2019年08月14日
イスラ・デ・ラ・フベントゥに給水設備設置 日本の無償資金協力
日本のプロジェクトがキューバの給水設備に貢献する
Cubadebate、2019年8月14日、PL
イスラ・デ・ラ・フベントゥ特別区は今週水曜日(8月14日)から、飲料水の給水を確保する日本によるプロジェクトの恩恵を受ける。
このプロジェクトの完成式が駐キューバの藤村和広日本大使によって開式された。キューバと日本の外交樹立90周年、キューバへの日本人移民初上陸から121周年を記念してのものである。
イスラ・デ・ラ・フベントゥのデジタル日刊紙ビクトリアによると、ポンプ施設F-119は現地第二の重要な集落であるラ・フェに近いフランク・パイス地区にある。
「飲料水の給水設備の改善によって、人びとの生活水準を向上させるプロジェクトの完成式において、みなさんとともにいることは私にとって大きな栄誉である」、と藤村大使は語った。
本件は、日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みにおいて、NGO多文化融合発展協会(AIPCパンドラ)との協力で実現した、と大使は述べた。
「このプロジェクトには特別な重要性があり、それは日本とキューバの外交樹立90周年にあたる、両国にとって特別な1年である今年2019年におこなわれるものだからである」、と大使は説明した。
また強調したいことは、これが、日本の徳仁天皇の皇位継承に伴い今年の5月1日から始まった「令和」という新年号における最初の協力プロジェクトの一つである、ということである、と大使はつけくわえた。
「このプロジェクトが大きな成功をおさめ、イスラ・デ・ラ・フベントゥの友人たちの記憶のなかに、われわれが果たすことができた役割を刻めるよう、期待している。われわれは、キューバ国民のための経済社会発展プロジェクトにさらに協力を続ける決意をしている」、と大使はしめくくった。
Proyecto japonés beneficiará abasto de agua en la Isla de la Juventud
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/08/14/proyecto-japones-beneficiara-abasto-de-agua-en-la-isla-de-la-juventud/#.XVavYegzbIU
2019年08月08日
キューバ原産の医薬品ポリコサノール 日本で生産・発売へ コレステロール値・血管年齢が気になる方へ
キューバの医薬品PPG(ポリコサノール)
Cubadebate、2019年8月7日、PL
血性脳血管疾患の治療を目的としたキューバ原産の医薬品ポリコサノール(PPG)が日本で生産され、今年9月からインターネット経由で購入できるようになる。
「PPGとして知られるキューバ原産の「ポリコサノール」が2019年7月に日本で登録された。キューバの原料を使用して、このアジアの国日本で生産され、今年9月にインターネットでの販売が開始される」、と駐日キューバ大使館の公式ツイッターアカウントが発表した。
サトウキビのワックスから精製されたこの薬は、悪玉コレステロールを低下させ、抗血小板抗酸化効果を持つ。そのため、血管疾患の治療にとっての優れたオプションである。
さらに、これは高血圧や糖尿病などの非感染性慢性疾患が増加する高齢者世代の生活の質、生活の段階を改善するサプリメントである。
25年以上にわたるキューバ市場および世界30か国以上での登録と導入により、この薬は1996年に世界知的所有権機関が授与する金メダルを獲得した。
多くの専門家によると、国立科学研究センターによって開発されたPPGは、他の薬との干渉がなく、副作用もない。そのため高齢者にとっては、治療としてだけでなく病気の予防にも使用できる選択肢になる。
平均余命が伸びているキューバと日本にとって、この天然産物の生産と商品化は、薬の最大の消費者であるこの人口部門の生活の質を改善するための大きな関心事である。
日本で発売されるレイデル・ポリコサノール10
PPG, medicamento cubano, será producido en Japón
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/08/08/ppg-medicamento-cubano-sera-producido-en-japon/#.XUxKbOgzbIU
2019年08月01日
第24回ハバナ日本語弁論大会 参加者募集始まる 12月7日開催
Trabajadores、2019年8月1日、Dahomy Darroman Sánchez記者
ハバナ大学の外国語学部(FLEX)は駐キューバ日本大使館と協力して今年12月7日(土曜日)午前10時から、同校イベントサロンにて、第24回ハバナ日本語弁論大会を開催する。
