『苦役列車』は、前田が尊敬する山下敦弘監督がメガホンを取るということもあり、女優への本格転身を前にした本人の意気込みはかなりのものだった。しかしフタを開けてみれば、とんでもなく厳しく、そして寒い現実を突きつけられてしまった。
「14日土曜日に公開された『苦役列車』ですが、土日の2日間で全国の観客動員数は5,000人台後半で、6,000人にすら届きませんでした。映画チケット代が1,800円として単純に計算すると、1,000万円ほどしか売り上げがなかったということです。昨年前田が主演した『もしドラ』も制作陣の予想を大きく下回る大コケでしたが、それ以上のコケっぷりです。関係者も“ここまで動員力がないとは思わなかった”と頭を抱えていますよ」(映画関係者)
『苦役列車』は、原作者の芥川賞作家・西村賢太氏が「どうしようもなくつまらない映画」「原作者として名前を連ねるのも不快」などと酷評。さらに前田をヒロイン役に起用したことにも「柏木由紀さんの方が理想だったんですけど」などとバッサリ斬り捨てるなど、公開前から穏やかではなかった。
映画の不人気は決して前田だけの責任ではないが、前田がこれまでのドラマや映画出演で何一つ実績らしい実績を挙げていないことは明らか。このままではAKB48を卒業して女優になっても、進む道は“苦役列車”となってしまいそうだ。
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