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貴生川での眺鉄 by 坂本 理恵 (12/05)
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2020年06月08日

もう戻るんです

和倉温泉での余裕は10分。
さっさと改札を出て、
とりあえず和倉温泉駅舎を眺め
ホームへ戻りました。



6 和倉温泉.jpg



そして、14時50分発
2両編成の七尾行に乗り
七尾へ14時56分に到着しました。



あっという間に戻ってきましたが、
このようなスケジュールでないと、
先へ進めないというより
戻ることができないのです。



ということで、七尾線に乗り北陸本線へ戻ります。



七尾発15時09分の小松行は
まだ人が余り乗っておらず、
この状況を幸いと感じ
昼飯を済まします。



幕の内弁当だけあって
オカズが何種類もあり
かなり満腹になりました。



出発前に食べ終わり、
ゴミを捨てることができたのがよかったです。



七尾を出発した列車は
先程走ったところを地道に戻って行き、
次の下車駅、東金沢まで
1時間30分ほどをのんびりと
過ごさせてもらいました。



東金沢には16時28分に到着し、
早速駅前に出てみます。



7 東金沢.jpg



まぁまぁの駅ですが、
金沢から近いため小さめになっています。



しかし道路などは
金沢からの延長なので広いですね。



自転車置き場も広いものがあり
学校が近いのか。
それとも住宅地が近いのか。
という感じでした。



そして何より
金沢検車区がすぐそばまで占領しており、
間近に様々な列車たちが休んでいる姿を
見ることができました。



そしてすぐそばには
折返し大阪方面へ向かう準備をしている
【雷鳥】も体を休めていました。



51 スーパー雷鳥.jpg



東金沢から金沢方面へは向かわずに
もう一度津幡方面へ向かいます。



というのはまだ時間に
多少余裕がありますし、
このまま戻っても仕方ないからです。








2020年06月09日

金沢近郊の駅をちょこちょこと

16時41分発直江津行に乗り
倶利伽羅まで移動します。



14分の移動なので
ボッーとしている間に到着してしまいました(^^;



なぜ倶利伽羅かというと
昔倶利伽羅峠で戦があったらしいです。



いつの武将で何時起こったかは
分かりませんが、
とりあえず降りる意味も有りそうなので
寄ってみたのです。



8 倶利伽羅.jpg



しかし、何も無いというのが
この辺りの特徴で
駅前の狭い道路には車も無く
すぐに民家が並んでいます。



民家は、ほとんど谷底にあるような感じで
集落という言葉がぴったりでした。



人はというとボッーと
駅の段差に腰掛けているおばあちゃんだけで
ほのぼのするところでした。



そういえば聞きなれない
鳥の声もします。



ホームに戻るとそれがさらに大きくなり
目の前の山でウグイスが鳴いていたのです。



姿は見えませんが、
鳴き声のする方を見るとウグイスの声が
どんどん遠のいていくので
自分の姿はばれているのでしょう。



わずか10分ほどの滞在でしたが、
ゆったりと時間が流れ
17時06分発金沢行に乗ります。



とまぁここでも時間が多少あるので
途中の森本で下車しました。



9 森本.jpg



残念ながら新幹線の工事などによって
駅まで改装中であり、
工事現場へ降り立った感じでした。



駅前はデパートができるような感じで
だんだんと拓けていくのでしょう。



わずか4分の余裕しかないので
すぐにホームへ戻り
17時21分発小松行に乗り
小松まで一気に移動です。



小松へは18時03分に到着し、
ここで夕飯などを仕入れることにします。







2020年06月10日

小松から西へ

小松は小松空港まで5キロほどの所に位置しており
石川県ではかなり大きな都市で
金沢に次ぐ中心地となっています。


しかも北陸新幹線の終点駅として
これから先が予定されているらしく、
小松空港と鉄道が接続することが
可能となると思われます。



10 小松.jpg



駅前はデパートからホテルまで何でもあり、
バスターミナルも用意されています。


いつでも大きくなれる駅という雰囲気でした。


スーパーなどがあれば
安くなったものでも買おうと思っていましたが、
なかなか見つからず、コンビニしか無さそうです。



仕方なくコンビニへ向かうと
目の前にちっこいスーパーらしきものがあり
こっちへ早速入ってみます。



スーパーよりは小さいけど
弁当屋よりは大きいといった感じの店で
安くなった弁当を購入できました。



列車の中で食べようと思い
駅へ戻るとホームには
人が溢れています。



どうやらみんな小松から帰るらしく
これでは弁当を食べるような
雰囲気ではなかったです。



仕方なく、18時33分発
福井行に乗り、
道中は弁当を我慢して移動します。



福井で乗換えのため30分ほど待ち合わせで、
19時54分発敦賀行に乗り換えます。
この列車で敦賀まで行っても良いのですが、
せっかくならという事で
途中の武生で下車します。