全国への召集は6月に始まっており、次回9月2日から9月13日の間に予定されている選考会において参加希望者は登録をおこない、選択したテーマを審査員に通知することができる。その後、組織委員会はスピーチ内容とその要約(日本語とスペイン語の両方)を受け取り、参加者が選んだカテゴリが適当かどうかを評価する。その内容が参加者が指定したレベルに合わない場合は、別のカテゴリに分類することがある。この二次選考は2019年10月7日から18日の間に行われる。
入門カテゴリ(学習時間150時間以内)、初級または基礎カテゴリ(151〜450時間)、中級前カテゴリ(451〜570時間以上)のそれぞれ1位と2位が表彰される。入門カテゴリでは3分間までの弁論が可能で、審査員からの質問はない。初級・基礎カテゴリの弁論は3分から5分の間で行われ、審査員からは2つ以内の質問がある。中級前カテゴリでは、弁論は7分以内で、審査員の質問は3個以内になる。また過去直近の三大会に参加したことのある出場者は、その前回より上のカテゴリに応募する必要がある。
参加者はその登録時に、名前、生年月日、連絡先(携帯または自宅の電話番号、電子メール)、学校名を
提供する必要がある。国際交流基金がスポンサーであるこの大会には、FLEXのフランス語・日本語・ポルトガル語学科の日本語教授を中心とする一流の組織委員会があり、その所在地は、革命広場市のアジェストラン・アメサガ間の5月19日通り14号である。
委員会への直接提出ができない場合は、電子メールで件名を「CONTEST」としてcasanova@flex.uh.cu、maritere@flex.uh.cu、およびabeljap@flex.uh.cu あてに送信できる。前述の日程において、午前10時30分から午前11時30分まで、および午後1時から3時まで。詳細については、電話7870-4671にお問い合わせを。
Edición 24 del Concurso de Oratoria de Idioma Japonés de La Habana
http://www.trabajadores.cu/20190801/edicion-24-del-concurso-de-oratoria-de-idioma-japones-de-la-habana/
2019年06月17日
日本からキューバへの贈与品 トラックとトレイラーが出発
Radio Habana Cuba、2019年6月17日、ACN
ダンプカー10台とトレイラー(タイプ2)10台がきょう月曜日(6月17日)、日本の横浜からハバナに向けて出発した。キューバの社会経済発展に向けた日本国際協力機構(JICA)による第二次プログラムの開始である。
今回の贈与は、ハバナ県行政評議会とのあいだで2017年末に調印された無償資金協力の形態によるものである。
今回の第一便は7月22日にハバナに到着予定で、新明和工業の専門技術による日野モータース製のダンプカー合計40台と、オキトレーラーズ製のトレーラー(タイプ1と2)32台の一部である。両社は各分野で日本のトップメーカーである。
これらには、ミニショベルカー、運搬車、刈払機、チェーンソー、クレーン車と、それぞれに対応する予備品も含まれている、とキューバ外務省は発表している。
これらの贈与品は今年11月終わりまでに、すべてがハバナ港に到着する予定であり、500周年を迎える全キューバ国民の首都ハバナをきれいにする努力への重要な貢献となる。
カルロス・ミゲル・ペレイラ・エルナンデス駐日キューバ大使は日本当局および日本企業の代表者に対し、今回のひじょうに重要なプロジェクトの実行において示された暖かい歓迎と、真摯さとプロ意識に感謝を表明した。
アフターサービスと機器のメンテナンスは、キューバに事務所がある日本の有名企業、豊田通商株式会社が担当する。
Zarpó desde Japón segunda fase del donativo a Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/193649-zarpo-desde-japon-segunda-fase-del-donativo-a-cuba
2019年06月09日
ピースボート キューバに到着できず 米トランプ政権による規制のため
ピースボート、ハバナ湾にて
Cubadebate、2019年6月9日、Carlos Miguel Pereira Hernández(駐日キューバ大使)
ピースボートが今回6月13日に予定していたキューバ到着ができなくなるというニュースを深い悲しみを持って受け取った。米トランプ政権がキューバに課した民間の船舶、クルーズ船、飛行機への新たな規制のためである。
米国船籍の船であることから、諸国民間の共生と平和、親善の象徴であるピースボートは今回、キューバ人の楽観主義、尊厳、強固さにふれることができない。あるとき彼らの幹部やプロモーターの一人が私に言ったように、「キューバへの渡航は毎回、尊厳の地への旅である」。
この愚かな政策が彼らのキューバ到着を阻害するのは今回が初めてのことではない。過去に起きたように、遅かれ早かれこれらの政策は失敗し、ピースボートは平和と連帯のメッセージを携えてキューバの地に戻ることだろう。
