ロシータ・フォルネース
Radio Rebelde、2020年6月10日
この情報は、彼女の業績を評価するキューバ文筆家芸術家協会によってグランマ紙上で確認された。キューバ文化省もSNSを通じて、「この2001年キューバ演劇大賞受賞者は、その他の高い評価や栄誉も受けてきたが、全世界、特にキューバ国民を中心とする自身のファンによって、永遠に記憶されることだろう。ご遺族や友人、一般のファンの方々に対し、哀悼の意を表する」、と発表した。
フォルネースは、オペラ、サルスエラ、軽喜劇、古典ドラマ、レビュー、ラジオ・キャバレー、映画、テレビなどに進出しながら、芸能における数十年にわたるキャリアを重ねた。
フォルネースは当時の最も有名な男優・女優であるアルゼンチンのウゴ・デル・カリール、ルイス・サンドリーニ、リベルタ・ラマルケ、ティタ・メレージョや、キューバのリタ・モンタネール、マルハ・ゴンサーレス、ソライダ・マレーロ、ボラ・デ・ニエベ、ベニー・モレー、マリア・デ・ロス・アンヘレス・サンタナ、エステル・ボルハといった人たちと共演し、さらにはエルネスト・レクオーナ、ロドリゴ・プラッツ、アドルフォ・グスマン、ゴンサーレス・マンティシ、アルマンド・ロメウらの巨匠たちと協働した。
フォルネースは15歳のときに、キューバのラジオ番組「ラ・コルテ・スプレーマ・デル・アルテ(芸術最高裁判所)」で歌手として成功。これがラモン・ペオン監督の長編映画「ウナ・アベントゥーラ・ペリグローサ(危険な冒険)」(1939年)で女優としてデビューする道を開き、1941年の作品「エル・アソンブロ・デ・ダマスコ(ダマスカスの驚異)」での自身最初の大成功につながった。
キューバTVの創設者フォルネースは数多くの顕彰を受けた。その中には2001年キューバ演劇賞、2004年のキューバテレビ賞、2005年のキューバ音楽賞、2005年のフェリクス・バレラ勲章、2011年にフアン・カルロス国王から授与されたスペイン文民功労勲章などがある。
ロシータ・フォルネースのフェイスブックにおける投稿によると、フォルネースは数名の家族や友人に見守られながら、97歳でその生涯を終えた。
(グランマとACNの情報による)
ロシータ・フォルネース
ロシータ・フォルネース
キューバTV(2020年6月10日)
キューバTV 対談番組「Con 2 que se quieran」(2017年9月11日)
Rosita Fornes- Mare Nostrum
Falleció la gran vedette cubana Rosita Fornés
http://www.radiorebelde.cu/noticia/fallecio-gran-vedette-cubana-rosita-fornes-20200610/