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2016年05月08日

アケボノも苦戦・・・ホウカシキ炎とは


ホウカシキ炎。


image.jpeg
(出典 Yahoo! 検索データ 5月6日)


怪しげな言葉ですが、突然検索されはじめました。
この記事が原因と思われます。

houak
(出典 スポーツ報知 )


これは、書き方がよくないですね!
ホウカシキ炎、と書くから、変な想像をするわけです。

放火式 炎!  犯罪っぽい!
砲火式 炎!  何と戦ってるんすか!
法科式 炎!  今年こそ司法試験合格!

・・・・・・これらは間違い。正しくは

蜂窩織炎

と書かねばなりません。
スポーツ報知は何で変にカタカナを混ぜたのでしょうか・・・。

ということで、今日はアカデミックな雰囲気で
「蜂窩織炎」にせまります!

蜂窩織炎は炎症の一種
・炎症とは、 有害な刺激を受けた時に生体に出現する症候
・炎症の原因はさまざま
・熱に対する反応= やけど  これも炎症
・花粉に対する鼻粘膜の反応= 鼻水 これも炎症

炎症
(画像引用 medical-re.co.jp)
(何か原因があって炎症がおこるわけですね)


蜂窩織炎の原因は 細菌
・多くの場合、 黄色ブドウ球菌 という細菌が原因
・細菌が肌に感染し、まず表皮に拡大して 伝染性膿痂疹 となる
・さらに 真皮から皮下脂肪組織 にまで拡大すると蜂窩織炎となる
顔面、四肢 に好発する

アウレウス
(画像引用 Wikipedia)
(黄色ブドウ球菌は常在菌=どこにでもいる菌です)


ほかにも呼び名がある
・蜂巣織炎(ほうそうしきえん)
・蜂巣炎(ほうそうえん)
フレグモーネ(Phlegmone):ドイツ語
ドイツ
(画像引用 Glosbe - 多言語オンライン辞書)
(フレグモーネの語源は、ギリシア語の phlégma=炎


患部が蜂の巣状(穴ぼこ)になることも・・・
熱感・疼痛 を伴う
・時間がたつと化膿し、 膿汁や組織液が流出
・多数の深い潰瘍ができることも= 蜂の巣っぽくなる
(画像は省略しといた方がよさそうです・・・)


抗生剤で治療
・大半は, 抗生物質による治療 で2週間以内に消退
・化膿範囲が広い場合は 切開排膿 が必要となる
・糖尿病などの 基礎疾患があると治癒しにくい


(画像引用 healthil.jp)
(蜂窩織炎に発展する前に治しておきたいところです)


というわけで蜂窩織炎についてでした。
蜂の巣とか・・・考えただけで恐怖ですね。
何事も、早めの治療が一番です。

では、そろそろ語呂合わせにいきましょう。

蜂窩織炎 」「 黄色ブドウ球菌 なので

ほう!貸し切り園 !」「 OH、ショック!ブドウ禁 ?」

せっかくの農園貸し切りも、ブドウ狩りが禁止とは・・・!!



posted by nessy at 00:10| 医学
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