(左より)ペドロ・ホセ・ロドリーゲス、ロベルト・バルボーン、ソイロ・エル・ソロ・ベルサジェス、フリオ・ヘルマン・フェルナンデス
Radio Habana Cuba、2020年12月27日、PL
伝説的なパルマール・デ・フンコ球場内にある同サロンは、昨年から他地域の野球選手も対象としているが、2021年2月に予定されている第5回表彰において、殿堂選出委員会により、ソイロ・エル・ソロ・ベルサジェス(遊撃手)、フリオ・ヘルマン・フェルナンデス(一塁手)、ペドロ・ホセ・ロドリーゲス(三塁手)が選ばれた。
ベルサジェスは米大リーグ(MLB)でMVPを獲得した初の外国人選手となった。フェルナンデスとロドリーゲスは1962年以降のキューバリーグにおいて最も偉大な打者の一人である。
「OB委員会はまた、日本プロリーグに参加した最初のラテンアメリカ選手である、マタンサス出身のロベルト・バルボンを殿堂入りに選出した」、とソリアーノは明らかにした。
今回の選出はマタンサス県人にとって特別な意味合いを持った。というのもきょう12月27日はパルマール・デ・フンコ球場のグラウンドにおいて当時定められたあらゆる要件を備えて、組織された2チームによるキューバ史上初とされている公式野球試合から146周年となる日だからである。
当時の記事によると、その1874年の日曜日に、プエブロ・ヌエボ地区の芝生で、ハバナとマタンサスの両チームが戦い、51対9「ラン」(得点)でビジターチームが有利な結果で終わった。
これが19世紀のジャーナリズムによって報道された最初の試合であり、スコアボックスとスコアノートが付随しており、審判とスコアラーも備わっており、当時の規則が遵守され、かつ両チームは大勢のファンの前で適切にユニフォーム姿で出場しており、そのことが公式的性格を与える要件となっている、とソリアーノは説明した。
専門家たちは、このときハバナチームでは、スペインのセウタでスペイン植民地主義に反対し拘留されていたときに死亡した独立戦争の愛国者エミリオ・サボウリンと、1871年にニューヨークのトロイチームの一員として米大リーグでプレーした最初のラテンアメリカ人選手エステバン・ベジャンとが、プレーしたことを強調する。
パルマール・デ・フンコ球場は現在、世界最古の現役球場として知られている。というのもキューバリーグでマタンサスチームの本拠地となったあと、そこに県野球アカデミーが設立されているからである。
1977年以降、今季デフェンディングチャンピオンの「ロス・ココドリーロス」という愛称のマタンサスチームの本拠地は、ビクトリア・デ・ヒロン球場である。
ペドロ・ホセ・ロドリーゲス
ソイロ・エル・ソロ・ベルサジェス
フリオ・ヘルマン・フェルナンデス
Elegidos cuatro exbeisbolistas a Salón de la Fama en Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/243127-elegidos-cuatro-exbeisbolistas-a-salon-de-la-fama-en-cuba