2021年05月30日
ベガルタ仙台 対 セレッソ大阪
試合の印象としては仙台対策をしてきたセレッソに対してしっかりと粘れた、勝てる可能性の高かった試合でした。
対策してきたと感じたのは3バックにして、ウイングバックを置いてきたことがそう感じました。
勝てていないから何かを変えるために3バックにしたとも取れますが、前節の名古屋戦でも試合終盤にウイングバックを置いてきた相手に対してマークが曖昧になるシーンもあったのでそこをつきにきたのだと思いました。
立ち上がりは3バックにたいしてFWとサイドハーフがプレスに行くも外されてウイングバックにボールが入ってしまいそこをケアすると3バックへのプレスが弱くなり、3バックからインサイドハーフにボールが入りそこから展開されたりした前半だったと思います。
フォギーニョの負傷交代は予想外だったとしても彰吾のプレー精度も高いのでそこまで影響はないように感じました。富田がいたのが大きかったと思います。
決定機がクロスバーに2回当たったあたりからも流れはセレッソだったのかなと感じました。
あと変わったと感じたのが、ハーフタイムでロッカーに戻るときに選手同士で話し合う姿が増えてきたように思えました。
後半はプレスのかけ方を整理してバランスが良くなり、距離感が良くなったと感じました。
その中での先制点を取られたのは痛かったなと。
追いつくためにマルティノスとフェリペカルドーゾの同時投入は前線での迫力は増すものの守備の強度は落ちるので諸刃の剣かな?という印象です。
そこで西村の守備の役割がかなり多くなり、負担は大きかったはずです。
ただ、やっぱりマルティノスは一発はあるなと。決定力はあるので、あとはピッチの上で誰がマルティノスをコントロールするのかが大事になってくるかと思います。
得点後はセレッソの重心が後ろになったように見えたのでそれもあって押し込むことができてました。
そこでしっかりと決め切れれば、もっと上にいけると思いました。
最後の西村のシーンはリプレイを見てもPKだったと思います。
VARの介入条件であるPKかどうかというのは満たしていると思うので、あとは明白な間違いがあったかどうかになると思います。そこで明白な間違いがなかったということでハンドになったのだと思いますが、DAZNだとリプレイが流れて交信している様子が見えなかったのでそこを説明してくれるともっとみんな納得できるのかなと。
モヤモヤが残る最後だったものの負けないチームにはなってきたと思うので、一つひとつ勝ち点を積み上げていくしかないですね。
最後に気になったシーンを一つ。
65分にクバがキャッチしたあとに大久保選手がわざと蹴っているように見えました。
頭部付近だったので主審はしっかりと見ていて欲しかったなと思いました。
次はしばらく休んで9日にホームで天皇杯初戦、グルージャ盛岡戦です。
お名前.com
良かったシーン
2021年05月27日
ベガルタ仙台 対 名古屋グランパス
90分間我慢しきった試合だったと思います。
守備の部分ではFW2枚が制限をかけ、サイドハーフがサイドバックに圧をかける。相手のボランチに対してはフォギーニョがいき、松下がバランスえおとる。
外されたらすぐにポジションにり、時間をかけさせてブロックを整える。
相手がバックパスをすればすぐにラインを上げてこんぱくとにして3ラインを形成する。
しっかりと組織として守ることができていたと思います。
個々でも一人ひとりが球際をしっかりいく、シュートコースにしっかりと入って身体を投げ出したりと強度が高かったです。
攻撃時には皆川がしっかりと収めて時間を作る。西村のサポートも早く、しっかりと全体を押し上げてから攻撃できていたと思います。
皆川と西村の貢献度は非常に高かったと感じました。
フェリペカルドーゾもベストコンディションではなさそうですが、これから期待できそうな気がします。
個人的にはクリスランに似た雰囲気を感じます。スーパーゴールを叩き込んでくれる日がいつかくるのでは?
