元々痩せ型で、食べても食べても太れない体質。24歳で結婚した時は156cm、43kgだった。
妊娠中は、体重プラス12kgで、少々太り気味ではあったが、
母乳育児を始めると、あっという間に体重が減り、50kgまで減少した。
しかし、断乳したとたんにじわじわと体重が増え始めた。
結局、47歳で63.2kgまで増えたが、実は途中で67kgを超えた時期があったことはトップシークレットである。
元々、私はジュースなど、飲み物に甘みが付いているものは一切のまない。
アルコールも24歳で飲むのをやめたので、飲み物でカロリーを摂ることが全くないのだ。
何かのパーティーなどに出た時、やむをえず一杯目はジュースを取ることはあるが、ひとくち口を付けたら後はお茶の類いを飲む。
また、揚げ物も、そんなにたくさん食べることはなかった。
元々胃が弱く、揚げ物は少量で満足する。
週に1回程度、唐揚げなら3切れが限界である。
また、肉類は、
好きだけどたくさんはいらない。
とくに子どもが3歳を過ぎた頃からは、1切れ食べたら自分のお皿の肉は子どものお皿に移すことが良くあった。
そんな風で、たくさん食べているわけでもないので、
自分が年々太っていく理由がわからなかった。
もちろん、甘いものは好きだが、人より多く食べるわけではない。
ケーキなどは週に1回、1個程度。
プリン、ゼリーなどは半年で1個程。
飴はまず食べることがない。
職場で配られるお土産、クッキーなどは毎日食べていたが、量的には一つぐらいのものだった。
確かに今振り返ると、甘いものを頻繁に摂取していたわけだが、世間一般の常識的には普通の範疇だと思う。
この状態で、なぜ太っていくのか?
本当に謎だったのだ。
結論から言うと、炭水化物だった。
確かに、ご飯、パン、麺はしっかり食べていた。
朝は手軽にトーストとコーヒー。昼食は職場に配達に来るお弁当(ご飯とおかずが1対1位)。夕食は子どもにおかずをあげて、炭水化物でお腹を満たしていた。
それでも私は「ご飯は揚げ物や肉より、カロリーが少ないだろう」との予測で、減量に取り組んでいるつもりでいたのだ。
肉は昼のお弁当で食べているし、夕食では納豆も食べているし…。
もちろん、食費の関係もあった。
なにしろ、炭水化物は安い。
子どもに肉をお腹いっぱい食べてもらおうと思ったら、自分は炭水化物でいいわ、となってしまう。
(しかし、別に私は聖母マリアというわけではなく、単純に炭水化物が好きだったのだが。)
これが、現代型の栄養失調をもたらしていたとは。
また、この食生活が肥満の原因だったとは。
もし、「そんなに食べていないのに体重が増えていく」という悩みがあるならば、「炭水化物の摂りすぎであり、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル不足ではないか」という視点から自分の食生活を今一度見直してみてはいかかだろうか。
ちなみに、極端でないかぎり、カロリーの摂取で太るのではない。問題は糖質の摂りすぎなのだということを申し添えておく。
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