2014年09月29日
ベトナムの旅12
てっちゃんと西森さんと3人でバスに乗りサンデーマーケットに行ってきた。花モン族と言うだけあって、頭に被っている布がカラフルで衣装も派手。たくさんの花モン族の人が集まると凄い綺麗になる。欧米人が写真を撮りにくるのが分かるほど素晴らしい光景だった。自分は、花モン族の頭に被っている布を買った。今でも大事にしている。バスでの往復で滞在時間が1時間しかなかったので、サパに戻った。サパでは欧米人向けのカフェもあるので食べ物には困らない。モン族の女の子がチャーチに行こうと言うので参加してみた。モン族はキリスト教を信仰しており、日曜日の夕方になると礼拝するのだ。外は真っ暗になり、モン族の女の子が礼拝堂のドアから外の月を見ている姿が、どこかで見た光景と重なった。まさしくジブリに出てくるような、アニメの一幕であった。青い衣装に、足には小さいながら筋肉が付いていて、髪の毛は伸び切っているがボサボサなのに恰好いい。後姿の写真を撮りたかったが、写真を嫌う人もいるので頭に焼き付けておいた。ナウシカを見ている感じでもあった。それを見ていた自分に声を掛けたのが、西森さんだった。あの子、めちゃくちゃ恰好いいな!と言っていた。全くの同感だった。あのシーンは自分の心の記憶として、今でも忘れる事は出来ない。
ベトナムの旅11
サパに着いた、次の日の朝に宿の小さいレストランで朝ご飯を済ませた。外に出てみると若干肌寒いが、ちょっと歩けばライステラスが見えて景色も空気もいい環境に嬉しくなる。モン族の女の子達が村で作ったバッグや財布などを売って来る。最初は面倒だなぁ、と思っていたが、目的はサパの少数民族を見に来てるんだって事を思い出した。まだ小学生にもならないような子達ばかりで、メインストリートには20人〜30人は常時いる。最初の日は何も買わずに英語が堪能な子供達に日本語を教えてあげた。カメラを向けると逃げていくのが疑問だったが、昔から外国人が来ては写真を撮られているのが拒絶するようになったんだなぁ。と感じた。街の中には市場もあり、建物の中に入ると沢山の食料や雑貨がある。これは、ここに住むベトナム人用に作られたのかベトナム人ばかりが買いに来ている。モン族の衣装は青で、インディゴ染めが基本。なので、売っている物もインディゴ染めで女の子達の手は染め汁で手が青くなっている。もう一つの民族は、ザオ族で赤が基本。女性でも髪の毛のサイドが坊主にしていて、旅行者と友好関係にあまりない。サパにいる間は、モン族の女の子達ばかりと話したりしていた。サパには日本人旅行客も来ていたが、だいたい1日か2日で帰ってしまう。自分達は1週間滞在して楽しんだ。2日目にはバッグを買ってあげたら喜んで写真を撮らせてくれた。そこから、他の子達とも仲良くなっていった。たった、3ドルくらいで仲良くなれるなら安いもんだけど、この子達にしてみると大金なんだと知った。明日の日曜日にはサンデーマーケットがあるので、是非行ってみてはどうかと教えてもらえた。バスで行かないといけないが、花モン族と言う、モン族の親戚がマーケットを開くらしい。これはラッキーだと思い、宿の人に聞いてチケットを買った。モン族の女の子達は、朝から夕方まで外国人相手に物を売っている。どこから来ているかは分からないが近所って訳でもなさそうだ。小さい子供だけど、日本の子供と比べると力強く生きているのには関心してしまった。
ベトナムの旅10
ラオカイまで電車では、そう遠くはなかった。ラオカイから先は中国になる。ラオカイで電車を降りるとサパ行きのバスの客引きが寄ってくる。見渡す限り、バスは全部同じだから値段で決めるしかない。交渉して1番安いバスに乗り込んだ。ここから、サパまで何時間掛かるかも分からないが、白人の旅行者もいたので、バスの中で聞いてみたら、夕方には着くとの事。バスは山道を走り続け夕方になった。半分バスの中で寝ている時に、サパに着いた。あと、1時間で周りは全く見えなくなるほど暗かった。そして、山を上がったので肌寒い。バスを降りると宿の客引きが多かったが、逃げずに値段交渉してみた。1人の客引きは複数の宿を案内出来ると言う。じゃあ行ってみるか。と案内された宿はメインストリート沿いにある、かなり綺麗な宿で、まだオープンしてから1年くらいだと言う。料金も一泊3ドルと安いので早速決めさせてもらった。客引きは帰って行ったが、明日の朝にでも、この宿の主人からリベートをもらいに来るんだろうな。と感じた。部屋にバックパックを置いてメインストリートを歩いてみた。すでに日は沈み、外は薄暗い街灯が少しあるだけ。でも、カフェなどが開いていて、その光が街を明るくしている。白人バックパッカーがカフェにいたので、近い所でそこのレストランに入った。ベトナムでハズレが少ないのはフォーなのでフォーを注文。味も中々美味しい。ご飯を食べて宿に帰ったら、宿の主人がもう少ししたら入口のシャッターを閉めると言う。やはり、ベトナム人と少数民族の対立があって、夜中に襲われる事もあるのかな?と思った。部屋には3つのベッドがあり、1つだけダブルベッド。自分はジャンケンに負けてシングルになり、シャワーを浴びようとしたがシャワー室が寒くて、その夜は自分が中国で買ったウォークマンとアメリカのヒップホップを聞きながら、やっとサパに着いた!!と喜びを3人で分かち合った☆