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貴生川での眺鉄 by 坂本 理恵 (12/05)
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2022年07月06日

夜行快速を使わない日帰り旅

2006年夏は
かなりハードなスケジュールで
旅に出ていました。


草野球と仕事との合間に
旅に出ずっぱりで休みというのが
無かった気がしました。



よって、10月の鉄道の日記念切符は
使用しないで冬のシーズンまで
待っていた次第です。

その影響で前回は米坂線強行軍でした(^^;



今日は久しぶりの旅なので
軽く往復するだけですが、
それでも楽しみです。



2006年12月24日(日)
巷はクリスマスイブということで
大盛り上がりの中、

早朝5時15分に起きて
5時50分頃家を出ます。



真っ暗で寒さが厳しい。

そして、鶴見を6時05分発の
大船行に乗ります。



scan0001 京浜東北線.jpg



東神奈川へ6時12分に到着し、
東神奈川6時19分発の
横浜線八王子行に乗りました。



scan0001 横浜線.jpg



乗ってから出発まで
しばらくあるのですが、
ドアが開けっ放しで
めちゃくちゃ寒かったです。



しかも、暖房も関東地方は
弱めなので尚更ですね(^^;。



乗ってから手袋をする羽目になってしまいました。



定刻になりようやく出発すると
少しずつ暖かさを感じることが
できるようになりますが、

それでもすぐに駅に到着するので
冷風が車内を襲ってきます。

そんな感じで走っています。



陽が上り始めたのか
空がだんだんとオレンジ色に
染まってきました。

幻想的という言葉がぴったりな
空の色になっていました。



八王子までだんだんと人が増える車内で
冷気も少し落ち着いてきた感じがした頃
7時15分の定刻に八王子へ到着しました。







2022年07月07日

八高線も久しぶり

鶴見から京浜東北線で
東神奈川へ移動し横浜線で
八王子へ来ました。



八王子からの乗り換えは
八高線なので階段を使って
ホームを移動します。



八王子7時22分発川越行は
既にホームに入っており
早速車内に入ります。



DSCN0601.JPG



実家の近くを走る相模線、
今から乗る八高線と
どちらもドアが半自動扱いなので
勝手に開けたり閉めたりすることができます。



車内の暖房効果を高める為に、
また乗り降りがそれほど
多くないからこのようなことを
しているのでしょう。



川越行は4両編成で
まだまだ席に余裕がありました。



さて出発までしばらく人間観察をすると
ドアを開けて入ってくると
すぐにドアを閉める人というのが
意外と少ないことに気付きます。



特に年配の人ほど
ドアを閉める行為を忘れているようですね。



席に着くなり寒い寒いと
言っているのですが、
ドアを閉めない自分たちのせいだということに
なかなか気付かないのでしょう。



つまりドアは開いているもので
自分で開閉するものではないという
意識が根強いのではないでしょうかね。



意外におばちゃんたちは
ドアを閉める人が多く、
自分が寒いのは嫌だというのが
ありありと分かりました。



定刻に出発すると
外が明るくなってきました。

少しずつ景色が見やすくなる中を
列車は北へ向かって
方向を変えます。



何度も乗っているし、
ロングシートなので
景色を楽しむという感じはしませんが、

乗っている雰囲気は
やはり違うものがあり楽しかったです。



途中、拝島で9分も停まり
のんびりと進みます。



横浜線、八高線の車内は
ハイキングに行くような格好の人が多く
山岳地帯を走っている列車と
いうのがイメージとして残りました。







2022年07月08日

今度はディーゼルカーの八高線

八王子から八高線で拝島へ到着しました。

ここで9分の時間調整です(^^;


拝島は八高線、青梅線、五日市線
そして、西武線が乗り入れている
要所なので、他の路線との
乗り換えも考慮されているかもしれませんね。



拝島付近もそうですが
列車から見える範囲の
駐車場に停めてある自動車の窓は
ほとんど霜が降りていました。

この辺りの寒さを実感する光景です。



列車は拝島を離れると
順調に走行し、高麗川へ到着しました。



高麗川で乗り換えなので
8時16分に到着後
ホームへ降り立ちます。



ここまで八王子から1時間もかかり
少し驚いています。



それほどの距離ではないと
思っていたためです(^^;



