カルロス・マルティ監督はきょうの試合について、いつもの現実主義で次のように語った。「韓国はすべての面で上回っていた。我々の投手陣は効果的でなく、攻撃陣も持っている力を発揮しなかった。」。
キューバ代表監督は、高尺スカイドームでのWBC強化試合で選手たちが見せた動きについてこのように総括した。開催国チームは、11安打を放ち、5投手でキューバを抑え込んだ。
キューバの先発、右腕のヨスバニ・トーレスは初回から低調で、Tae Kyun Kimの中堅への二塁打のあと、Dae Ho Leeの適時打で得点を許した。
韓国は2回にもトーレスに襲いかかり、Kioung Min Hurが左翼に安打、Jae Ho Kimが四球で出塁、Byung Hun Minが右翼に安打で、満塁とした。
代わった左腕ジョアニ・ジェラは、Tae Kyun Kimに中堅への2点適時打を打たれ、重い3点目を献上した。
ジェラは次の3回にもTae Kyun Kimの安打で4点目を許した。韓国チームは、継投したノエルビス・エンテンサから5回に1点、6回にはAh Seop Penの本塁打でさらに1点を追加した。
キューバ代表は6回、韓国3人目の投手Dae Eun Rheeから、ロエル・サントス、フレデリク・セペダ、アルフレド・デスパイネが安打で続き、今試合唯一の得点をあげた。
韓国の先発左腕Won Jun Changは4回を投げ、3安打、2三振で、勝利投手となった。
キューバチームは得点には影響しなかったものの3失策を喫し(韓国は1失策)、また併殺打がひじょうに多く、特にセペダ、デスパイネ、サアベードラの3番から5番の重要な打順で目立った。
しかし、セペダとデスパイネがともに2安打を放ち、サントスが左投手からの2安打を含む4打数3安打と好調を維持しているのは、キューバ代表チームにとっての明るい面である。
「一番打者としての私の役目を果たすために心身両面で働くことがとても重要になっている。私はそれを楽しんでいる。相手投手が左か右かは気にならない。」、とサントスは語った。
「カリビアン・シリーズや今回の強化試合で発揮できていることは、この努力の賜物だと思う。でも一番大事なのはこれからのことだ。それがチーム全体の気持ちだ。」、と話した。
明日も両チームは試合をおこなう。キューバチームはきょう土曜日、中華台北から香港経由で韓国に到着した数時間後には試合に出場しているため、そのあと休養も取る予定である。
キューバ代表チームの成績
打撃陣:
ロエル・サントス(中堅)4打数3安打、ヨルダン・マンドゥレイ(遊撃)4打数無安打、フレデリク・セペダ(指名打者)4打数2安打、アルフレド・デスパイネ(左翼)4打数2安打1打点、ウィリアム・サアベードラ(一塁)4打数無安打、ヨスバニ・アラルコン(捕手)4打数1安打、ユリスベル・ガルシアル(三塁)4打数無安打、カルロス・ベニテス(二塁)3打数無安打、ヨアルキス・セスペデス(右翼)3打数1安打
投手陣:
ヨスバニ・トーレス:1回2/3、打者11人、3失点、4安打(2二塁打)、3四球
ヨアニス・ジェラ:1回1/3、打者11人、1失点、3安打、2三振、2四球
ノエルビス・エンテンサ:3回1/3、打者12人、2失点、4安打(1三塁打、1本塁打)、1死球
レアンドロ・マルティネス:1回2/3、打者6人、無安打、1四球
試合結果
CUB 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 9 3
KOR 1 2 1 1 1 0 0 0 x 6 11 1
勝利投手: Won Jun Chang
敗戦投手: ヨスバニ・トーレス
CLÁSICO MUNDIAL DE BÉISBOL
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