RIT Capital Partners基金の総裁を務めるジェイコブ・ロスチャイルド卿は、
クライアントに向けた定例書簡の中で
「すでにここ数年、人類は、世界の中央銀行が行っている
グローバルな金融上の実験という条件下で暮らしている。
中央銀行は『空中から』記録的な量の紙幣を印刷し、
歴史上最低レベルまで金利を下げた」
と指摘している。
またロスチャイルド卿は
「中央銀行のトップ達は、世界の歴史上、文字通り最大のマネタリー実験を続けている。
それがどんな結果をもたらすかは、予見不可能だ」
と述べた。
米国のバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(投資銀行)は、
この8年間、世界の中央銀行は600回以上、金利を下げたと計算している。
2008年の経済危機後、中央銀行の側から行われた資金注入の総額は、10兆ドルを超えている。
なおロスチャイルド卿は、定例書簡の中で
「ほとんどあらゆるタイプの投資は、資金の注入により増えたが、
経済成長は微々たるもので需要も弱い、
また多くの先進諸国では、相変わらずデフレがみられる」
と分析している。
さてさて、資本主義経済の終焉がついにくるのか、お金を刷り続けて誤魔化しし続けるのか?
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