全4件 (4件中 1-4件目)
1
このところ、日本のスポーツ界は若者たちの大活躍でにぎわっている。ヤンキースでまだ負けなしの田中将大投手、それに世界のベスト10寸前まで上ってきたプロテニスの錦織圭選手。どちらにしても楽しみな20代の選手だ。これに対して10代の少年少女たちも負けていない。今週行なわれたプロゴルフのバンテリンレディースオープンで、15歳の高校1年生のアマチュア少女が優勝を飾った。勝みなみというアマ選手だが、これは女子プロゴルフ始まって以来の最年少記録だ。卓球女子ペアを組みドイツ、スペイン両オープンで優勝した平野美宇、伊藤美誠の両選手は、まだ13歳だ。福原愛を凌ぐほどの活躍ぶりだが、こういった10代での経験は、さらに大きな結実を生むだろう。スキージャンプでW杯2連勝を飾った高梨沙羅もまだ、17歳と若い。オリンピックでは惜しくもメダルを逃したが、まだ4年後に期待を残している。男子の10代にも世界的な逸材が潜んでいる。サッカーでは久保建英が12歳で、スペインのバルセロナ下部組織に入団している。すでに天才少年として、あちらでは有名になっているらしい。野球でも13歳の伊藤英二投手がリトルリーグで完全試合をしているし、14歳の清宮幸太郎選手は、160メートルの場外弾を打ったという。いずれも来たるべき東京オリンピック有望選手として、大注目の的となっている。スポーツは、これら天才少年少女たちの大活躍に任せられるだろう。他の分野でも優秀な若手が現れてくるに違いない。そう考えると、日本もこの先、まだまだ楽しみな国になるのではなかろうか?
2014/04/24
日本の政治家で、とっさに、こういう対応のできる人はいないだろう。ヒラリー・クリントン前国務長官の講演中、警備網をかいくぐった1人の女性が靴を投げつけた。とっさによけて難を逃れたが、彼女は「いまのはコウモリ? 誰かが何かを投げたの?」と聞いた。もし当たっていたら、大変な騒ぎになっていただろう。なにしろ次期大統領の民主党最有力候補なのだから。そのあと落つきを取り戻したヒラリーは、持ち前のユーモアセンスを披露したのだ。「(パフォーマンス集団の)シルク・ドゥ・ソレイユの(演目の)一部だったの?」さらにつづけて「何ということでしょう。廃棄物処理問題がこんなに賛否両論のあるものとは知らなかったわ。彼女(犯人)が私みたいに、ソフトボールをやっていなかったことに感謝しましょう」これで会場は笑いに包まれたが、すばらしい度胸とユーモアセンスだ。これはユーモアセンスが、人の上に立つ政治家や経営者の資質、と見られている米国だからこそ、若いときから鍛えられているのだろう。日本人ではこうはいかない。しかしとっさの言葉で、警備の人々の責任は軽くなったのではあるまいか? これでヒラリーの人気はさらに増しただろう。ユーモアのある人は上位に立てる。なぜなら、周囲を明るくし、今回のように責任問題まで軽くする力があるからだ。いつもいつも、他人を悪くいい、責任を他人になすりつけるような人間にはなりたくない。
2014/04/17
立ち食いステーキの店が絶好調だ。「いきなり!ステーキ」がその店だが、ランチタイムには行列になるほどだという。すでに都内に10店舗出ているが、この夏にはニューヨークに進出するというから、楽しみだ。ステーキといえば、ホテルの高級レストランで食べるもの、という印象が強いがそれを逆手に取ったところが面白い。このステーキ店にかぎらず、最近は「俺のフレンチ・俺のイタリアン」も人気だ。私が考えるには、こういった立ち食い店が流行るのは、若い男女に恋人がいないせいではあるまいか? というのも高級店にひとりで入って、フレンチやステーキは食べにくい。その点、立ち食いであれば、女性ひとりでも入れるし、むしろひとりのほうが食べやすいともいえる。いまの時代は、恋人のいない男女が激増しているだけに、その観点からしても、まだまだ伸びるのではあるまいか?一方、牛丼店で牛すき鍋膳が人気だ。吉野家はこの品揃えで、決算の数字がよくなったという。もしかすると、女性や高齢者などを引きつける効果が高かったのではないか?いまの時代は、常に新しい客層を開拓しないと、伸びていかない。食事にしても何を食べたいかだけでなく、どういう場所なら食べたいか、どういう形式なら喜ぶか――を考えたほうが、勝つのではないか?また店舗名も重要だ。「いきなり!ステーキ」は、まさに核心をついた店名だ。これなら「いきなり!中トロ」も可能だろう。もっとも本体が牛肉専門だから、やらないだろうが。そう考えると、まだまだ新しい業態は、いくらでも出てきそうで楽しみだ。
2014/04/10
国土交通省は2050年になると、日本の国土の62%が無人地帯になる、と発表した。では、いまはどのくらいなのだろう?日本の面積は約38万平方キロメートルで、いまはこの中の18万キロメートルに人が住んでいる。約53%が無人地帯なのだが、これがいまから36年後には9%ふえて、人の住まない土地が、62%に広がるというのだ。これだけの国土をもちながら、その38%の中にしか、人はいない、という計算になるらしい。それだけ人口が激減するからなのだ。すでに無人の村が点全国的に在するが、それがもっともっとふえてくる。こうなると、大都会にしか人は住まなくなるようだ。極論するならば、新幹線の停車する駅だけに人は集まり、それ以外はいなくなる、という恐怖の図が浮かび上がってくる。アメリカの西部開拓史ではないが、19世紀のアメリカがそうだった。人の住むところだけに駅馬車は止まり、そのほかは無人の砂漠地帯だった。日本でも、すでにその傾向は見えている。「週刊新潮」のカラーグラビアに「水村山郭不動産」という連載ページがある。ここでは毎号、目を疑うような豪邸が約1000万円で売りに出されている。つまり、人がいなくなると、どんな豪邸でも二束三文の価値しかない、という未来図を示しているようだ。この現実をしっかりわきまえて、将来の土地投資を考えたほうがいいようだ。あなたのふるさとがなくなる可能性はそうなのか? わずか30年後、40年後には、それが現実のものになるかもしれない。気になる人は、この国交省の発表をもっとくわしく調べるといいだろう。
2014/04/02
全4件 (4件中 1-4件目)
1


