昨日4月2日は若草読書会のお花見会でありました。
例によって場所取りはヤカモチの役目。
今年は、開花も遅く、見頃は1週間程度先で、花見する人も少なかろうと家を出たのは朝5時半頃。途中のコンビニで自身の朝食用の珈琲と野菜ジュースとパンを買い、ついでに参加者用のカップみそ汁を9個買って、お花見場所の花園中央公園到着が6時少し前。
公園の桜広場には、早朝の散歩の人影はあるものの、お花見の席取りをする人の影はない。それもその筈、桜は全く咲いていないではないか。暫し茫然。持参したビニールシートを広げる意欲も失せたのでありました。
それでも、気を取り直して、少しでも咲いている木はないかと見回ってみる。よく見るとチラホラと咲いている木もある。花の付き具合が一番多いと感じられた木の下に、ビニールシートを広げる。公衆便所の向かいには、ほぼ満開と見られる細めの若い木が1本ありましたが、立地がよくないのでパスしました。
下の写真は、昨年の4月3日のお花見会の時の写真です。昨年はこんな風に満開でありましたから、今年の咲きの遅さがよく分かると言うもの。
(昨年 4月3日の記事 から転用の写真2枚)
それでもチラホラと部分的に咲いているのを写真で切り取るとこんな風に「春」なのであり、「花見」らしくもなるのでありました。
6時半になると公園ではラジオ体操が始まる。それに集まる人が次々と来られて、いっとき賑やかになるが、彼らが引き上げてしまうとまたもとの閑散とした感じに戻り、犬の散歩の人がチラホラ。
そんな中に小型犬を連れた男性が傘型の円型ベンチに座って、その上で犬のブラッシングを始めた。抜けた毛の始末はどうするのだろうと見ていたが、長らくして、そのまま犬を連れて立ち去る。ベンチに行ってみるとびっしりと真っ白の毛がベンチを覆っている。「お~い。」と大声を出す。遠くまで立ち去りかけていた男性が振り向く。「アンタや。これどうするのよ。このままにして置くつもりか。」と怒鳴る。
無言で引き返して来た男性は「すみません。」と言って、手で積もった毛を地面に払い落して行く。ティッシュか雑巾などできれいに拭き取って貰うことを期待したがブラシは持って来ていても、そのようなものを持って来ているようでもない男性は素手で払うのが精一杯。従って、彼が立ち去った後もまだかなり毛が残っていた。気付かずに座るとズボンなどに毛がくっ付くだろう。仕方なく
ティッシュを出して全て拭き取る。糞の始末をしない飼主やベンチに毛をまき散らして平然と去る愛犬家は犬を飼う資格がないと言うべき。
カメラを首からぶら下げた男性がしきりに桜木の幹に見入っている。「何かあるのですか?」と近寄って声をお掛けすると、ひこばえに咲く桜を今年は撮ることに専念しているのだという。「この花は撮りましたか。」と小生が先程に撮った目の前のひこばえを指さすと、もう撮影した、とのこと。公園内の木々を見て回りながら、ひこばえの芽や枝先の花の付き具合や芽の状態を確認して、撮影時期の見通しを立てて居られるようです。
ビニールシートを広げて、場所取りをする人たちもあちらこちらに現れて来て、漸くお花見の広場の雰囲気になって来る。
いつぞやは、待ち時間を野良猫たちと過ごしたこともあるヤカモチであるが、今年は猫は登場せず、代わりに雀や鳩や烏が目立ちました。日が昇り、人影が増えるにしたがって、鳥たちの姿も見えなくなったが、最初は彼らと時間を過ごしたのでありました。
ヒヨドリにしては茶色っぽいのですが、これは丁度朝日が昇ったばかりの頃でその光線の影響でこんな風な色に写ったものと思われる。もっと灰色がかった鳥の筈である。
ひよどりは 昇る朝日に 茶毛なりて
すましにけらし ひよとも鳴かず (偐家持)
むらスズメの写真。
右側写真の一番上の雀さんとは目が合ってしまいましたですな。
こいつは見張り役かも(笑)。
そうこうしているうちに、中学の同級生でもあるひろみの郎女さんがマイカーで到着。前日に智麻呂邸で積み込んだ椅子などを運んで来てくれました。彼女が同じく同級生の谷〇君を呼ばないか、と言うので、彼に電話する。
「今、ヒマか?」これこれこうなので、モーニング珈琲ご馳走するから、散歩を兼ねて「こちらに来ないか?」と小生。「今、畑に居るが、そのままの格好でいいなら、これから行く。」と彼。春キャベツとブロッコリを我々二人にとビニール袋に入れたもの二包を手土産に彼がやって来て、三人で同窓会でした。
また、これに先立って、ひろみの郎女さんが同じく同級生の塩〇さんにも電話し、小生も電話を替わって彼女と少し話をしたので、益々、同窓会でありました。
谷〇君が引き上げた後、先ず智麻呂・恒郎女ご夫妻がご来場。続いて、小万知さんと和郎女さんが来られ、次に祥麻呂さん、槇麻呂さんの順でご来場。最後に香代女さんが到着で宴会を始めました。常連の凡鬼・景郎女ご夫妻は渡英の日程と重なり欠席、和麻呂氏と偐山頭火氏は病後の養生で欠席。東京のリチ女さんは予定が合わずで欠席、読書会は今後不定期参加とすると昨年宣言された謙麻呂さんも前回はご出席されたものの今回は欠席、ということで、全9名の参加にとどまりました。
日が高くなるに従い、咲き出す花も幾分増えたようで、朝やって来た6時頃は5~6輪しか開花していなかった、我らが頭上の桜も、宴会を終えて引き上げる午後1時半頃にはもう数え切れないほどの数になっていました。夜まで粘ればそこそこの花見になるのでは、との冗談もあながち間違ってはいないかもであるが、そうも行かぬと撤収し、二次会の智麻呂邸、若草ホールへと向かうこととしました。香代女さんは、二次会までは無理と瓢箪山駅からお帰りになりました。
二次会は、恒例の「たこ焼きパーティ」である。暫くお茶を戴きながら談笑に時を過ごしましたが、いよいよたこ焼きタイムという時に、小万知さんと和郎女さんは帰宅の途へ。残り6名でたこ焼きとなりました。焼く途中で、たこ焼きをクルリとひっくり返す役目をいつも担って戴いていた名人凡鬼さんが欠席なので、それを恒郎女、祥麻呂、偐家持の三人でこれを行う。手つきの程は別にして、偐家持たこ焼きもちゃんと丸く仕上がりました。各人12~3個は食べましたが、3名が二次会を辞されたので、かなり材料が余ってしまいました。刻んだ蛸が無くなるまではとその後も焼き続け、最後は具の多いたこ焼きとなりましたが、タコの切れ目が終わり時で、無事終了。午後5時頃の解散となりました。
花の咲き具合は別にして、タコの焼き具合も、空の晴れ具合も申し分なく、楽しいお花見の一日となりました。
ごとばんさん(後鳥羽院) 2024.10.25 コメント(6)
若草読書会・ヨーロッパ二つの窓 2024.07.02 コメント(6)
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