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2016年04月25日

アイディアの神が降りてくる 「3」の思考法 齋藤 孝



時間待ち・・・それはとても退屈な時間です。

しかし、普段からバッグの中に本を1冊忍ばせていれば、それを取り出すことでたちまち有意義な時間へと様変わりします。

今読んでいる「ゴールは偶然の産物ではない」という本をここ最近は外出刷る時はいつもバッグに忍ばせていました。

よし、続きを読もう!
・・・と思いましたが、バッグに入っていない。
何と今日に限って家に置いたままという失態を演じてしまったのです。

そこでスマホで何か時間つぶしを・・・ということでこの本をKindleで購入し、読んでみました。

どんな本だった?


「3」の思考法というタイトルが表しているとおり、この本はとにかく「3」にこだわった内容になっています。

著者の齋藤さんも普段から使っている方法だとの事です。

内容自体はとても分かりやすいです。
本当に効果があるのかどうかは自分で実践してみないと分かりませんが、

つまり「選ぶ」という作業を始めると、自ずと頭が動き出して考える作業に入りこんでいくのです。「考えろ」と言われてもなかなか頭は考えようとしません。でも「選びなさい」と言われると自然と考え始める。


という説明には説得力があるような気がします。

「思考に一定の型を持つ」ということの効果は、色々な本で主張されているところであり、異論を挟む余地はありません。
本書ではその手法の一つとして「3」を活用したメソッドを提案しています。

読むことで得られるもの


「3」をうまく使った思考法について、著者の齋藤さんが使ってきた経験・ノウハウを知ることができます。
補強する根拠として歴史の中での例(孔子の「智仁勇」など)や、話題になったエピソード(東京オリンピック招致のプレゼンなど)が書中に散りばめられ、これらを知ると、斎藤さんの主張する「3」の効果もあるのかもしれないなと考えさせられます。

紹介されているメソッドは具体的でかつ明確です。
再現しようと思えば、努力は必要だと思いますが、おそらく誰でも簡単に再現することは出来るでしょう。

どんな人にオススメできる?


何かアイデアを捻り出したいけど、ウンウン唸るだけで時間がすぎ、なかなか具体的なアイデアに辿りつけない・・・という人。

自分の考えをなかなか他人に上手く説明できないという悩みを抱える人。

・・・これって、自分のことじゃん!!

「頭のいい人は「短く」伝える」(樋口裕一)
では思考ツールとして「4行メソッド」を紹介していて、実験的に自分でもやっていましたが、今度はこの「3」を使ったまとめ方・考え方を試してみようと思います。
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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