ロエル・サントス(グランマ)
第57期キューバ野球リーグのオールスター・ゲームでは、スキル競争のイベントがおこなわれ、4人の若き野球選手が優勝した。そのなかには、2人のキューバ代表選手と、開催地ピナール・デル・リオの若き有望選手が含まれていた。
はじめにおこなわれた本塁から一塁への走塁競争では、日本のプロ野球リーグから最近戻ったばかりのロエル・サントス(グランマ)が3.65秒を記録し、最も速い選手となった。次いでカマグエイのレオネル・モアスが3.80秒を記録した。
「日本ではおよそ70試合をプレーしてきたけれども、肉体的にひじょうに体調が良い。とても大きな経験だった。日本での来季の契約確認は来月おこなわれる予定だ。」と、第四回WBCでのキューバ代表チームの1番打者・中堅手は述べた。
捕手による送球樽当て競走は、ラス・トゥナスのヨスバニ・アラルコンが優勝した。命中した球はなかったが最も惜しいところまでいった。ほかにはイスラ・デ・ラ・フベントゥのホルダニス・アセバル、マタンサスのアリエル・マルティネス、カマグエイのジェンドゥリ・テジェスが出場した。
「この種目で優勝するのはこれで2回目だ。このポジションがうまくこなせるようになっている証左だし、たまに一塁をまかされようとも、このポジションをあきらめることはない」、とラス・トゥナスの主将でもあるアラルコンは述べた。チームの今季のプレーオフ進出を信じているアラルコンは、「ラス・トゥナスのリーグ初制覇の可能性を無視するな」、と語った。
ヨスバニ・アラルコン(ラス・トゥナス)
外野からは4人の外野手が、本塁への正確な送球を争い、オルギンのヘンディ・ソレルが第二球目を本塁から2.3mのところに投げ、優勝した。
「毎年、私の成績はよくなっているが、オールスター・ゲームに出場する機会はこれまで得られなかった。いまは二次ラウンドに向けてどこかの監督が自分を選んでくれるのをただ待っているところだ。やはり野球をプレーし続けていたいし、野球は自分の人生にとって大きな情熱なんだ。」、と意外な優勝者は宣言した。
ヘンディ・ソレル(オルギン)
最後におこなわれた、ダイヤモンド走塁競争では、同地ピナール・デル・リオの有望選手レイナルド・ラサーガが、ダイヤモンド一周を14.50秒で走り、観衆からもっとも大きな拍手を受けた。もっとも印象的だったのは、特に大きな肉体的努力も見せず、このタイムを維持するのにまだ余裕があるかのように見えたことだった。
「小さいころから走ることが好きで、いつも参加したいと思っていた。今回の私は、私の県の本部による招待だが、私の大きな夢は、いつの日か、オールスター・ゲームの西軍の選手としてこの場にいることだ。」、と語った。
もっとも人気で感動的な本塁打競争は、日曜日に予定されているが、出場選手は事前に発表されていない。
Los más habilidosos en el Juego de Estrellas
http://www.trabajadores.cu/20171021/los-mas-habilidosos-juego-estrellas/