終盤に相手がウイングバックを置いてきた時に対応がちょっと曖昧になっているようにも見えました、しっかりと中を固めて対応しているのをみて、割り切って、入れさせても気持ちよくプレーをせないというような感じだったのかな?と思いました。
その辺は真瀬が上手く対応していました。
得点シーンはフォギーニョの上がりが全てだったと思いました。
その前に右足のシュートを2本外していたこともあって左足をケアしていた相手がフォギーニョにつられて外せたと思いますし、それを見逃さなかったマルティノスも見事でした。
これでメンバーを入れ替えながらも公式戦3連勝となり、だいぶ勢いが出てきました。
選手層も厚くなり、反転攻勢の準備は整ったのでここから少しずつ順位を上げていきたいです。
次の試合は30日にホームでセレッソ大阪戦です。
良かったシーン
2021年05月22日
ベガルタ仙台 対大分トリニータ
今年初めてスタジアム観戦でした。
現地観戦して気付いたのは、選手達は相変わらず大人しいなと思いました。
DAZNだとそこまでじゃないと思ってましたが、クバの「しゃべってー」も久しぶりに聞いた気がしました。
ただ、選手達で話し合う姿が昨年よりも増えているのが観れたのでチーム状態は良いのだろうと感じました。
ゲーム内容として前半は相手のシャドーへの対応に苦戦していたように見えました。
センターバックとサイドバックの間に立つ相手に対してどちらがいくのか曖昧になているように見えました。
相手がシャドーにボールを入れたときにサイドバックが食いつけばウイングバックに展開、センターバックが食いつけば中に展開されて守備が後手に回り、サイドハーフの位置が下がり始めてしまい、攻撃にパワーが出せなくなってしまっていたと思います。
失点シーンも照山が食いつかされたところからでしたし。
それでも耐えて同点のまま折り返したのが大きかったですね。
マークのつき方を修正できて、守備が安定したと思いました。
特にサイドハーフの位置が前半よりも高くなったように見えました。それで時間を作ることができ、真瀬と崇兆が上がれるようになってきていました。
ボールは握られていたもののそれほどやられそうな雰囲気もなかったように感じました。
クバのナイスセーブがあったのは間違いないですが。
個人的に印象に残っているのが、吉野がクリアをしようとした時に前線で西村が動き出し受けようとしたけど、サイドラインに逃げたら西村が怒って吉野が謝るというシーンです。
今年の仙台はクリアボールもしっかりと繋ごうという意識でやっていると感じたシーンでした。
今日デビューしたフェリペカルドーゾも身体は重そうながら収められる選手だと思ったので期待したいです。
まだまだチーム力を上げていけるはずです。次の試合も勝って、連勝して帰ってきてくれたらいいですね。
次の試合は26日にアウェイで名古屋グランパス戦です。
2021年05月21日
ベガルタ仙台 対 サンフレッチェ広島
3対0というスコア以上の完勝だったとおもいます。
特に守備が素晴らしかったです。強度が90分間落ちることなく保たれ、相手が強力外国人FWになっても落ちるどころかむしろ強度が高くなったように思います。
アピとシマオを中心として中をしっかりと固めてコンパクトにできていました。
この2人は補完関係、相性が良いんだろうなと感じます。
ルヴァンカップを通してチーム全体で守備戦術を共有できてきたと思います。
攻撃面に関しては匠が全てだったと言っていいでしょう。
相手から浮くような立ち位置をとり、攻撃を支配していると感じました。
ここからリーグの方にもどんどん絡んできてくれるでしょう!
先制点のシーンに関しても加藤がしっかりと見ていたというのもありますが、自分の前にスペースを空けておき、来たボールをふかさないようにしっかりとミートする。
匠の技術が集約されたような得点だったと思います。
加藤の得点に関しては何も言うことがないですよね。
ほんとワールドクラスですよね。
相手の寄せが遅いとみるやしっかりと振り抜く判断が素晴らしい!
3点目はアピのインターセプトが全てですよね。
この試合に限らず人に食いつきすぎるところがあるのは気になってましたが...
