最後はホセ・アンヘル・ガルシア(右)が抑えた
ラス・トゥナスがインドゥストゥリアレスに6対3で勝利し、激しい戦いが続けられてきた準決勝にさらに彩りを加えた。当地で長い間語り継がれるであろう逆転劇をふたたび演じた。
この勝利はラス・トゥナスのプレーオフ3勝目であり、3回目の逆転勝利でもある。1回目は同じフリオ・アントニオ・メジャ球場で3対7からの逆転。2回目はあのラティーノアメリカーノ球場で7回を終わって0対3と負けていた試合での逆転。
今回の第六戦で先制したのは地元のラス・トゥナスだった。4回の先制点はいつもは失策などしないフランク・カミロ・モレホンが失策した。一塁に悪送球し、ホルヘ・ジョンソンが本塁に返った。5回にはチームの精神的支柱ダニエル・カストロが適時打で2点目をあげ、球場に集った大観衆を歓喜させた。
試合がラス・トゥナスの流れになっていたとき、インドゥストゥリアレスの逆襲が始まった。ピナールからの補強ブラディミール・バーニョスに2死をとられたあと、アレクサンデル・マジェタとスタイレル・エルナンデスが連続安打を放った。
ここでビクトル・メサ監督はヤヤボ・オルランド・アセベイに代えて同じくサンクティ・スピリトゥスからの補強エリエル・サンチェスを代打で起用した。その打球は暗闇のなかに消え本塁打となり、ラス・トゥナスのスタンドを沈黙させた。冷水を浴びせられるとはまさにこのことである。
追う立場となったラス・トゥナスは8回裏に4連打で猛攻した。アレクサンデル・アヤラがブラディミール・ガルシアから同点打となる適時打を右翼に放った。次いで、ここまでプレーオフでは1打点しかあげてなかったレギュラーシーズンの打点王ラファエル・ビニャーレスが勝ち越し打を放った。さらにヨルダニス・アラルコン三塁手が2打点を追加した。
インドゥストゥリアレスの先発ミサエル・ビジャ(アルテミサからの補強)はふたたび好投した。7回を投げ、自責点は1点のみだった。
今週水曜日(1月17日)、両チームにとって今季最も重要な試合がおこなわれる。勝者はグランマと王座を争うことになる。敗者は今季リーグ敗退となり、来季に向けて備えなければならない。
第六戦のスコア
フリオ・アントニオ・メジャ球場(ラス・トゥナス)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 C H E
IND 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 10 3
LTU 0 0 0 1 1 0 0 4 X 6 10 0
勝利投手:ホセ・アンヘル・ガルシア (プレーオフ1勝0敗、今季通算5勝3敗)
敗戦投手:ブラディミール・ガルシア (プレーオフ0勝2敗、 今季通算9勝8敗)
本塁打:エリエル・サンチェス
ラス・トゥナス勝利の瞬間、マウンドに駆け寄るメンバーたち
ラス・トゥナス3勝3敗のタイに持ち込む
アレクサンデル・マジェタ(インドゥストゥリアレス)、あわや本塁打の当たり
エリエル・サンチェスの本塁打でインドゥストゥリアレスは決定的な打撃を与えたかに見えたが、ラス・トゥナスは甦った
57 SNB: Habrá séptimo juego en el Mella
http://www.radiorebelde.cu/noticia/57-snb-habra-septimo-juego-mella-audio-20180117/