実施日:2016年11月17日〜18日
山行形態:単独、テント泊
天気予報とは裏腹に燕山荘キャンプサイトに着く頃には強風と雪のちらつくあいにくの天候となってしまいました。ただキャンプサイトの積雪は非常に少なく、テントの外張りを持参したもののイマイチ様になりません。このまま豪雪にならないかなあ〜?っと少し期待もしてしまいます。
天候が悪い!と勝手に決めこんで、ビールとウイスキーのお湯割で早々に食事の準備に取り掛かりました。メニューは最近お決まりの「野菜たっぷりホタテラーメン」です。「美味いなあ〜」と独り言を言いながら自分の世界に入ってしまいますが、外が何となく明るくなってきました。テントの外に出てみると見事なブロッケンが出ていました。色々とポーズをとりますがガスが濃いのと夕日の斜光が安定していたので余裕で写真を撮ることができました。ラッキーでしたね。
燕山荘の宿泊者も皆外に出てきて、夕日を楽しみます。明日は晴天の予感がします。「明日は晴れてくれよ〜!」
Day2の始まりです。昨晩JETBOILに入れておいた水が予想通り凍っていたので、そのまま沸かして朝食の準備です。最低気温はマイナス8度だったようです。 日の出が6時20分くらいなので5時半にキャンプサイトを出発し燕岳山頂を目指します。メガネ岩に登りたいのですけど、まあロープが張ってあるので我慢して通りすぎます。
燕岳の山頂はフラットな場所なので安心して景色を堪能できます。夜明け前の薄明かりの景色が最高ですね。八ヶ岳、富士山、南アルプスが実に綺麗です。
青白い色の槍ヶ岳、穂高が最高に魅力的です。朝日が有明山の上に出ました。何度見ても御来光には感激します。
キャンプサイトに戻ったところ、昨日出会ったテント泊の青年がいたので、表銀座尾根を一緒に散策してみることにしました。大天井岳の方角に進みます。奇岩や岩場を越えて進みます。
雪の尾根道を歩きながら青年と話をしていくと・・・何かどこかで同じような周波数を感じるようになりました。彼は「元いた会社の従業員。」だとわかりました。 世の中ホントに広くて狭いです!
同じテント泊者で「雪山専門」のユニークな方にも出会いました。夏山より雪山を好んで登っておられるようです。確かに雪の北アルプス絶景を味わうと、そうなってしまうかもしれませんね。 そんなこんなで気分良く燕山荘を後にします。すごく充実した11月の燕岳山行となりました。 ありがとうございました。
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