今回、ピースボートは、日本に住むキューバ人共同体や日本人の友人たちが今年はじめにハバナを襲った竜巻被害者たちへの援助として送った慎ましい愛情あふれる支援物資の荷物を運んでいた。
キューバに対する理不尽な悪行と憎悪がふたたび顔を見せているが、それらのどれも、われらの愛するキューバを支援し取り組みを続けるという夢と使命を私たちから奪うことはできない。吉岡さん、友人の皆さん、ありがとう、戦いは続きます。
ハバナの竜巻被害者への日本からの支援物資
ハバナの竜巻被害者への日本からの支援物資
“Helms-Burton” también impide a Peace Boat tocar puerto cubano
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/06/09/helms-burton-tambien-impide-a-peace-boat-tocar-puerto-cubano/#.XP1bcdIzbIU
2019年06月07日
日本寄贈のゴミ収集車48台が到着 キューバ・ハバナ
Tribuna de La Habana、2019年6月7日、Lissy del Monte Valdés記者
ハバナ港のハイフォン海上ターミナルに日本政府寄贈によるゴミ収集トラックの第二便が到着した。日本国際協力システム(英語略称JICS)とハバナ県管理評議会が2017年に締結した協定に基づくものである。
この到着には、住友商事ハバナ事務所の幹部たち、日本国際協力機構現地副代表の五味誠一郎氏、駐キューバ日本大使館の森田みどり一等書記官らが集まった。
今回到着した48台は、3月に到着し、現在プラヤ、セントロ・ハバナ、革命広場、ハバナ旧市街の各市で稼働している第一便の24台に続くものとなる。
来月には最終便で28台が届き、これで合計100台となる。日本人専門家たちが県衛生予算連合で始動を始めることになっている。
首都ハバナの500周年におけるキューバ全国民の努力のなかで、今回の寄贈はハバナをいっそう綺麗な、本物の、美しい都市にすることに寄与することだろう。
Arriban nuevos camiones colectores de desechos sólidos a la capital (+Fotos)
http://www.tribuna.cu/capitalinas/2019-06-07/arriban-nuevos-camiones-colectores-de-desechos-solidos-a-la-capital?fbclid=IwAR3yoxnsEY2VtDd3mi6zXHwc6XL_HyjrPh3Vj8cioB0gM2XiAbVg0wMFzqY
2019年05月24日
日本人ピアニスト 川上ミネ キューバ・ハバナでコンサート開催
川上ミネ
Radio Habana Cuba、2019年5月24日、Radio Rebelde
ハバナのイグナシオ・セルバンテス・ホールで今週金曜日(5月24日)、日本人女性ピアニストで作曲家の川上ミネのコンサートが開かれる。川上はキューバ人音楽家チューチョ・バルデスと共演したスペイン実況録音盤を数日前に発表したばかりである。
3歳のときにピアノを弾き始め、ドイツ・ミュンヘンの高等音楽演劇学校およびマドリードの王立音楽院を卒業した川上は今回のリサイタルで、自作曲やチューチョ・バルデスの作品「アマネセール」を披露する。
今回の川上のコンサートは、日本とキューバの外交樹立90周年を記念するものとなる。
川上によると、伝統的にアジアでは、特に日本では、音楽は、魂や精神をみがき、調和を実現するための薬として何世紀にもわたって用いられてきた、と川上は語っている。
Ofrece concierto en Cuba pianista japonesa Mine Kawakami
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/191671-ofrece-concierto-en-cuba-pianista-japonesa-mine-kawakami
2019年05月23日
オマーラ・ポルトゥオンドとテレシータ・エルナンデスに旭日章授与 日本政府・春の叙勲
オマーラ・ポルトゥオンド
Cubadebate、2019年5月23日
駐キューバ日本大使館の発表によると、日本政府は今年2019年の旭日章・旭日小授章を受章する外国人名士および芸術家を発表した。同章は歌手のオマーラ・ポルトゥオンド・ペラエスとテレシータ・エルナンデス・コラーレスに授与された。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの女神として知られるオマーラ・ポルトゥオンドは、キューバの楽曲を通じて半世紀以上にわたって、文化的に非常に距離のある両国民の関係を克服することに貢献してきた。
