれて、どうもそうではなくなってきた。原監督も桃井球団社長も、清武代表から離れた発言をするようになったからだ。大向うにはこの反乱劇はウケたが、現実には、球団内部で孤立無縁、つまり彼の説に同調する幹部は、いなかったことになる。人相をいっては悪いが、どう見ても大物顔ではないし、人に好かれる顔でもない。ズバリいえば神経質タイプのサラリーマン顔だ。果たしてこの後どうなるかは、渡邊恒雄の胸三寸だが、清武代表が巨人軍でもう1度脚光を浴びることはなさそうだ。
2011/11/16
そろそろ年末が近づいてくるが、そうなると、「来年は何年(なにどし)だっけ?」と、干支(えと)のことが気にかかってくる。今年が卯(う)年だから、来年は辰(たつ)の年になる。といっても、辰年とはどういう年回りになるのか、わからない人が多いのではあるまいか? 早稲田運命学研究会では、この干支について1回話したのだが、それでも話し足りない部分がある。そこで今回は11月15日(火)午後7時から、補講という形でくわしく話すことにした。そこでは特別に、参加者お1人おひとりの運命がわかる「干支カード」をプレゼントする。もともと干支とは一体なんなのか? なぜこの字を「えと」と読むのか? なぜ新年になるとこれが気になるのか?そんな暦の基礎もぜひ知っていただきたいと思うのだが、今回はそこまでは話が及ばない。それは12月14日(水)の定例勉強会に「暦の読み方」として、くわしく説明したいと思っている。今回の補講では、干支があなたの性格や運命に、どのような影響を与えるかにしぼって、お話したいと思う。それこそ仕事や職業にも、大きく影響を及ぼすのだ。私は辛羊(かのとひつじ)の年の生まれであり、それに従って、これまでの人生を歩んできた。占いは、当たるか当たらないかを観るものではない。生まれた事実から、自分の背負っている運命を知って、いかにその運命を生かすかが大切なのだ。参加希望の方はhttp://w-unmei.com/subpage3.html を見てはどうか?
2011/11/09
自分勝手をすすめるとは何ごとか! と叱られそうだが、いまの世の中、少々アクの強い生き方をしなければ、結局踏みにじられて、息も絶え絶えになってしまうのではないか?スティーブ・ジョブスにしても、たった1人で、誰も考えない製品を勝手につくっていたし、医者のすすめるガンの手術もせずに、死んでいったではないか。ユニクロの柳井正会長、楽天の三木谷浩史社長にしても、自分勝手に英語を公用語にして、社内だけでなく、世間も騒がせている。だが、彼らの見通しは誤まっていない。これらの大物経営者は別にしても、一般人でも自分勝手にやって、うまくいっている人は多いのではなかろうか? 私だって、周りのことはまったく気にせず、会社を2度も辞めて、フリーになっている。自己責任さえしっかりしていれば、若いうちに競馬やマージャンに打ち込んでも、いいのではないかと思う。昔、大江定基という北面(ほくめん)の武士がいたが、彼はあるとき突然、妻子を捨てて出家してしまった。のちに寂照上人として、多くの人々の魂を救ったが、妻子を捨てた自分勝手が批判された。だが彼は、思うところがあって、自己責任で自分勝手を貫いたのだ。ところが大王製紙の井川意高(もとたか)前会長の106億円借金は、自分勝手といっても、確固たる生き方ではない。単なる遊び過ぎのやりたい放題に過ぎない。自分だけの都合を優先したこの男は許されないが、本物の自分勝手なら、ぜひともその生き方を貫いてほしいと思う。近頃では中日の落合監督が、その美学を貫いたのではあるまいか?彼のようなアクの強さは、むしろいまの若者にあってほしいと思うのだが。
2011/11/01
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