左から、レジェス会長、ヨスバニ・アラルコン、ヨアンニ・ジェラ、ベレス会長
5人のキューバ野球選手が今週金曜日(2月17日)、ハバナのラティーノアメリカーノ球場事務所で日本、イタリア、パナマの各チームとの契約をかわした。数日中に各国に渡航する。
この5選手は、ライデル・マルティネス(日本の中日ドラゴンズ)、ヨアンニ・ジェラ(パナマのエレーラ)、ウィルベル・ペレス(イタリアのパテルノ・レッド・ソックス)の各投手と、ヨスバニ・アラルコン(エレーラ)、アリエル・マルティネス(中日)の各捕手である。
今回の5選手の契約によって、来季に向けて海外チームと契約をかわしたキューバ選手の数は9人になったが、キューバ野球連盟のイヒニオ・ベレス会長によると、その数は年内に20人を超える見通しである。
「契約選手は23人から25人に上るだろう。これは海外チームとの契約が認可された2013年以降で最大の数になる。これまでの年間最高契約数は19である。」、とベレス会長は語った。
ベレス会長は、パナマ、イタリア、カナダ、日本の、今回とは別のチームがキューバ選手の獲得に関心を示しており、また、オーストラリアがコーチやチーム、選手の交流に関心を示している、と述べた。
昨季中日ドラゴンズで1年目を過ごしたライデル・マルティネスは、日本での「強力な」トレーニングのおかげで、そのあとのキューバ野球ですぐれた結果が出せた、と話した。
「今季の自分のもっとも高い目標は、日本の一軍への昇格を目指すことだ」、と21歳の若き巨人ライデルは言い添えた。ライデルはキューバリーグ王者チームのグランマやキューバ代表チームの抑えのエースとなった。
一方、アラルコン捕手は、「とても満足している。パナマリーグでの新しい経験を楽しみにしている」、と話した。加入するエレーラ・チームはリーグ制覇5度の実績を持つが、11年前から王座からは遠ざかっている。
パナマリーグのサントス・レジェス会長は、キューバ選手の新加入を積極的にとらえており、今回契約した2選手はひじょうにしっかり溶け込むだろうと語った。
「われわれのリーグは短期ではあるが、厳しい。移動がたくさんあり、毎日試合をする。キューバ代表の2選手を起用することはわが国の野球の発展にとって大きな手助けになると確信している。」、とレジェス会長は強調した。
今回の契約調印には、キューバ側ではベレス会長のほか、キューバ・スポーツ庁(INDER)国際関係部門長のマルタ・リディア・ルイスと、同法務担当のラミロ・ドミンゲスも立ち会った。
調印中のヨスバニ・アラルコンとヨアンニ・ジェラ
ウィルベル・ペレス(左)とイヒニオ・ベレス会長
調印中のライデル・マルティネス(左)とイヒニオ・ベレス会長(右)
アリエル・マルティネス(左)とイヒニオ・ベレス会長(右)
アリエル・マルティネスとヨスバニ・アラルコン インタビュー
アリエル・マルティネス インタビュー
ライデル・マルティネス インタビュー
アラルコンと契約したパナマリーグのサントス・レジェス会長 スピーチ
キューバ野球連盟会長イヒニオ・ベレス インタビュー
Nuevos fichajes en béisbol cubano: otras cinco figuras a Japón, Panamá e Italia
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/155340-nuevos-fichajes-en-beisbol-cubano-otras-cinco-figuras-a-japon-panama-e-italia