一方、テレシータ・エルナンデスは、20年以上ものあいだ、ハバナ旧市街の歴史地区で「アジアの家」の館長をつとめ、その設立から昨年まで活動にたずさわってきた。
両者ともに、日本とキューバの友好関係の促進における功績と職業人としてのクオリティが評価されている。
旭日章・旭日小授章は、明治天皇睦仁によって1875年4月10日に設けられた。日本の勲章制度において菊花章に次ぐ2番目の勲章である。
この勲章は日本に提供された軍事および民間サービスに報いるために授与されるもので、1981年からは、天皇が署名した証書とともに外国人市民への授与が可能になっている。
同勲章は、その強大な光を示した日の出の太陽を記章に持っている。それは「日出づる処の帝国」の光線がエネルギーと権力を発しているという日本の逸話に基づいている。
( Radio Cadena Habanaより )
Gobierno japonés concede a Omara Portuondo la Orden del Sol Naciente
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/05/23/gobierno-japones-concede-a-omara-portuondo-la-orden-del-sol-naciente/#.XOoB5dIzbIU
2019年05月15日
キューバのブルーノ・ロドリゲス外相 日本の辻清人外務政務官と会談 キューバと日本外交樹立90周年
辻清人外務政務官(左)とブルーノ・ロドリゲス外相(右)
Radio Rebelde、2019年5月15日、ACN
キューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相はきょう(5月15日)、キューバと日本の外交樹立90周年を機にキューバを訪問している日本の辻清人外務大臣政務官と会談した。
キューバ外務省本部での会談では、両国間の良好な関係が確認され、共通する関心分野での結びつきを強化する意志が強調された。キューバ外務省のポータルサイトが報じた。
この会談に先がけ、アナヤンシ・ロドリゲス・カメホ副外相は辻政務官と有意義な対話をおこない、現在の国際的問題のなかから、国際機関における相互協力に関連するテーマをとりあげた。
辻政務官側には藤村和広駐キューバ日本大使が同席し、一方、キューバ側では外務省アジア・オセアニア局長のアルベルト・ブランコ・シルバが出席した。
キューバ外務省報道(2019年5月15日)
Celebran Cuba y Japón 90 años de relaciones diplomáticas
http://www.radiorebelde.cu/noticia/celebran-cuba-japon-90-relaciones-diplomaticas-20190515/
2019年05月08日
日本の旅行業界 キューバへの旅行者数を増やすために協働
キューバの観光地、バラデロ
La Demajagua、2019年5月8日、PL
日本の当局者はきょう(5月8日)、キューバへのチャーター便を再開し、ここ3年間毎年2万人を超えているキューバへの訪問者数を増やす意志を改めて示した。
きょうの会談で、カルロス・ミゲル・ペレイラ駐日キューバ大使と、田川博己日本旅行業協会(JATA)会長は、観光地としてのキューバの魅力に対する関心が高まっていることを確認しあった。ペレイラ大使が自身のフェイスブックで伝えた。大使は日本の主要旅行代理店で世界最大級の旅行代理店のひとつジェイティービー(JTB)本社を訪問し、ハバナ行きの航空便を増やす可能性について同社経営陣と対話した。
最近、JATAの内部団体であるアウトバウンド促進協議会は、日本人旅行者が2019年に好んでいる米大陸の観光地ベスト30にキューバの首都ハバナを選んだ。( 「アメリカ大陸 記憶に刻まれる風景30選」 )
先月、東京では、キューバの観光分野の発展の見通しと新たなプロジェクトに関するセミナーが開かれ、およそ30社の旅行代理店、ツアーオペレーター、航空会社の代表者60人以上が参加した。
そのセミナーではJATAの代表者が、日本とキューバの外交樹立90周年とハバナ建立500周年を背景として、日本人旅行者が渡航先にキューバをさらに選ぶために協力するというコミットメントを同社は改めて確認する、と述べた。
ここ数日、ハバナでは第39回観光国際フェア「FITCuba 2019」が開かれており、そこで当局者たちは、太陽やビーチはもちろん、自然や文化、伝統、会議や会合などに関連したさまざまな提案を促進している。
キューバは今年、およそ500万人の外国人観光客を迎える予定である。
Japón y Cuba trabajan para aumentar viajes turísticos a la Isla
http://lademajagua.cu/japon-cuba-trabajan-aumentar-viajes-turisticos-la-isla/