トレーニングでお肌がキレイになるってホント?成長ホルモン分泌のタイミング
長ホルモンの役割
一般的にトレーニングによって成長ホルモンの分泌が高まることはすでに知られています。成長ホルモンは正しくは「ヒト成長ホルモン(human growth hormone)」といい、身長の伸びる成長期が分泌のピークです。成長期を過ぎても分泌はされますが、40歳では成長期の50%強、80歳ではおよそ20%と、加齢とともに分泌が減少するホルモンです。
この成長ホルモンの働きは
1.骨や筋肉を丈夫にし、新陳代謝を高め、太りにくいメリハリのある身体を作る
2.脂肪を分解してエネルギーを産生し、疲労を回復する
3.肌の水分量やコラーゲンを増やし、若々しく美しい肌を保つ
であり、私たちキレイを目指す女子にはなんとも魅力的なホルモンであるわけです。
成長ホルモンの分泌のタイミング
成長ホルモンは一日中常に分泌されているわけではなく、「運動後」と「睡眠中」に分泌のピークはやってきます。
「運動後」の分泌について、運動後15分から3時間に分泌のピークを迎えます。筋肉に疲労物質である乳酸がたまると、その刺激によって成長ホルモンが分泌されます。ランやジョグ、エアロビクスのような有酸素運動よりも、筋肉痛になるような筋力トレーニングによって乳酸は産生されますので、ある程度しっかりと大きな筋肉を使うトレーニングが成長ホルモンの分泌には効果的であると言えます。
また、「睡眠中」における分泌について、深い眠りとされるノンレム睡眠の状態で多くの成長ホルモンが分泌されます。ノンレム睡眠は眠りについてから3時間以内に多く認められますが、成長ホルモンの分泌も眠りについてからはじめの3時間で終了します。
また、血糖値が高い状態でノンレム睡眠の状態に至っても、成長ホルモンは分泌されにくいことが報告されていますので、眠りにつく2〜3時間前までに食事を済ませ、血糖値が落ち着いた状態で眠りにつくことが理想的です。
まったく無関係に思える“トレーニング”と“お肌の状態”ではありますが、トレーニングによって分泌促進される成長ホルモンは睡眠中にお肌の新陳代謝を上げ、血行をよくし老廃物を除去するため、お肌のシミ、シワの予防には大切なホルモンです。ライフスタイルにトレーニングの習慣を取り入れて、なりたいプロポーションを手に入れると同時に、理想的なお肌の状態をキープしていきましょう。
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