「自衛隊と連携して制圧を」サンゴ強奪中国船。
沖縄県・尖閣諸島に続き、日本の領海が危機に陥っている。東京都の小笠原・伊豆諸島沖に出現した200隻以上に及ぶ中国漁船団。
サンゴの密漁を狙っているとみられるが、中国共産党の関与を指摘する声も挙がっている。国境の島を脅かす赤い船団。
「sengoku38」の名で尖閣での中国漁船の横暴を暴いた元海上保安官の一色(いっしき)正春氏(47)は、その対抗策として「自衛隊と海保などが連携して事にあたるほか、機動隊を動員することも視野に入れるべきだ」と提言した。
小笠原・伊豆諸島沖で密漁を繰り返す赤い船団。そこに大型で強い勢力の台風20号(中心気圧975ヘクトパスカル)が襲いかかっている。
6日午前9時現在、小笠原諸島・父島の西北西約260キロの海上を時速約20キロで北北東へ進み、中心付近の最大風速は30メートル、
最大瞬間風速は45メートルで、波の高さは最大9メートル。中心の南東側150キロ、北西側110キロ以内が風速25メートル以上というすさまじさだ。
中国漁船は台風を避ける進路を取っているが、海上保安庁によると、同日午前、13隻が小笠原諸島周辺の領海内に停泊しているのを確認した。
避難目的で小笠原や点在する無人島に上陸する恐れもあるため、大型巡視船が24時間態勢で監視にあたっている。
海に空に狡猾な挑発行為を繰り返し、覇権を握ろうとしてきた中国側だけに、この台風さえ上陸の材料に使いかねない。実際、今回も船団の背後に中国共産党の影が見え隠れする。
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