それでもジュニオールサントスに対して奪い切る力があるのは良いですよね。
そこからのノールックパスでマルティノスに。
マルティノスもしっかりと決めきるのは流石。
あとは感情をコントロールできれば完璧ですね。
デビュー戦だったストイシッチもセーブの機会は少なかったですが、普通なら飛び出して行きそうなところも距離を詰めてしっかりと止まるあたりはレベルが高いと感じました。
キックの精度も前評判通り高かったですし、クバも安泰ではないと感じることができ、競争が激しくなりそうで楽しみです。
チーム力が上がってきたと感じることがルヴァンカップが終わりました。
今一つ昨年から体質が抜け切れていないと感じるメンバーが多かった中で、この6試合でしっかりとメンタル面を整えることができたのは今後に生きてくるはずです。
最後に良かったと思ったプレーをあげてみます。
14 松下のナイスカット
16 しっかりと味方を探してからフィードしたストイシッチ
18 ステルス真瀬の攻撃への切り替えとサイドを駆け上がるタイミング
22 マルティノスが自陣ゴール前でしっかりとキープしてサイドに展開
前半AT これぞカウンター!という切り替えの早さ
46 ハチの匠へ通した縦パス
49 アピのジュニオールサントスに対しての戻りと対応
71 マルティノスの相手のタイミングをずらしてあげたクロスに対して加藤の入り方
89彰吾の守備の切り替え
89 ユースの加藤のセンターサークルでの冷静なキープ
が良かったと思います。
何より誕生日に勝利できた彰吾が良かったです!
次の試合は22日にホームで大分トリニータ戦です。
2021年05月16日
ベガルタ仙台 対 アビスパ福岡
決めきれない試合だったというのと、福岡の勢いに負けた試合だったなという印象を受けました。
レフェイングに対して思うこともあります。それについては別の記事で書きたいと思います。
前半は福岡が勢いを持って前から圧力をかけてきました。それを受けてしまったなと感じた立ち上がりです。
特にビルドアップの際に横パスをかっさられるなどの天は早急に改善するべきでしょう。
ラインコントロールはしっかりとできていてものの、立ち上がりの福岡の圧力を受けたことから、若干距離感が遠くなってしまっていたと思います。
ただ、徐々にプレスにもなれ、相手の重心が前なのを利用してワンタッチで外そうとする様子が見られました。
このパスの精度、距離感は本当によくなっていると思います。
決定機も2回ありましたね。
23分の平岡のヘッドはの場面はゾーンで守る相手に対してショートで始めてゾーンのずれを生み出してゾーンの間に入ってのヘディングでした。
しっかりとスカウティングし対策してきたと感じた場面でした。
もう一つは西村のボレーでした。
西村がキープして関口に渡してドンピシャのクロス、そして西村のジャンピングボレー。
若干後ろめに来た感じでしたがしっかりとミートして枠にもっていくのはさすがでした。
関口もディフェンスラインとキーパーの間に素晴らしいクロスでした。
決定機のどちらかはしっかりと決めきりたかったですね。
前半は両チームの持ち味がしっかりと出ていました。
後半も両チーム持ち味を出しながら進めており交代選手がどう変化を起こせるかという感じでした。
仙台は松下を入れてより縦パスが入るようになり、攻撃に幅が出ました。
福岡は前線を2枚とも入れ替え、 勢いを持って前から圧をかけてきました。
結果として仙台は後ろに重くなりました。
それを押し返すためにマルティノスを投入したt思います。
しかし、福岡は左足を徹底して消しに来ていました。
確かにマルティノスの投入で前進はできるようになりましたが、攻撃の迫力は戻らなかったと感じています。
マルティノスに集中させてから逆サイド等で薄い方、薄い方と展開できればもっと面白くなるとおもいました。
最後の最後に耐えきれなくなり失点。
失点のシーンは簡単に上げさせすぎたなという感じも受けましたが、この試合で獅子奮迅の活躍だったフォギーニョに当たって跳ね返ったあたりに運がなかったなと感じます。
1が0になるのは非常に痛かったですね。今の状態では勝ち点1でも貴重です。
