消費税増税法案の成立が確実な情勢となった。衆議院は参議院が不要になるほどの3分の2以上の圧倒的多数で可決した。
もし参議院が審議しなくても2カ月経てば衆議院で再議決すればいいので、国会会期が9月8日と長期延長された今、これで消費税増税法案は成立したといってもいい。
法案では2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げられるが、これを止める手立てはないのだろうか。
唯一考えられるのは、消費税増税法案を凍結する法案や廃止する法案を成立させることだ。
いったん成立した法案を「ちゃぶ台返し」するのはこれしかない。
余談になるが、野田佳彦首相は消費税増税法案を党内で反対する人に「ちゃぶ台返しするな」と言った。
野田首相は党内手続きにすぎない代表選で代表に選ばれ、消費増税も国民向けのマニフェストに書かれていないのだが、
その後、党内手続きを経ていることを「ちゃぶ台」の根拠にしている。
党内でもめている最中の23日、「ちゃぶ台返し世界大会」が岩手県矢巾町で開かれた。
参加した人たちは「消費税増税、絶対反対だぁ」などと叫びながら、ちゃぶ台を思い切りひっくり返したという。
今年で6回目となる催しなので今回の増税騒ぎに合わせたものでなく、(小沢一郎氏の地元である)岩手県という場所もたまたまの話だ。
成立した法律を「ちゃぶ台返し」するのは容易なことでない。今の政権ではやるはずがないので、基本的には反増税への政権交代が必要になる。
また、14年4月が近づけば近づくほど、「ちゃぶ台返し」はできなくなる。
準備に入る人が多くなるので、増税凍結法そのものが経済混乱を起こすからだ。
総選挙は遅くとも13年8月までに行われるので、ギリギリ間に合うだろうが、
本来なら実施1年前の13年3月までに総選挙で増税の白黒をはっきりつけておいたほうがいい。(続く)
zakzak http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120628/plt1206280710001-n1.htm
続きは>>2-4
2 :うしうしタイフーンφ ★:2012/06/30(土) 16:36:15.77 ID:???0
>>1の続き
今の増税法案でも「実質経済成長率2%、名目経済成長率3%」という景気条項が入っているので、
時の政権が判断すれば、消費税増税を止められる。増税消極派の中にはそのように主張する人もいる。
しかし、この条項は「条件」でないので、時の政権は必ずしもこれに拘束されるものでない。
財務省は増税法案が成立したら猛スピードで増税準備に取りかかり、世間を増税から後戻りできないようにするだろう。
その結果、増税がすぐに既定路線化するだろう。この場合も増税法案が既にできているので、やはり凍結法や廃止法が必要になる。
ということは、反増税勢力への政権交代が必要というわけだ。
過去2回の消費税増税の時には、レベニュー・ニュートラル(増減税同額)といって所得税等の減税措置が入っていた。
今回は増税だけであるが、それではまずいということで公共投資増の話が出てきた。
やはり国民にカネを持たせるより国が取り上げて使うという誤った発想だ。
だからこそ、事実上の民自公の増税大連立から政権交代して増税をストップすることが必要だ。
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