フアン・カルロス・ガルシア・グランダ観光相
Radio Rebelde、2021年9月10日、 ACN
フアン・カルロス・ガルシア・グランダ観光省(Mintur)大臣は、ラジオ・テレビ番組「メサ・レドンダ」に出演し、今回の措置は国のすべての経済セクターの支援を必要としている、と説明した。
われわれは高い品質と満足度を伴う活動を再開しなければならず、労働者たちは定められた衛生ガイドラインを遵守する責任を深く理解しなければならない、と大臣は述べた。
ガルシア・グランダ観光相は、各空港の整備を進める一方、航空会社やツアーオペレーターと交渉していると語り、またすべての外構ホテルチェーンの再開も予定していると述べた。
観光分野はキューバ経済の主な原動力であり、国の他の領域、たとえば、キューバの各ホテル施設に原材料や消耗品の75%を提供している国内産業を活性化する役割を果たしている、と大臣は強調した。
10万人を超える労働者を伴うガルシア・グランダ観光相は、これらの活動の再開は、この分野に関連する自営業者への促進のほか、国営での雇用も可能にする、と述べた。
世界観光機関による直近のデータによると、2021年の1月から5月のあいだ、世界の観光地は2019年の同期間と比較して4億6千万人少ない訪問客数を記録した、と大臣はコメントした。
観光相は、今年の1月1日から8月31日までにキューバに入国した海外からの旅行者は16万3743人に過ぎず、これはパンデミック以前の時期と比較して290万人減の数字となる、と述べた。
これに、米国によるキューバに対する経済金融封鎖強化の否定的影響が追加されており、それらの措置がキューバへのクルーズ船到着に影響を与えた、と大臣は言い添えた。
また、米国からキューバへの定期運航便が禁止され、キューバはテロ支援国家リストに含められ、規制されたキューバ機関リストに観光省の施設が加えられた、と大臣は述べた。
2020年の3月には、世界的なコロナ禍の困難な状況を迎え、観光活動はゼロに減り、そのときからカヨ・ココ、バラデロ、などにある一部の施設だけが活動できた、と大臣は回想した。
今年11月に開始される新たな段階は、経済にかかわる問題だけでなく、国民の福祉や、国内の新たな日常を促進することに貢献するものとなる、と大臣は締めくくった。
11月に旅行者を受け入れるための措置
・キューバへの旅行者到着時の衛生保健ガイドラインの緩和は、科学的・公衆衛生的研究に裏付けされている。
・施設のために現在までに定められた保健・疫学のガイドラインは放棄されない。
・ホテルでの24時間体制の医療サービスは継続され、あらゆる症状を検知し、迅速に対応し、必要に応じて人びとの隔離を維持するための技術が求められる。
・より多くのツーリズムへの開放は、国家経済への関与とその離陸を念頭に置いたものです。
・ハバナ、カヨ・ココ、バラデロの観光地は、1月1日から8月31日までに、海外からの観光客を16万3743人受け入れたが、これは2020年の同時期に比べ782万4千人減の数字である。それらの観光地で旅行者は、その地域内での活動をおこなった。
・11月に向けて旅行者には、より大きな移動性と、都市観光の実施可能性が容認される。
・繁忙期(11月〜4月)に向けて、国は観光施設を改装し、文化・歴史・キューバの世界遺産を考慮した、より革新的な製品をデザインした。
・バラデロとカヨ・ココに向かう旅行者を受け入れる空港は、旅行者が荷物の量や重さの規制なしに入国することを認める。ひとり荷物1個だけという制限は無効となっている。
・現時点では、すべての訪問客に対する14日間の隔離は維持される。
・衛生保健ガイドラインは、症状のある患者の監視と、検温に特化され、サンプル検診も実施される。
・国内観光市場についても、地域ごとの疫学的指標に応じて、徐々に再開される。
メサ・レドンダ(2021年9月9日)
Cuba se prepara para la reapertura al turismo internacional (+Video)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/cuba-se-prepara-para-la-reapertura-al-turismo-internacional-video--20210910/