しっかりと1ずつでも積み上げていきたいです。
試合終了して真っ先に思ったのは福岡が上手すぎたというか、自分たちで難しくしたとも感じました。
その理由は、トラップの際やドリブルで運ぶときに相手に詰められて狩られる、狩られる際にファールをしてしまう。
それが相手のチャンスにつながるため流される。
結果として審判の心情を悪くしてしまったと思います。運を自分たちから離していってしまった感じです。
最近の審判は比較的しっかりとコミュニケーションを取ってくれるので、その辺もうまく行いながら試合をコントロールする必要があると思います。
最後に良かったと思うシーンを上げてみます。
5 崇兆のくさびのパス
7 吉野のパス
8 クバ神発動
11 氣田の攻守の切り替え
14 関口のプレスバック
16 平岡のナイスカバー
20 フォギーニョのセカンドボールの予測
22 クバのナイスキック
28 氣田の上がるタイミング、加藤の前を向く姿勢、関口のプレスバック
34 まるで菅井のような上がりのステルス真瀬
47 崇兆の縦パス
59 西村のドリブル突破
76 クバ神再び
89 松下の良い守備
が良かったと感じました。
次の試合は19日にホームでルヴァン・広島戦です。
2021年05月12日
ベガルタ仙台 対 川崎フロンターレ
この試合を一言で表すならナイスゲームでいいですね!
と同時に勝てた?という印象も受けました。
前半から振り返っていきたいと思います。
前半、手探りのような感じでゲームに入ったところ、川崎のうまさでやられたという失点シーンでした。
川崎の立ち位置の取り方の上手さ、ある程度自由に動くサイドバックを捕まえきれなかった立ち上がりでしたが、徐々に対応できていたと思います。
その要因としては、しっかりと中を絞めてサイドハーフがウィングとサイドバックをみるような形にしたことで守備が安定してきたと思いました。
攻撃では早い攻撃、ワンタッチで相手を外していくような動きが見られていました。
象徴的だったのが、21分のシーンです。
真瀬のスローインから皆川に当てて中に折り返し、相手にクリアされるも彰吾が拾って富田 → 匠 → 加藤とワンタッチでつないで加藤がダイレクトシュート。
相手にブロックされましたが、いい形でシュートまでもっていけてました。
また、川崎対策も短い時間でしっかりと準備してきたと感じたシーンもありました。
26分に彰吾がサイドバックを引き連れて降りてボールをもらいにいき、空けたスペースにフリック、真瀬が上がろうとするもボールは繋がらず。
ボールは繋がりませんでしたが、アンカーの脇のスペースを使いながらウィングの背後を狙う意図があったのは伝わってきました。
いいシーンも時折見られながら最少失点で粘れた前半という印象でした。
後半もまずはしっかりと守った上で攻撃は早く、というイメージでいたと思います。
前半以上に苦戦しているなと感じたのは、川崎の守備をしながらも常に攻撃を意識したような守りに苦慮していた印象でした。
そのため、パスが繋がらずに、自陣に押し込まれる時間が長くなってしまっていました。
スペースがあっても川崎の守備がそこにパスを出させないような守り方をしていたためなかなか展開するのは難しそうでした。
その中で皆川がなんとか前線で収めようとしているのが伝わってきました。
そんな中で歓喜の瞬間は訪れました。
73分にゴールキックから皆川が競って落とし、氣田が得意のドリブルで相手4人をかわしてシュート。キーパーに弾かれるも、こぼれ球を彰吾がフィニッシュ。
氣田のドリブルが川崎の壁をぶち破ったと言っていいと思う得点 だったと思います。
彰吾もこぼれ球に対する予測はさすがでした。
その後はギアを一段上げた川崎の攻撃を受ける時間が続きました。
83分の失点シーンは前線から降りてボールを受けにいった遠野選手に食いつかせられて空けてスペースを三笘選手に使われてしまいました。
このシーン以外にも、最前線から降りていく選手をディフェンスラインの選手がついていくシーンが何回かあったので上手くやられたと感じました。
ここからどうすなるのかと思っていましたが、歓喜は待っていましたね!