11 武生.jpg



20時13分に到着した武生では
福井電鉄の新武生駅を
見に行ったりしましたが、

時間も遅いせいでスーパーなどは
全て閉まっており
何も購入することができませんでした。



12 新武生.jpg



しばらくブラブラして駅へ戻り、
武生20時49分発の
米原まで行く列車では最終となる
米原行へ乗ります。



車内はボックス席に
1グループが座れるくらいで、
それほど混雑はしていなかったので
やっと弁当に有り付く事ができました。






2020年06月11日

今日の宿へ向けて移動

小浜線との接続駅敦賀では
小浜線からの乗換え客が多少乗ってきましたが、
それ以外は特に変化もない車内のまま
米原へ向けて疾走します。



途中長浜の手前でジャンクションになり
車内灯が消え非常灯だけになって、
真っ暗な列車の一風変った状況で
しばらく進みます。



そして長浜へ到着です。


長浜の反対側のホームでは大阪行の
【新快速】が停車しており、
ほとんどの客が乗換えていきました。



彦根、近江八幡、京都方面へ帰宅する人の方が
米原や米原から東へ行く人より
多いということなのでしょう。



自分の乗っている普通列車は
定刻22時14分に米原へ到着しました。



ここからいつもの列車
22時25分発大垣行に乗換えます。



まだまだ空いている車内ですが、
米原に22時20分に到着する
【新快速】長浜行からの大量乗換えを予想して
席は早めに取っておきます。



そして米原駅には昔ながらの洗面台があるので
歯を磨き、顔を洗ってさっぱりしている頃、
その列車が到着し、ドッと乗換え客が
大垣行へ押し寄せていました。



自分はゆっくりと席へ戻り
転換式クロスシートの車内で
あぐらをかきながら寛いでいました。



23 ナイスホリデー.jpg



大垣には22時56分の定刻よりは
多少遅れましたが、無事到着し、
【ムーンライトながら】の到着する
ホームへ移動します。



しかしなぜみんなあんなに慌てるのだろう。

列車は定刻までは逃げも隠れもしません。



それなのに階段を駆けて
競争しているようです。



座席は全車指定なのにと思いながら
波が落ち着くまでしばらく
到着したホームで待っていました。



そういえばビールくらい
買いに行く時間がありそうです。



とりあえず外に出てビールを売っていそうな所を
探すもののなかなか見つかりませんでしたが、
何とか購入できました。






2020年06月12日

夜行列車なのにあまり眠れず

大垣23時09分発
東京行【ムーンライトながら】は
ほぼ満席という状況で大垣を離れます。



2 ムーンライトながら.jpg



ザワザワしている車内も
だんだんと落ち着きを取り戻し、
しばらくすると夜行列車らしく
なってくれました。



岐阜、尾張一宮と多少人を乗せるも
それほど大きな動きはなく、
名古屋でほとんどの席が埋まり
東京へ向け、深夜帯を
様々な希望を乗せて走り始めました。



今日の列車内は興奮気味の集団が乗っており、
初めのうちは落ち着いていたものの
だんだんと騒がしくなってきます。



車内のみんながその席の方へ
目を向け始め、車掌も注意するほどの状態ですが、
懲りずに結局話し始め、
落ち着いたのは沼津での
時間調整くらいでした。



やはり深夜帯を走る列車には
グループで乗ることはお薦めできないと
再認識した瞬間でもありました。



東京までは全くといっていいほど
降りる人がいないまま東京へ到着しました。



定刻通り4時42分に到着し、
4時45分発の京浜東北線へ
【ムーンライトながら】から人が殺到します。



というのも、この列車に乗ると
上野駅の始発5時10分の
宇都宮線黒磯行と、
常磐線いわき行のどちらかに
乗ることができるからです。



東京駅を5時02分に発車する列車でも
ギリギリ間に合う可能性はありますが、
ほとんどが間に合わず次の列車になります。
上野到着が5時09分と
発車1分前なんですよね。

