アレクサンデル・アヤラ
JIT、2019年11月2日、Roberto Ramírez記者
「割り当てられた役割の一つ一つでできるだけうまくやろうと思った」、と本紙に語ったユーティリティープレーヤーのアヤラは、台中インターコンチネンタル野球場で8000人を超える観客を集めたきょう土曜日の試合で、三塁手として起用された。
アヤラの最初の打点は、3回にキューバチームの初得点となり、試合を同点にした。セサル・プリエトが相手二塁手の失策で出塁し、ロエル・サントスが右翼に安打を打ち、アヤラが中堅に安打を放った。
7回に同じ選手たちがまた活躍した。プリエトが左翼へ安打を打ち、サントスの犠牲バンドのあと、アヤラがファウルで左脛骨を痛めた直後に、中堅に大きな二塁打を放った。
「強くミートした。重い球だったから。でも私は戦士だし、打つつもりだった」、というアヤラは、「とても難しい大会でわが国のファンが期待している歓喜を求めて、私はつねに貢献するつもりだ」、とつけくわえた。
代走が出されたアヤラを介護したフランシスコ・モンテシーノス医師は、「すでにアヤラは治療を受けており、大事に至らず回復するよう願っている」、と語った。
先制したのは中華台北だった。2回にキューバの先発ヤディエル・ロドリゲスは2四球のあとYun-Hsiu Chenに中堅への適時打を打たれた。
右腕の速球派投手ヤディエルが許した安打はこの1本だけで、3イニングで5三振、3四球という成績で、そのあと代わったカルロス・フアン・ビエラは4回、1安打だけの好投だった。
「キューバリーグのときから私は90マイル超えを維持しており、今回はふたたび優勢なピッチングができたと思う。コントロールの悪いところを減らすために取り組み続けなければならないけどね」、とヤディエルは話した。
このあとマウンドには左腕ヨエンニ・ジェラが登板し、3三振と好投したが、7回にLi-De Jhangに右翼へ運ばれ、同点に追いつかれ、結局これが引き分けで終わる得点となった。というのは延長なしが合意されたからである。
アンディ・ロドリゲスが、サントスの超美技もあって、この回の最後の2つのアウトをとった。サントスは内野手2人と一緒に後ろ向きに走り、ターンした。
ライデル・マルティネスはキューバチームの投手陣の仕事を締めくくり、その働きはミゲル・ボロート監督を満足させた。「われわれの選手たちは、われわれが準備しているとおりにプレーしようとした。もっとも大事なことは、攻撃性と熱意を見せたことだ」、と監督は話した。
「大リーグ組織において重要な割合を占めているメンバーを持つチームと対戦するという形を堪能できたことは本当に幸せだ。イニングごとに一人の投手のいろんなスタイルに対して打つことを余儀なくされた」、と監督は語った。
記者会見でボロート監督は、準備プロセスの締めくくりに向けて手にいれたこの環境に感謝し、プレミア12の二次ラウンドに地元台北チームが進出することを予想し、キューバチームは進出に向けて全力を尽くす、と語った。
明日キューバは、メキシコと1勝1敗で引き分けてやってきているベネズエラと対戦する。ベネズエラは台中市で開催予定のグループBに属すことになる。きょう土曜日の同市でのもうひとつの強化試合では、オーストラリアがベネズエラに1対0で勝った。
キューバ打撃陣の成績
ロエル・サントス(中堅)4-2
エリスベル・アルエバルエナ(遊撃)5-1
アレクサンデル・アヤラ(三塁)4-2、2打点
パベル・ケサダ(指名打者)3-0
フレデリク・セペダ(左翼)5-0
ヨルダニス・サモン(一塁)4-2
ヨスバニ・アラルコン(捕手)4-1
ヨエルキス・ギベルト(右翼)4-1
セサル・プリエト(二塁)3-1
ラウル・ゴンサーレス(三塁、アヤラから交代)1-0
キューバ対中華台北 強化試合ハイライト(2019年11月2日)
Cuba y China Taipéi igualan camino al Premier
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=133311