追求する姿勢を見せている、お笑い芸人・河本準一(37才・次長課長)の
「母親生活保護不正受給疑惑」。
推定年収5000万円といわれる河本は、実母を扶養していないと主張している。
生活保護を受給する条件について、生活保護制度に詳しい関西国際大学教授の道中隆氏に話を聞いた。
「預貯金、持ち家などの資産がないこと、親族からの援助が受けられないこと、働くことができなくて
一定以上の収入がないこと…大きくこの3つの条件になります。生活保護法では、もし助けてくれる
親族がいる場合は、生活保護を受ける前に、子供やきょうだいの援助を受けなければいけないなどと
定められています」
河本の年収は、出演しているテレビ番組などから推定して5000万円。
これが仮に4000万円、3000万円、あるいは2000万円であっても、
一般的な常識で考えれば、母親の面倒をみる程度には裕福だろう。
河本は妻と一男一女の4人家族。都内の一等地にある高級賃貸マンションの3LDKで暮らしている。
先日、テレビ番組に出演した際には、そのマイホームを妻子とともに公開しつつ、幸せな暮らしぶりを
見せていたが、母ひとりを養う余裕もない生活にはとても見えなかった。
以前、女性セブンの取材に河本の所属事務所は、母親が生活保護を受給していることを認めたうえで、
「決して不正受給をしているわけではありません」と主張、河本には母親の他に面倒を見なければ
いけない親族が3人いて、母親を含め4人の面倒を見なければならず、負担が大きいこと、そして
お笑い芸人という職業柄、将来いつ仕事がなくなるかわからないため、貯蓄をしておく必要があること。
この2つの要素を踏まえて行政と相談したうえで、受給していると回答していた。
しかし、そうなると河本の言い分がまかり通るのであれば、どのような年収の家庭にもそれぞれの
事情があるはずで、「親を扶養しなくてもいい」とみんなが主張し始めたら、生活保護そのものの
根幹を揺るがす問題となる。
民法の規定では、親子の関係が極端に悪いなど、何らかの事情で親子関係を絶縁していた場合、
扶養を拒否することも可能だ。そうであれば子供には、どれだけ収入があっても親の面倒をみる義務はない。
しかし、河本は著書『一人二役』の表紙で母親とのツーショット写真を披露。
バラエティー番組では「(母親に)仕送りしている」と率先して発言するなど、
その関係は極めて良好に映る。
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