次の高崎行は8時18分発と
2分しか余裕が無いのですが、
隣ホームなので慌てずに
乗り換えることができました。



3両のディーゼルカーで
車内はガラガラでした。



DSCN2058.JPG



進行方向を見て
右側の2人掛け用ボックス席で
寛ぐことにしましょう。



8時18分に列車は動き出し
幾度も通ったことのある所を
走り出します。



高麗川を出発すると
右手に川越線が分かれていくのが見えると
単線のディーゼルカーは
のどかな風景の中を走ります。



高麗川を出発してすぐに
高麗川を見ました。



初めてだったので
高麗川という河川が
あること自体驚きでした。



小さな川で特に目立たないので
見落としても仕方ないだろうと
自分を納得させました。



毛呂に到着すると
田舎らしい良い雰囲気の駅で
とても東京近郊とは思えません。



わざわざ田舎まで
列車に乗りに来たという
勘違いさえ覚えてしまうような
そんな感じの駅でした。



毛呂から列車が動き出すと
駅員さんは窓を閉めて
奥へ引っ込んでいきました。

窓を閉めるあたりなど
寒い地方の感じがしました。


鶴見は乗客の行き来があるので、
改札近くの駅員さんがいるところの
窓が閉まっているというのは
あまり見たことがありませんでした。







2022年07月09日

駅のあるところに街がある

高麗川から八高線は
ディーゼルカーになりました。



DSCN2058.JPG



ディーゼルカーということは
それほど発展していない所を
走るというイメージがあり
車窓もそういった思いで眺めます。



車内もずいぶんと暖めてあり
ローカル列車そのもののような気がしました。



越生に到着すると
多くの乗客が下車しました。



少なめの乗車数から
更に車内は減ってしまい
閑散としています。



越生は東武線との接続駅でもあるので
乗客の入れ替えは予想されましたが
車内から出ていくのみだったのには
驚きました。



明覚に到着すると立派な駅舎は
そのまま残っていました。


風情のある駅舎でかなり有名ですね(^^)



外の木々は斜めになって
揺れています。

今日は冷たい風が強そうです。



列車は少し山の中に入ったので
紅葉かと思っていましたが、
紅葉には程遠く、木々の葉っぱは
まだ茶色の段階でした。



まぁ赤い茶色なのでそれなりに
見応えはありましたがね。



高層マンションが見え始め、
民家も増えてくると小川町に到着です。



先程の越生とは違い
こちらの東武線は
池袋から直通運転がされている
東武東上線です。



よって十分に通勤圏になるのでしょう。

人も多く暮らしているようで
スーパーも大きいのが見えました。



ここで一つ出来事が。



どうやら小川町で降りる
予定だった人がいたらしいが、
どうも到着に気付かなかったようです。



小川町出発のため
列車のドアが閉まり

半自動ドアの押しボタンも
作動しないように
車掌がスイッチを切ってしまってから

降りようとダッシュしていました。



残念ながら発車間際のドアは開かずに
列車が動き出してしまいました。



寝過ごしたのだから自業自得ですが、
このローカル線で一駅間違えるのは
かなり厳しいと思われるます。



次の竹沢で降りていったがはたして・・・。







2022年07月10日

田舎の中の大きな駅

八高線の竹沢駅は
近くに東武竹沢があるので
そちらからならば本数も多いでしょう。

と思っていたらこの竹沢で
列車の行き違いがありました。


運の良い人だ。


無事小川町へ戻ることができたでしょう。



小川町で寝過ごした人の
動きでした。



竹沢を出て折原に到着すると
どうも駅というよりバス停ですね。



さすがに人も少なくなってきた土地なので
致し方ないところでしょう。



DSCN2056.JPG



ただ、寄居に到着すると
東武線、秩父鉄道、JR線と
乗り入れる駅なので
大きく立派でした。



DSCN2057.JPG



構内には線路がたくさん
敷いてあるのですが、
人の姿は少ないです。



それは仕方ないことなのでしょう。

それでもこの寄居へ到着すると
山の中の線路から抜けたような感じがしました。



寄居では時間調整もなく
すぐに出発します。



左車窓には山々が
連なっているのが見えました。


低い山ですが、
これらが秩父の山になるのでしょうかね。



また、軒下の洗濯物が
ひらひらと風に舞っています。



その中にうわばきがかなり目に付くのも
今日が冬休みというのを思い出させてくれました。



児玉で少し人が増えてきました。

高崎への通勤、通学、買い物圏内に
入ったのでしょう。



八高線には
この児玉と高崎を結ぶ
区間列車もあることから
それが伺えます。



群馬藤岡では多くの人が
乗り込んできます。



地方都市の特徴というもいうべき
女子中高生が大きな街へ
遊びに行くという
この光景も全く変わらないですね。



自分の住んでいる横浜では
どっちへ行っても大きな街があるので
集中して人が集まるということは
無い気がします。



ただ、絶対人数が多いので
集まっているように思うのですが、

東京、品川、川崎、横浜と
東海道線の駅だけでも大きな街があり、
それぞれが高崎よりはるかに大きいので、
日本で騒がれている過疎という言葉は
現実に起こっているというのを実感しました。








2022年07月11日

上越線に乗り渋川で撮り鉄発見?