94分に松下がボールを持った時にアンカー脇に大きなスペースがあり、そこを見逃さなかった照山が上がってボールを受け、塚川選手を食いつかせて、マルティノスのスペースと時間を作りパス。
マルティノスの強烈ミドルで同点となりました。
マルティノスのシュートも素晴らしいですが、それ以上にあのタイミングであのスペースを見逃さずに立ち位置を取った照山が素晴らしかったと思います。
アウェイで貴重な勝ち点1と同時に大きな自信を手に入れた試合になったと思います。
この自信を胸に、浮かれることなく地に足をつけて進んでいきたいですね。
ただ、この試合でも課題はありました。
それはコーチングの部分です。
昨年はよくクバが「しゃべってー」と言っていましたが、最近は聞かれなくなったので選手同士でコーチングができていたと思いますが、今日の試合では久しぶりに聞こえたのでちょっと残念でした。
それを象徴するシーンもありました。
33分に照山が流れてきたボールをトラップミスでコーナーキックにしたシーンです。
フリーやキーパーという声があれば何でもなく処理できたボールだと思ったので、そこはすぐにでも改善するべきだと思います。
最後に今節良かったと思うシーンを上げてみます。
4分 照山の良い読みの守備
6分 クバ神発動
13分 彰吾の良いキックからのハチの良い判断、加藤の仕掛け
14分 デザインされたコーナーキック
15分 相手がクロスを上げようとした際に応対していたフォギーニョは手を隠す
45分 照山のナイスパス
50分 アピのナイスカバー
81分 富田のセカンドボール奪取からの氣田の良いサイドチェンジ
91分 クバのナイスフィード
今節も良いシーンは随所にあったと思います。
次からはホームで3連戦となります。
3連勝
次の試合は15日にホームでアビスパ福岡戦です。
お名前.com
2021年05月10日
ベガルタ仙台 対 浦和レッズ
第一印象としてはとてももったいなかったと感じました。
少なくとも勝ち点1、もしくは鬼門突破できたんじゃない?と思える内容でした。
特に前半はとても良かったですし、決めきることができれば...
というのは多くの人が感じたと思います。
前半良かった要因としては、立ち上がりに勢いよく入れたこと、それによって浦和のディフェンスラインの腰が引けたことご大きかったですね。
浦和のラインが下がったことによって距離感も悪くなり、パスカットから5分に西村の決定機がありましたし、15分には奪ってから早い攻撃で加藤のシュート、31分にも氣田のシュートと惜しい場面がありました。
それを一つでもものにしていればという展開でした。
とくに印象的だったのは仙台の細かいパス回しから相手を剥がして攻撃に転じている場面が多かったと思います。
その要因は相手の距離感が悪かったため、プレスのタイミングが少し遅かったのと、仙台が非常にコンパクトンになっていたので奪った後も立ち位置が良くてパスを回しやすかったというのがあったと思います。
それぐらい、仙台前半コンパクトにできていました。10分や25分のパス回しは上手かったです。
だからこそ、決めるべきところで決めないと苦しくなってしまいましたね。
また、守備で前半気になる部分がありました。
ボランチの横、ペナ角からペナルティアークの間のレーンのところで武藤などが比較的楽にボールを受けて前を向けているように感じました。
後半そこをうまく使われなければいいな...と思いました。
後半は浦和がしっかりと修正してきたなと感じました。
仙台は中をしっかりと絞めており、中には簡単に入れられないけど外には楽に展開されているかな?という入り方でした。