上野では階段を下って上って
ホームを移動しなければいけないので、
少しの遅れで間に合わなくなるのです。



たった1本違うだけで
先の行程が全く違ってしまうので
この早朝東京駅でのマラソンは
かなり恒例となっています。






2020年06月13日

常磐線を北上

上野から自分は常磐線に乗ります。



初めて乗るいわきから先を楽しみに
上野駅外へ出ます。


なぜかというと
朝飯を購入しに行くのです。



残念ながら上野駅構内にあるコンビニは
まだ空く時間ではないし、
こんな時には24時間営業の
街中のコンビニだけが頼りだからです。



上野駅からちょっと歩いた所に
コンビニを見つけ朝飯を購入し
上野駅へ戻り常磐線に乗り込みます。



26 常磐線.jpg



やはりここから先、
東北方面を目指す人は皆
宇都宮線(東北線)へ乗るらしく
黒磯行は結構混んでいる状態で
出発していきました。



それより数秒遅れて5時10分発
いわき行も動き出します。



日暮里、北千住では
想像以上に人を乗せ、
結構混んでいる状態で北を目指します。



だんだんと起きだす日本を見ながら
進む旅もめったに体験できないので
面白いものですね。



土浦に6時15分頃、
水戸に7時00分頃と
早めの出勤へ出る人が乗り込んできて
自分で決めていた途中下車駅
東海で降りる時は、座っていた席から
降りるために出口まで行くのにかなり大変でした。



昔原発事故で有名になった
東海村へ近いと思い降りてみました。



時刻は7時20分頃。


別に降りても何も無いのですが
時間調整のため、どうせなら
名前の知っている所が良いというだけです。



早速降りてみるものの
思った以上に原発のイメージはなく、
ベッドタウンというイメージになっていました。



13 東海.jpg



しかも水戸まで15分ちょっとで
着いてしまう距離なので、
今後の発展に拍車がかかること
間違いないでしょう。







2020年06月14日

ラッシュ時間帯を北へ進みます

東海で少しだけ外に出てホームへ戻ると
背広にネクタイそして学生服の人ばかりで、
自分がいることがどうも不似合いです。


そのような中ですが、あまり目線も感じず
7時25分発いわき行に乗り込みました。


もちろん座ることができずに
しばらくは車窓に目を向けながら
7時43分に日立で下車しました。



日立は日立製作所がある都市で
ホームのかなり前方に改札口への
階段がありました。



そしてヤードには
コンテナが高積みされており
駅と貨物駅が合体していました。



階段を上るとこの人数には
狭いと思える通路を過ぎて
改札を出ます。



14 日立.jpg



階段を上ってかなり上に来たと思いますが、
改札を出ると平面のターミナルなどに出ます。



つまり改札口が上にあるのではなく
ホームが下にあるということなのですね。



これは一種の錯覚のようなものですが、
降りてみて初めて分かったことです。



この日立では学生を中心に
通勤する人もほとんど下車します。



ここから乗る人も多少いますが
降りる人の方が多い駅でした。



10分も余裕が無いので
早速ホームへ戻り7時52分発
高萩行に乗り込みました。



高萩まで15分の移動ですが、
空いた車内でゆったりと寛ぎながら
日立を出発できました。



駅を出るとすぐに両側へ工業地帯が広がり
高い煙突から煙がモクモクと出ていて
一気に雰囲気が変ってしまったことに
戸惑いながら先を目指します。



高萩までは降りる人がいないので
乗ってくるのは学生ばかりという状況で
8時07分に高萩へ到着しました。



早速改札口へ向かいます。

自分の想像上では、
この高萩は終点の列車や特急が停まる駅なので
かなり大きな駅を想像していました。


しかし、1つの島式ホームしかなく
それも狭いのには驚きました。







2020年06月15日

気分悪いなぁ

高萩は、高校が近くにあるらしく
学生が駅前で待ち合わせをして
仲良く学校へ向かっている光景など
重要な駅であることは分かりました。



15 高萩.jpg



この時間帯に登校ということは
どうやら朝練などの部活に所属しない
生徒たちだと思います。



きっと帰りも早く帰って
バイトか、それともすぐに遊びに行くのか。
それとも勉強のために机に向かうのか。

いろいろと考えてしまいました(^^;



確かに部活をしないという生活も面白いけど
若さが溢れる仲間たちとの部活は
2度とできないからな

とおじんくさく思いながらホームへ戻りました(^^)



