ラウル・カストロ議長(左)とバラク・オバマ大統領(ともに当時)
Radio Habana Cuba、2019年3月22日、Rodolfo Durán記者
米国のバラク・オバマ大統領(当時)によるキューバへの3日間の訪問に際しておこなわれたこの試合は、オバマ大統領とキューバのラウル・カストロ議長(当時)が最初の数分間観戦した。
試合は、開幕直前の状態にあったタンパベイが4対1で勝利した。まず2回にキューバ先発のヨスバニ・トーレスから先制し、4回に救援のリバン・モイネロからジェームズ・ロネイ一塁手が本塁打で2点を追加、7回に抑えのダニー・ベタンコートからさらに1点を奪った。
タンパベイからは4投手が登板した。勝利投手となった左腕マット・ムーアは6回を投げ、そのあと右腕ライアン・ウェブ、プエルトリコ人の左腕ハビエル・セデーニョが継ぎ、最後をドミニカ共和国の右腕アレックス・コロメが締めた。キューバ打線はコロメから9回にルディ・レジェスの本塁打でこの試合唯一の得点をあげた。
キューバのビクトル・メサ監督は10投手を起用した。右腕ヨスバニ・トーレスが先発し、そのあと左腕モイネロ、右腕ジョンデル・マルティネス、ダニ・ベタンコート、ミゲル・ラエラ、ホセ・アンヘル、フレディ・アシセル、ブラディミール・バーニョス、ジェニエル・カノ、アレクサンデル・ロドリゲスが継投した。
攻撃陣では、タンパがわずか5安打で、そのうち3安打がロネイ一塁手だった。キューバチームは11安打を放ち、マンドゥレイ遊撃手が3打数2安打、アラルコン指名打者が4打数2安打(うち1三塁打)、ホセ・アドリス外野手が4打数2安打と際立った打撃を見せた。
このキューバとタンパベイ・レイズの対戦は、1959年以降にキューバ国内でおこなわれたキューバ代表チームと米大リーグチームとの2回目の試合となった。1回目は1999年3月28日におこなわれたボルチモア・オリオールズとの試合である。
キューバ代表対タンパベイ・レイズ(2016年3月22日)
A tres años de un histórico juego en La Habana
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/186456-a-tres-anos-de-un-historico-juego-en-la-habana