5年以内に
つまり DPT3種混合《ジフテリア、百日咳、破傷風》や
4種混合《DPTとIPV(ポリオ)》を接種してあれば、
あえて今回追加する必要はありません。
咬傷時の破傷風トキソイドだけは保険適応がありますが、
DPT世代なら保険を使わないでDPTでの追加接種のほうが
百日咳の免疫を高められるのでより有効で安全です。
『破傷風予防が必要なのは1968年(昭和43年)以前に生まれた、
今年50歳以上の人のみです』 ので間違えないでください。
その世代でも咬傷時の破傷風トキソイドは1回のみで、
1か月後にはDPTで追加するほうが有利です。
国内での咬傷なら狂犬病
ワクチンは通常不要です。
7歳未満はDPT,
それ以上はTdapという破傷風が多めに入ったDPTで1回接種します。
咬傷時の基準で
ハイリスクなら
抗破傷風グロブリン(テタガム)も初回に接種します。
あと、今後犬に咬まれないように
知らない犬が近づいてきたら大声を出さない、
急に走らない、目を合わさないなどの注意が必要です。