高萩からは、8時26分発のいわき行に乗り
いわきへ9時12分に到着しました。



ここで同じホームの隣に停車している
原ノ町行へ乗換えるのですが、
原ノ町行はワンマン運転の701系で
東北地方で猛威を振るっている
ロングシート車でした。



車内は結構混んでいるので
座れただけでも良しと思いながら
列車に揺られます。



ポカポカ陽気で車内は居眠りする人が多い中
列車は快調にとばします。



四ツ倉を出ると単線になり
途中では行き違いのための
停車などが増えてきました。



車内は静かかと思いきや
何と変な奴が乗っています(^^;



どうやら高校生らしいのですが、
とにかく独り言を言いながら騒いでいます。


内容的には親に学校へ行けと
言われたようですが、

ドンドン地団太を踏むは
いきなり「むかつくんだよ」などと
言い始めたり
かなり自分勝手な奴でした。



隣や前に座っている人たちには
かなり気の毒な状況で
面白くないのなら
行かなきゃ良いのにと
本気で思っていました。



つまりあいつは頭の中に
高校へは行かなくてはならない
ということがあるから
あのような反発になっているのでしょう。



列車はそんな奴を無視するかのように
順調に走り10時36分に原ノ町へ到着しました。








2020年06月16日

原ノ町のギャップに驚く

原ノ町に到着後、思っていたより小さい駅なので
驚いたというのが第一印象です。



16 原ノ町.jpg



というのも、この原ノ町までは
特急も上野から運転されているし、
普通列車にいたっては
ここで折返し運転を行ったり
しているからです。

かなり主要な駅としての認識がありました。



ホームは狭いけど駅前はきっと広いのかな、
と期待して駅を出てみるものも
これまた小さい駅で

駅前の通りは車一台分しか幅が無く
バスなどが通れるような雰囲気は
全くありませんでした。



しかし並んでいる店がかなりお洒落で
何だか変なギャップを感じました。



約15分の余裕しかないので
ホームへ戻り、仙台から原ノ町まで運行され
折返し仙台行になる10時50分発の列車に乗りました。



455系といわれる
昔は急行に使用されていた列車で
豪華な列車といえます。



車内はセミクロスシートになっていて
自分はもちろんボックス席に陣取ります。


久々のボックス席にゆったりとしながら
だんだんと春らしくまた
夏に近付いていく台地を見ながら移動します。



途中は小さな駅ばかりで
乗ってくる人はいても
降りる人がいない状態で、

仙台へ移動する人が多い
というのが感じ取れました。



特急にも抜かれましたが
その駅も小さく、とても人がいるような
雰囲気ではありませんでした。



そういえば乗り込んでくる人に
制服が真新しい学生と親が一緒と
いう親子が多かったですね。

もしかしたら入学式なのかもしれないです。



その影響か、
学生がかなり早く帰宅できるようで
列車内はラッシュまでは行かなくとも
かなりの混雑となりました。







2020年06月17日

ピクニック気分で昼飯

原ノ町から1時間ほどで岩沼へ到着し、
11時52分発の白石行へ
乗換えます。



わずか2分の乗換え時間です。

ホームがかなり騒然としていたので
不安でしたが、無事乗換える事ができ
一つ隣の槻木で下車しました。



11時58分に到着。
時刻は昼時ですね。

今日は良い天気だし外のベンチで
昼飯を食うことにします。



17 槻木.jpg



残念ながら店などが無いので
駅の売店で売っていたおにぎりが主食ですが、
ビールを飲みながら

そして宮城の自然を肴に
演出的にはかなり豪華な昼食となりました。



そういえば槻木の駅は
阿武隈急行電鉄も発着しています。



仙台からもそう遠くは無いので
これから発展しそうな雰囲気ですね。



今日はポカポカ陽気で
風が多少強くても寒くは無く
かえって心地良い風でした。



仙台方向には小高い山があり、
田舎という雰囲気を存分に味わうことが
できたのも途中下車だからこそですね。


しばらくボッーとしていて
もう少し寛いでいたかったのですが、

自分が乗る列車が来るのでホームへ戻ります。



槻木12時25分発福島行に乗り
白石まで行くも、
白石で分割するということで
自分の乗っている車両は
切り離されることになりました。



仕方なく先頭の方へ
移動することになってしまいました。

それでもなんとか座れました。



仙台方向へ向かっていないのですよね(^^;

帰宅のために移動しているというのも
なんだかせわしないですね。



福島へは13時30分に到着。

5分の待ち合わせで郡山行に乗り
郡山まで一気に移動します。






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