高麗川から乗ったディーゼルカーの
八高線で、9時44分に
高崎へ到着しました。



DSCN2059.JPG



高崎でしばらく時間を潰し
高崎10時23分発
水上行に乗り換えます。



高崎での折り返し列車なので
車内を掃除をするという
アナウンスがあったのですが、

掃除をするタイミングや
乗ってはいけないタイミングが分からず、
結局一人が車内に入ると
芋づる式にどかどかと乗り込んでしまいました(^^;



自分もそれに倣うかのように
車内へ入っていきました。



115系列車なので
ボックスシートに座ることが
できたのがよかったですね。



そういえば何両編成なのか
見なかったです。

おそらく3〜4両繋いでいるでしょう。



車内はまずまずの乗車率で
全員座れないことは無いのですが、

空席には座らない人も多いです。



高崎から水上まで1時間ちょっと、
渋川には30分かからないので
座らなくても大丈夫ということなんでしょう。



列車は定刻に高崎を離れ、
新しくできた駅、高崎問屋町を過ぎ
新前橋で両毛線と分かれ北上します。



この辺りから
温泉地が近付くこともあって、
車内がそわそわしだした頃
渋川へ到着しました。



吾妻線との接続駅なので
乗り換える人もいそうですが、
渋川は伊香保温泉の入口なので
そちらへ向かう人の方が多いでしょうね。



さて、渋川では
「SL」の「D51」が試運転中でした。



DSCN2068.JPG

DSCN2069.JPG



これからの時期
高崎と横川・水上を結ぶ
臨時列車として運行する為の
テストということだと思います。



それは良いのですが、
ホームには立派なカメラを構えている
鉄ちゃんたちがいて、

いったいどこで情報を手に入れるのか
とても気になりました。



試運転だからもちろん
時刻表には載っていないし
特に駅などで案内もしていない。
ホントに不思議ですね。







2022年07月12日

水上乗り換え 難所を進みます

高崎から約30分で到着した
渋川を出発すると
線路脇や線路内にも何人もの
カメラマンが並んでいました。



こちらの人たちは、「SL」が
走る姿を撮影するのでしょう。



雑誌の記者らしき人もいたように思いますが、
みんな鉄ちゃんにしか見えなかったです(^^;



しばらく走ると
標高が上がってきた感じがします。

耳がツーンとしてきました。



列車は順調に歩を進め
定刻11時26分に終点
水上のホームへ滑り込みました。



ここで降りる人が多いのに
びっくりしながら
次の列車へ乗り換えます。



DSCN2060.JPG



今度乗るのは
水上11時31分発長岡行で
上越線でも一番運行本数の少ない
難所を進むことになります。



少しだけ余裕があるので
ホームから前方の山を眺めると
うっすらと雪化粧をしています。

冬が確実に近付いてきています。



反対側ホームの長岡行は
4両の115系でした。

いつも2両だった気がするので
今日はずいぶんと人が乗れるものです。



といっても水上からは
ほとんど乗らなかったので
車内はガラガラでしたがね。

ただ、妙にいちゃつくカップルがいて
腹立たしかったです



列車は水上を出ると、
湯檜曽、土合の駅を含めて
新清水トンネルをずっと走る感じになります。



そしてトンネルを抜けると
雪国でした



それほど積雪があるわけではありませんが
斜面の山肌はうっすらと白くなっていました。

水上のホームから見た山肌を
近くに来て見ている感じですね(^^)



