ジャンクションがあり
車内灯が非常灯を除いて全て消え、
暗い車内も落ち着くものだと感じながら
しばらく電気が点くのを待っていました。
さて、今乗っているこの列車は高岡行です。
富山の先まで進む列車ですが、
ここではあえて途中下車します。
というのも
今まで北陸は何度か来ていますが
いつも大都市だけで終わっているのです。
今回は小さな駅にも
ちまちま降りてみようと
思っているのです。
長岡から糸魚川まで
山には雪が積もっていましたが、
今走っている線路沿いには
桜が咲いていました。
ちょうど微妙な季節に
かかってきたと思わせる景色の移り変わりでした。
ということで、
まずは黒部に降りることにしました。
黒部に9時36分に到着し、
次の列車までの10分間が
自分に与えられた余裕時間です。
なぜ黒部かといえばあの有名な
立山黒部アルペンルートといわれる
観光名所に地名が載っているからです。
実際はここからさらに
奥地へ入らなくてはなりませんが、
一応玄関口として降りてみたのです。
そして、この黒部には富山地方鉄道の
電鉄黒部駅があると思っていました。
JR線の横にあるのではと思っていたのですが、
黒部駅周辺地図を見るとJR黒部から
約1キロ離れており
この余裕ではさすがに向かうことが
できませんでした。
黒部駅周辺は
タクシー、バス乗り場が有り、
観光地らしい姿ではありますが、
人をほとんど見かけません。
季節も季節でアルペンルートに
立ち入ることができないことなどが
影響しているかもしれないと思いますが、
それでもあまりにも人が少なく
店なども無いのでこちら側からは
あまり立山へ向かわないのでは
などという気持ちになりました。
時間も迫ってきたのでホームへ戻ります。
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