( 承前 )
龍潭寺を後にして落合橋まで下る。落合橋から都田川と井伊谷川の合流点を撮影。
昼食の出来る場所はと探すが見当たらない。
気賀駅前まで来ると駅舎の中に中華のお店。此処で昼食とする。昼食後、自転車を宅配便で自宅へ送るべく、コンビニなど宅配を取り次いでくれる処が近くにあるか尋ねると、店のご主人から落合橋を渡った先にヤマト運輸の配送センターがあると教えて戴く。
上の1枚目の写真が落合橋の中ほどで撮ったもの。渡らずに中間で引き返して来たのであったが、どうやら、渡りかかった橋は渡りなさい、ということのようだ(笑)。
ヤマト運輸で自転車のトレンクル君を送る手配を済ませて、徒歩にてブラブラと駅方向に引き返す。橋の手前、ガソリンスタンドの前の辻に刑部城址の説明標識のあることに気が付く。標識越しに目に入ったのは下の山。これが城跡の山かと撮影したが、実際の城跡は背後にあったのでした。浜松ならぬお粗末(笑)。
(刑部城跡かと撮影したが城跡は背後にあったようだから、これは西隣の山。)
この説明板の設置位置が不適切で誤解のもと。文章をよく読めば間違うこともなかったのではあるが、説明板の向きがよくない。向きを反対にすればこのような誤解も生まれない。自分の迂闊を棚に上げて八つ当たり。ということで、刑部城跡が紹介されているサイトを下に貼り付けて置きます。下のサイトに掲載されている地図(下記引用掲載)によると、上の山の前で姫街道は城址を囲むように廻っている(当時は橋はなく落合橋の向こう側と城跡の北側とを都田川の渡しが繋いでいたようですが)から、この山も城と一体的なもので、城の一部であったかも知れない。
<参考> 浜松市北区細江町刑部城跡と堀川城跡
落合橋を渡って、天龍浜名湖鉄道のガード下を潜り、国道362号線の交差点角にあったのが気賀関跡の碑。関屋の一部が残っているとのことだが、これがなかなか分からない。この碑の直ぐ裏の、人一人がやっと通れる位の細い路地を入った処がそれでした。
この看板の向こう側の狭い路地を入った処から見たのが下の写真。この屋根の部分が関屋跡と言う訳ですかな。いやはや何とも。
駅前に戻って来ると13時50分。新所原方面行きは14時18分発。まだ時間はある。駅のホームの木造上屋は珍しいらしく、市の文化財か何かに指定されているよう。確かにいい風情である。手前にコスモスのような少し背の高い花が咲いていると景色としてのおさまりがいいのだが、その季節ではない。
電車が来るまでの間、今回の旅で撮ったマンホールを並べて置くことと致しましょう。
新所原到着15時2分。15時7分発の電車に乗るべく隣のJR新所原駅へと移動するが、改札前に人の群れ。電光掲示板には「強風のため運転を見合わせています」という文字が流れている。いつ回復するのかは風任せにて不明。
駅前にはタクシーの姿もなく、打つ手なし。仕方なく駅前のリスボンとかいう名の喫茶店に入って様子を見ることとする。
喫茶店に入ると登山靴にザックの女性が先客で一人。「まだ動きませんか。」と仰るので、「ええ、そのようです。」と彼女の後の席に座る。「もう長く動いていないのですか。僕は先程こちらに来たばかりなので・・」と言うと「私もそうです。同じ電車でしたよ。」と仰る。何のことは無い、彼女の方がいち早く適切な待ち方を選択して居られたのでありました。珈琲を飲みながら断片的に交わした言葉から彼女は名古屋から来られたことや、この辺りはよく強風でこういうことがあるのだというようなことを知る。
そうこうしているうちに店内は電車待ちの人でいっぱいになる。リスボンと言えば、ポルトガルの女性と結婚してリスボン郊外かに住んでいる筈の大学同期の光◎君は元気にしているのだろうか、などと徒然なるままに思ったりも(笑)。
今回は14、15日と妻と一緒に銀輪散歩したものであるが、最終日の今日は東都筑駅で別れて妻は豊橋へ。それぞれ別行動。小生一人の銀輪散歩となり、妻とは豊橋で落ち合って帰るということになっていたのだが、これではいつになったら豊橋へ行けるのか分からない。
タクシー乗り場が見える位置に席を取っていたが、1台のタクシーがやっと現れて、サラリーマン風の背広姿の男性がそれに乗った。次のタクシーに乗ろうと勘定を済ませて待っていると車が来た。店を飛び出し、それを確保。豊橋へと向かいました。
走り出してから、名古屋まで帰るという店で出会った女性も豊橋まで同乗させてあげればよかった、と気付くがアトの祭。
16時10分頃に豊橋駅前に到着。予定していた16時22分発のこだまにて、京都17時44分着で無事帰って来れました。小生が豊橋駅に着いた頃には東海道線も運転を再開したようで、名古屋の先程の女性も無事帰宅の途につけたことでしょう。
以上にて奥浜名湖銀輪散歩、完結であります。ながらくお付き合い下さったことに感謝申し上げます。<完>
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
飛鳥川銀輪散歩(上) 2024.11.10 コメント(2)
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