今週月曜日の午後、キューバ西部地域の北岸において、海からの大量の浸水が報告された。
キューバ気象協会(INSMET)は、米国南カロライナ上の強く広範囲の温帯低気圧が、キューバ全域を覆っている、と報告した。西部地域上では、北西からの時速25〜40kmの強風が、時速60kmを超える突風と、西部地域北岸での荒波をともなっている。
ハバナの民間防衛組織長マリオ・ガルシア(Mario García)中佐は、キューバTVでの発表のなかで、ベダード地域の状況を次のように述べた。「約13軒が浸水しており、40家族が自主避難している。これまで重大な損害や損失は報告されていない。」
一方、プラサ・デ・ラ・レボルシオン市のハイル・モラレス(Jayr Morales)キューバ共産党第一書記は、「浸水は予想されたものより強いものになった。軽度または中程度と予想されていたところ、さらに高いレベルで発生したが、人名を確保するために必要な措置がとられた」、と語った。
赤十字社、消防隊、健康保健省、民間防衛隊は、被害を受けた住民の支援をおこなった。消防隊の捜索救助長ファビアン・ロドリゲス(Fabián Rodríguez)大佐は、ニュース番組の間に報じられたレポートにおいて、状況に対応し続けるために全力をつくす、と話した。
正午に、INSMETは、「風の持続は、ハバナのマレコン地域を含む、西部地域北岸の低地において、海岸からの浸水を生む。この気象現象は、風の向きが北に変わり、その力を弱める火曜日の朝から次第に減り始める。」、と報じた。
著名なキューバ人気象学者、ホセ・ルビエラ博士は、午後8時のテレビ番組において、浸水は減っていき、数日後には止むと予想される、と説明した。
ここに、ハバナのマレコン周辺地域での温帯低気圧の影響を示す印象的な写真と動画をご紹介する。
Fuertes inundaciones en el malecón habanero
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/23/fuertes-inundaciones-en-el-malecon-habanero-fotos/#.WIbJktLhDIU