ナイケル・クルース好投
JIT、2021年9月28日
先週金曜日に地元チームで前回覇者のメキシコに敗れたあと、エリエル・サンチェス率いるチームは中華台北、ドイツ、チェコ共和国、ドミニカ共和国に対し4連勝し、自力で進出を決めた。
このすべては、大会のさなかに7人のメンバーがチームメイトを見捨てる道を選んだ中で起きた。この7選手の行為は、政治的意味合いは抜きにして、スポーツ的裏切り、つまり、キューバ風に言えば、言葉の全き意味において「クソ」として分類されるべきものである。
INDERとキューバ野球連盟の当局は、これらの離脱者たちはメジャーリーグベースボールで成功するためにわが国の野球選手が向かうための、合法で論理的で自然な道筋が存在しないということが動機になっている、と主張している。そしてこれは紛れもなく確かなことである。
またそのための理想の道筋が濃密で実りある対話による3年間で築かれたが、フロリダの圧力に扇動された金髪の狂人ドナルド・トランプがあっという間に破壊する役割を果たしたことも事実である。
この状況において、経済危機、新型コロナウイルスのパンデミック、メディアによるテロ、そしてキューバに対する若い世代の不安定化の企みなどの中で、わが国の代表チームは、その第一の最も重要な目的を果たすために、オブレゴン市でチームを作り変えていった。
きょう火曜日(9月28日)、ドミニカ共和国投手陣から、ロドレイシス・モレノ、ランヘル・ラモス、アンドリィス・ペレスが複数安打を記録し、チーム全体で10安打を放った。投手陣では、左腕ナイケル・クルースが6回を投げ、2安打2失点(クリストファー・プホルスによる2点本塁打)に抑え役目を果たした。
試合の締めは、フランク・アベル・アルバレスが任され、1イニングを無傷でこなした。敗戦投手は、5回を4失点だったクリスティアン・モンテス・デ・オカだった。
キューバが属するグループAでは、メキシコが4勝1敗でトップに立ち、中華台北も3勝2敗でスーパーラウンド進出を決めた。グループBでは、ベネズエラ(4勝1敗)、コロンビア(4勝1敗)、パナマ(3勝2敗)が進出を決めた。
明日水曜日(9月29日)、エルモシージョ市において、キューバはベネズエラと対戦し、木曜日にはコロンビア、金曜日にはパナマと対戦する。「容易な相手」は存在しないが、栄光あるキューバ代表のユニフォームを身に着けた者たちは、自らの功績で適切な位置につくことだろう。土曜日にはメダルを争う試合が行われる。
たとえ現在、栄光あるユニフォームを着ているのが17人であっても、さらなる喜びを期待しよう。
キューバ対ドミニカ共和国(フル)2021年9月28日
キューバTV キューバ対ドミニカ共和国(フル)2021年9月28日
Mientras... Cuba crece y avanza en Copa del Mundo de Beisbol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=249249