ホルヘ・エンリケ・アロマーがシーズンMVP獲得第58期キューバ野球リーグ表彰式: cubanews@blog キューバ･ニュース@ブログ

ホルヘ・エンリケ・アロマーがシーズンMVP獲得　第58期キューバ野球リーグ表彰式

最優秀監督のパブロ・シビル（ラス・トゥナス）

Periodico 26、2019年5月17日、István Ojeda Bello記者

「シーズンが終わってから4ヶ月がたつが、国民の愛情を感じる感動は消えない」、と述べたパブロ・シビル監督は、キューバ小農協会(ANAP)の60周年記念印章も授与された。

今年1月にキューバ野球リーグ初制覇を果たしたラス・トゥナスのメンバーたちは、個人の打撃・守備の活躍による賞を占め、リーグ各部門トップに立った。ホルヘ・エンリケ・アロマー、ユニエスキ・ラルドゥエト、ダリエル・ゴンゴラ、ヤディアン・マルティネスは複数の賞を受賞した。

MVPに輝いたアルテミサの強打者アロマーは、首位打者と守備ベストナインも獲得した。ラス・トゥナスの俊足外野手ラルドゥエトは得点と盗塁の2部門を制覇した。一方、カマグエイの投手ゴンゴラは最優秀左腕投手と最多勝利投手に輝く見事なシーズンを過ごし、マヤベケの右腕投手マルティネスは勝率と投球回数でトップに立った。

授与式に登壇したこのほかのラス・トゥナスの優勝メンバーとしては、チームの主将ヨスバニ・アラルコン（打撃ベストナイン）、ホルヘ・ジョンソン（プレーオフMVP）、パブロ・シビル（最優秀監督）がいた。

このほか特筆すべき受賞者としては、グランマのカルロス・ベニーテスとサンティアゴのエディルセ・シルバが打撃と守備の両方でベストナインに選ばれ、オルランド・アセベイは最多安打と打撃ベストナインに輝いた。

準優勝チームのビジャ・クララでは、上記グランマからの補強選手ベニーテスのほか、シエンフエゴスからの補強セサル・プリエト（新人王）、アライン・サンチェス（最優秀右腕投手）、ユレクシス・ラ・ローサ（守備ベストナイン）、ユニエル・ビスカイーノ（打点王）、アンディ・サモラ（守備ベストナイン）が受賞した。ビジャ・クララの活躍に大きな貢献をした選手として忘れてならないのは、ピナールからの補強ウィリアム・サアベードラ（守備ベストナイン）、インドゥストゥリアレスのスタイレル・エルナンデス（本塁打王と打撃ベストナイン）もいた。

表彰された選手たちは以下の通り。

打撃ベストナイン

捕手：ヨスバニ・アラルコン（ラス・トゥナス）
一塁手：ユニエル・メンドーサ（サンクティ・スピリトゥス）
二塁手：カルロス・ベニーテス（グランマ）
三塁手：オルランド・アセベイ（サンクティ・スピリトゥス）
遊撃手：ホルヘ・エンリケ・アロマー（アルテミサ）
外野手：エディルセ・シルバ（サンティアゴ・デ・クーバ）、スタイレル・エルナンデス（インドゥストゥリアレス）、アリエル・サンチェス（マタンサス）

守備ベストナイン

捕手：ユレクシス・ラ・ローサ（ビジャ・クララ）
一塁手：ウィリアム・サアベードラ（ピナール・デル・リオ）
二塁手：カルロス・ベニーテス（グランマ）
三塁手：ミカエル・ゴンサーレス（サンクティ・スピリトゥス）
遊撃手：ヨルビス・ボロート（シエゴ・デ・アビラ）
外野手：エディルセ・シルバ（サンティアゴ・デ・クーバ）、オルランド・ラバンデーラ（マヤベケ）、アンディ・サモラ（ビジャ・クララ）

最優秀投手

左腕：ダリエル・ゴンゴラ（カマグエイ）
右腕：アライン・サンチェス（ビジャ・クララ）

MVP

プレーオフ：ホルヘ・ジョンソン
レギュラーシーズン：ホルヘ・エンリケ・アロマー

個人タイトル獲得者

打撃

ホルヘ・エンリケ・アロマー（打率）
スタイレル・エルナンデス（本塁打）
ユニエル・ビスカイーノ（打点）
ユニエスキ・ラルドゥエト（盗塁）

投手

フランク・ルイス・メディーナ（防御率）
ダリエル・ゴンゴラ（勝利）
ホセ・アンヘル・ガルシア（セーブ）
ヤリエル・ロドリゲス（奪三振）

キューバスポーツ体育レクリエーション庁（INDER）のオスバルド・ベント会長とラス・トゥナスのアリエル・サンタナ党第一書記、同県人民権力議会のハイメ・チアング議長、そして全国野球局長のヨスバニ・アラゴンが主宰したこの授与式には、オスマニ・ウルティア、エルミデリオ・ウルティア、ノルヘ・ルイス・ベラ、アグスティン・レスカジェ、オレルビス・アビラら往年の名選手たちも出席した。

第58期の上位3チーム、ラス・トゥナス、ビジャ・クララ、サンクティ・スピリトゥスへの表彰がおこなわれたあと、組織委員会は、全カテゴリーでの実績評価を含む野球における総合結果を考慮した最優秀県への顕彰をおこなった。この基準におけるもっともすぐれた地域は順に、グランマ、ピナール・デル・リオ、サンティアゴ・デ・クーバだった。