そして、失点シーンは懸念していたゾーンに小泉に入られて、平岡が食いついて外されたところで勝負があったと思います。
おそらく、選手たちもそこが使われているというのは感じていたのかな?と思いました。
後半は相手の小泉を自由にさせ過ぎた印象でした。前半は左サイドにいたのが後半はある程度自由に動いていたように感じました。
疑問が残ったのは、75分の西村がペナで倒れたのは後ろから引っ張っていたのでPKでは?と思いました。
失点直後に西村の良い守備から奪った展開だったので流れをまた引き寄せられたかもしれなかっただけに悔しかったですね。
結果的に負けてしまい鬼門突破とはならず、厳しい状況はかわりないですが、ようやく負けて悔しい!と感じれるくらいにはなったのかなと思います。
そこはチームとして間違いなく前進している部分なので成長していってほしいですね。
最後に、今試合で良かったと思うシーンを上げてみます。
2分の松下の横パスを出すような姿勢からだした縦パス
11分の加藤の相手の剥がし方
31分の氣田のシュートのシーンでしっかりと左サイドを上がっていた崇兆
35分のタッチラインを割ったけれども西村のアイデアあるターン
48分の吉野の一人外してからのパス
56分の関口のプレスバックから松下が奪って関口がミドルシュート
61分の加藤の守備
84分の彰吾の積極性
93分のフォギーニョの奪ったボールをしっかりと味方につけるパスの正確性
等いいプレイは随所にありました。
また、前節の柏戦でも見られましたが、攻撃時の立ち位置の取り方が非常に面白いと思いました。
サイドハーフが中に入って相手のサイドバックを引っ張って、サイドバックが上がるスペースを作るシーンが多々ありました。
これは昨年の木山さんの攻撃時の立ち位置の取り方だなと思いました。
木山さんのサッカーの良かった部分は引き継ぎ、進化させている途中だなと思います。
まだまだ伸びしろはあると感じるベガルタ仙台。
次節チャレンジャーとしてどれだけ食い下がれるか楽しみです。
次節は12日にアウェイで川崎フロンターレ戦です。
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2021年05月06日
ボランチのファーストチョイスは?
現時点では、松下・上原コンビがファーストチョイスになってくると思います。
しかし、フォギーニョ・富田コンビも負けていないのでは?と思っています。
このコンビを見ていて、なんとなく既視感があるなと思っていました。
そう!2012年の快進撃を支えた角田・富田コンビと雰囲気が似ていると感じました。
守備の安定感をもたらした、あのコンビ。
あの時は富田が出て角田が後ろでしたが、今回は富田は後ろでフォギーニョが前に行く。
このコンビは守備的にいきたいときにいいなと感じました。
逃げ切りたい時や、対戦相手によってはスタートにしてもいいでしょうし、選択の幅は広がると思います。
上手くローテーションできればチームにとってはプラスになるはずです!
それだけに富田は軽傷であることを祈りたいです...
もう一つ触れたいのが、彰吾の起用です。
彰吾はサイドハーフの方が輝くのでは?と思いました。
攻撃の起点になれる選手ですし、キックの精度も高いです。ただ、松下・上原と比較するとボールを失うように感じます。
なので、360度注意するボランチよりも、タッチラインを背にして180度で済むサイドハーフの方が輝くように思えます。
中に絞って真瀬のスペースを開けたり、松下・上原と彰吾で起点が3つにすることができれば攻撃の幅も広がるはずです。
今後は、フォギーニョ、富田、彰吾に注目したいです!
