11月5日から6日にかけ、北海道の浦河町の港に推計100トンにも及ぶイワシが打ち上げら
れた。同月3日には浦河町から約80キロ離れたむかわ町でも大量死が発生、
この日は一帯で最大震度4の内陸地震が起きているため、地元民は「大地震の前触れではないか」と不安
を募らせている。
異変の原因については「11月3日に低気圧が接近し、海面に流れ込んだ冷たい海水をイワ
シがいっせいに避けようと浅瀬に押し寄せた結果、酸欠状態になった」との専門家の見方も
あるが、果たして気象の影響と言い切れるのか。
例えば2011年2月にニュージーランドで発生したカンタベリー地震(M6.1)発生の前日には、
海岸に107頭のクジラの群れが打ち上げられた。日本でも東日本大震災の約2カ月前、深海
魚であるはずの『リュウグウノツカイ』が小田原で定置網に掛かり、1週間前にも茨城県鹿嶋
市の海岸でクジラ52頭が打ち上げられている。
生物の異常行動と地震の関係について、琉球大学理学部名誉教授の木村政昭氏が言う。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image