ロエル・サントスは第四回WBCで見事なデビューをかざった。8シーズンの国内シリーズのあとの、カンナム・リーグでのすぐれた成績と、クリアカンのカリビアン・シリーズでのグランマチームにおける成長によって、サントスは今大会のキューバ代表の中堅手で一番打者というレギュラーの座を獲得した。
打率.467(15打数7安打)の打撃、3つの印象的な好守備、ウィルフレド・サンチェスやエルロヒオ・オソリオまたはルイス・ウラシア流に出塁するための驚くべき能力は、東京ドームにいた同僚や専門家たちに非常に強い印象を与えた。
- 左投手に対してロエルを据えるという神話はようやく終わりましたね。
相手投手が左か右かというのは一度も心配したことがない。打ち、いい試合をし、自分が楽しむことをただ心がけている。その(右か左かという)理論は世界野球のなかではどんどん廃れていっている。アジアツアー以来、首脳陣が私を信頼してくれていることに感謝している。
- バッター・ボックス内で歩きながらボールを完全にミートできているのは驚くばかりです。
相手の守備陣を少し動揺させ、優勢な相手投手を動かすために、この能力をみがき、使うようになった。個人的に判断しておこなっているが、キューバ国内や国際大会でいい結果を出せている。いまここでは自分が出塁するために使っている。それがラインアップでの自分の打順の主要目的だから。
- その役割をうまく果たすための助言をルイス・ウラシアがあなたにおこなったと聞いています。
ウラシアとは彼のキャリア最後の数年間で会うことができ、そのあと私たちは多くの会話をかわしてきた。彼から助言をもらって、それらを最大限に利用してきている。この打順は私にとってとても気分がよい。つねに塁上にいて、盗塁して、得点をあげることにトライできるからだ。彼のような名選手がスポーツキャリア上の経験を私に伝えてくれることにとても感謝している。現在のチームではキンデランがそれをやってくれており、彼から学べるということもぜいたくな話だ。
- カンナム・リーグでの活動はあなたの成長にどれだけ役立ちましたか。
グラウンドでより多くの自信と忍耐を持てるようになった。ひとは国際イベントでは欲を見せるものだ。自分のよいところを見せて次の大会の出場にもつなげようとする。しかしカンナム・リーグでは重要なことは集中だということを教わった。それができていれば結果はあとから着いてくる。それで私は思ったんだ。カンナムでできたのだから、WBCでも同じようにできるだろうと。
- 屋根付きの球場ですが何か特別な準備は。
私はつねに早く到着して打撃練習したあとは、すばやく守備練習に移り、たくさんの打球を受けるようにしている。屋根付きの球場は、これまでのツアーで経験したところも、東京ドームも、私は気分よく感じている。今後も忘れないであろう守備もいくつかできたし。
- このあとは。
今回のチームは経験豊かな選手と若い選手との混合だ。私たちは、二次ラウンドに進出できなかったという記憶をもう過去のものにした。いま私たちはロサンゼルスのことを考えている。
日本戦での守備(3月7日)
日本戦での打撃(3月7日)
中国戦での打撃(3月8日)
オーストラリア戦後記者会見(3月10日)
二次ラウンド日本戦での打撃(3月14日)
CM 2017: Santos para Cuba, de nombre Roel
http://www.trabajadores.cu/20170312/circulo-espera-santos-cuba-nombre-roel/