次の試合は9日にアウェイで浦和レッズ戦です。
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2021年05月05日
ベガルタ仙台 対 清水エスパルス
今日の試合、何よりも失点した時間帯が問題でしたよね。
皆川の前線からの守備でかっさらい匠が冷静に決める。流れとしては最高の先制点だったと思います。
ただし、その5分後にコーナーキックの流れから失点。特に裕馬が良く触って弾いただけにもったいなかったです。
さらにAT突入直前にはシマオの軽率なファールからPK献上し失点。
3失点目は、後半仕切り直して勢いよく入ろうとし、前がかりになったところを2人で決めきられて失点。
4失点目も完全にサイドを崩されて失点。
ただ、得点差程押されていたという印象は受けませんでした。
特に、攻撃面では外 → 中 → 外とワンタッチプレーで展開したりと修正してきた部分も見えました。
守備面では前半、フォワードとサイドハーフの前4人が相手のディフェンスラインにマンマーク気味につくようなシーンがありました。
外されれば相手にスペースを与えることになりましたが、しっかりと守れていました。
それを可能としていたのはフォギーニョと富田の守備力があったからこそです。
この2枚のバランスは非常に良かったと思います。
それだけに富田の負傷交代は痛かったですね...
チームとして何よりの収穫はマリノス戦と違い、 最後までしっかりとファイティングポーズを取れていたことは次に繋がるはずです!
個人に目を向けると、彰吾は6分のスルーパスや17分のプレスのかけかた、85分には立ち位置の良い取り方等、今日も攻撃の中心をになっていました。
今日はサイドハーフからスタートしてボランチから再びサイドハーフとポジションが変わっていましたが、サイドハーフの方があっているのではと感じました。
ボランチで守備のバランスを取りながらよりも攻撃に集中させた方がより輝くと思いました。
フォギーニョは活動範囲がホントに広いと感じました。常にパスをもらえる立ち位置を探して動きなおし、25分にはクリアボールをつなげたり、66分にはパンチ力のあるシュートも見せました。
また、前半は富田がいたため、前に出ていくことが多かったですが、彰吾、力也と組むと後ろでバランスをとるようになる等能力は間違いないはずです。
これからさらにコンディションを上げればホントにキーマンになると思います。
匠はやっぱり立ち位置の取り方が上手いですね。センターバックとサイドバックの間で受けたりし、攻撃のアクセントにもなっていたと思います。
なによりも、ベクトルの方向がゴールに向かうようになってきたと感じました。
足元は上手いし、ドリブルのリズムもいい、そういう選手がゴールに向かってプレーをすれば相手も嫌がります。
今年こそ一皮剥けてほしいです!
氣田と崇兆の左サイドのコンビも非常にバランスが取れるようになってきたと感じました。
氣田が中に入って崇兆のスペースを開けたり、入れ替わってみたりと連携が取れてきたのは今後プラスになりますね。
裕馬も相変わらずいいキック精度でしたね。
ビッグセーブもありましたし、2年目とは思えない非常に頼もしい存在だと思いました。
長倉もプレースピードに徐々に慣れてきたのではないかと思います。89分には股抜きで相手をかわしてクロスを上げるなどいいプレーもありました。
あとは、プレーの精度を高めることで貴重な戦力になってくれると思います。
アピは持っているものが物凄いだけにもったいないと感じます。
特に、ルヴァンカップの広島戦では集中しきれていると思いましたが、時折集中が切れたようなプレーがちょくちょく見られます。
それを改善できれば代表も狙えると思うので、頑張って欲しいです。
ルーキーだけど、それくらいのことを求めていいくらい素材です。
シマオはどこからしくないなと感じます。
身体が重そうにプレーしているのが気がかりです。
特にヴァウドに対してのファウルの場面等冷静さを欠いていたように映りました。
その前のコーナーキックの際にヴァウドとやりあったことでヒートアップし過ぎたのかな?と思いました。
PKの際もよく退場にならなかった...と思うくらいだったので、未然に防ぐ意味で前半のみでの交代になったのかなと思います。
収穫があった選手もいれば、課題が出た選手もいたという試合だったと思いました。
もう一つ気になったのは、エンドを変えた意味です。
前の試合で勝った流れを続けようとするゲン担ぎか、それとも風なのか、はたまた相手の応援を嫌ってなのか...
どれによるかで選手のメンタル面にも影響がある気がしました。
とにかくリーグ戦に集中できる環境になりました。
しっかりとリーグで盛り返していきたいですね!
次は9日にアウェイで浦和レッズ戦です。