トンネルを抜けた先の駅土樽から
少し走ると越後中里へ到着し
この辺りもスキー場が
線路の両端に並んでいるのが分かります。



しかし、雪が全く無く
とてもスキーができるような
コンディションではなかったです。



あるスキー場では
人口降雪機を作動させて
雪を用意していました。



越後湯沢へ12時08分に到着し
早速温まりにいくことにします。







2022年07月13日

越後湯沢でひとっ風呂温泉

水上から谷川岳を抜けて越後湯沢で降りました。



DSCN2061.JPG



今回は「コマクサの湯」へ向かいます。



DSCN2062.JPG



駅から徒歩10分ほどで到着し
のんびりと湯船に浸かります。



先客が一人いただけで
ある程度時間が経つとその人も
上がってしまったので
自分ひとりでゆったりと寛ぐことができました。



貸切温泉風呂みたいで
かなりお得でした。



風呂から上がり着替えながら
湯冷めが少し心配になりましたが
体の芯からポカポカしており
心配する必要は無いようですね。



越後湯沢駅に戻ると
まだまだ時間が余っています。



DSCN2063.JPG



しばらく「COCOLO湯沢」で
試飲を楽しみ、珍しい日本酒も購入しました。



試飲はとてもうまい日本酒で
買おうかと思ったのですが
値段が少しばかり無理でした(^^;



でも変わっている日本酒を
購入したのでまぁ良かろう。



そして、その日本酒を買うときに
レジにいた係りの人ですが、

ずっと笑っていて
「にったり仮面」とでも呼べる感じがしました。

※この時期、ニコニコ笑う人を
 なんとなく「にったり仮面」と
 思っていたマイブームです。




ずいぶんと人の多い
越後湯沢の一角を後にして
ホームへ向かいます。



ここからは帰るだけですが、
少し足を伸ばすことにしましょう。



越後湯沢14時23分発長岡行に乗り、
冬だけの臨時駅
上越国際スキー場前へ向かいました。



雪の少ない今期のスキー場などは
どうなっているのか多少興味がありました。



そういえば長岡行には
先程乗っていた列車の
隣のボックス席に座っていた
顔を見たことのあるカップルが乗っていました。



どうやら水上辺りで
温泉にでも浸かったのでしょうか。

とても感じの良い人たちで
ほのぼのとした空気感でした。







2022年07月14日

スキー場最寄駅なのに・・・

越後湯沢で温泉に浸かり
あとは帰るだけですが、

少しだけ時間があるので
越後湯沢から長岡方面に乗り
上越国際スキー場前へ
14時37分に到着し下車します。



DSCN2064.JPG



すぐに水上行が来るので
ここでの滞在はそれほどできませんが
時間が不足するなどという状況ではありませんでした。



DSCN2065.JPG



誰もいない。

車も通らない。

店も開いていない。

雪も無い。



スキー場らしい要素が何も無く、
今期はスキーをすることは
考えてはいけないのではと
改めて思い知らされました。



閑散としているので不気味ですらありました。



DSCN2066.JPG



たまに人の気配を感じますが
それも家の中なのか
どこかを歩いているのかさえ分からず
ますます恐怖感が増します。


だから散策もそこそこに駅へ戻りました(^^;



上越国際スキー場前の駅には
外国人家族が列車を待っていました。

といっても父親が外国人、
母親は日本人なので
子供はハーフということになるのでしょう。



日本語で楽しそうに
会話していました。


まぁ楽しそうにしないと
気が滅入ってしまうような場所ではありましたが。



上越国際スキー場前14時50分発の
水上行が到着しすぐに乗り込みます。



DSCN2067.JPG



わずか13分しかいなかったのに
ずいぶんと長い間ここにいたような気がしました。



上越国際スキー場前から乗ったので
簡単に座ることができました。



もしかしたら越後湯沢から乗った場合
座ることは厳しいかもしれないですね。



越後湯沢から上越国際スキー場前に向かう時に
ビールを飲みながら移動したのが
今頃効きだして水上までは
ほとんど寝ていました。



ウトウトしながら水上へ15時44分に到着し
水上15時48分発の高崎行に乗り換えました。



6両編成の115系列車なので
余裕でボックス席を
占領することができこれまた、
ずっと寝ながら移動をしました。



高崎へ16時51分に到着。

辺りは暗くなっていて
寒さが一段と厳しく感じました。



すぐに上野行が出発するのですが、
あえて乗らずに1本後の
湘南新宿ライン平塚行に乗ります。

もちろんグリーン車に乗ります

長距離なのでだいぶお得だからです。



高崎17時14分発
平塚行は上野行の後に出発するだけあって
かなり空いています。



グリーン車には
2、3人しか乗っておらず
これはずいぶんと豪華な列車です。



高崎で多少の余裕を利用して
ビールをもう1本購入し、
ゆったり寛ぎながら
19時33分到着の横浜までの
2時間超を楽しむことにしよう。



今回は越後湯沢で温泉に浸かる

が目的でしたが、
それ以外にも楽しめました。



次回はどこへ行きましょうかね(^^)








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