アルフレド・デスパイネ
Cubadebate、2024年4月15日、Joel García記者
しかし、ひとつづつ行こう。日本リーグでの数年間の活動後、グランマの背番号54は、リーグ本塁打ダービートップ(11本)、打率.373、出塁率.556、OPS1.351という記録を携えてラティーノにやってくる。少なからず28打点をあげている。リーグいちの打撃を誇るチームにおいて彼の貢献は不可欠なものであり、同僚たちに向けられたエネルギーでもある。
グアイマロ出身の統計家ロドルフォ・アルバレスのおかげで、われわれはデスパイネの驚くべきデータを目の当たりにする。現在は存在しないメトロポリターノスとハバナを含むキューバ野球リーグの全チームから、デスパイネは本塁打を放っており、20本塁打以上を放っている得意のチームは5チームある。カマグエイ(26本)、マタンサス(26本、うち2本はプレーオフで)、ピナール・デル・リオ(23本)、グアンタナモ(23本)、オルギン(22本)である。
シーズン20本塁打について話すと、これはデスパイネがフルシーズンプレーできれば超えるのは何の問題もない数字であり、達成すれば彼にとって6度目となり、マタンサスのラサロ・フンコに並ぶことになるが、この回数を超えることができた2選手、ラス・トゥナスのホアン・カルロス・ペドローソと、サンクティ・スピリトゥス〜インドゥストゥリアレスのユリエスキ・グリエルに並ぶのにあと1シーズンということになる。
この種の打棒に関する興味深いデータで締めくくろう。キューバ野球リーグでシーズン20本塁打以上を放ったのはわずか61人の打者であり(うち17人はゴールドシリーズで)、インドゥストゥリアレスのケンドリー・モラーレスは唯一新人でこれを達成している(2002年、21本)。また、ピナール・デル・リオはこれらの選手を8人と最も多く輩出しているチームであり、現在のリーグで、マヤベケとアルテミサを除く全チームに、最低1人はこれを達成した打者がいる。
最近のシーズンで際立ったライバル争いが注目されたグランマとインドゥストゥリアレスの対決(火曜日・水曜日・木曜日の午後6時30分開始予定)は、デスパイネが第51期リーグで36本塁打というシーズン最多記録をつくったキューバ野球のメインスタジアムにおいて、彼をふたたび称賛する場となるだろう。4月15日までの国内リーグ274本に、日本での184本、メキシコリーグでの13本を加えると、その数字は471本に増え、キューバ代表としての国際大会は含めずに、今シーズンでキャリア通算500本塁打を超えるキューバ野球連盟傘下の最初のキューバ人選手となる可能性もある。
選手や審判の不規律やプロ意識欠如の問題についてはのちほど別途としよう。いまは、ラティーノに行き、デスパイネを、よい試合を、楽しみ、敬意を払おう。
デスパイネ今季第5号(オルギン戦)
グランマ対インドゥストゥリアレス第一戦(2024年4月16日)
Out 27: Despaigne llega al Latino y ¿los jonrones?
http://www.cubadebate.cu/especiales/2024/04/15/out-27-despaigne-llega-al-latino-y-los-jonrones/