1.はじめに
今回は、宇宙のロマンテックなことについて、記事にしたいと思います。
太陽系に最も近い恒星の周りで、地球に似た惑星が見つかったとのことです。しかもこの惑星ですが、水が存在する可能性があります。英国のロンドン大学の研究者が25日付けの英国科学誌に発表しました。
2.太陽系から一番近い恒星について
太陽系から一番近い惑星は地球から4.22光年離れた「プロシマ・ケンタウリ」という恒星です。4光年が遠いか近いかは次の項目で説明いたします。
この恒星ですが、赤色矮星という分類(平たく表現すると超デカい木星)の恒星であり、非常に暗い恒星です。地球からは肉眼では確認出来ません。恒星の大きさは、太陽の半径14.5%しかありません。
この「プロシマ・ケンタウリ」のすぐ近くに、「ケンタウルス座α星A」と「ケンタウルス座α星B」があります。いずれも「プロシマ・ケンタウリ」から0.21光年の距離にあります。
太陽及び太陽系の範囲、「プロシマ・ケンタウリ」及び「ケンタウルス座α星A」・「ケンタウルス座α星B」の連星との距離を以下に示します。太陽系の範囲は良く分かっていませんが、おおよそ1.6光年の範囲と言われています。「プロシマ・ケンタウリ」はそこから2.62光年先の位置にあります。非常に遠いです。
お隣の恒星までどの程度の時間がかかるか計算してみました。加速・減速はなしという条件です。
1光年はkmで換算すると、9,460,730,472,581kmです。
東北新幹線の「はやぶさ号」の最高速度320kmで進んだ場合、1光年進むのに3,374,975年かかります。プロシマ・ケンタウリまでは4.22光年ですので、この年に4.22を掛けてみます。計算結果は14,242,395年です。仮に50年に1世代交代しながら、この恒星まで行くと仮定すると、284,848世代かかります。新幹線のはやぶさ号はこまち号と連結しても17両編成です。人がネズミ算的に増えるとすぐに満席になります。はやぶさ号とこまち号は分かれて運行しますので、車両間の通り抜けが出来ないことも宇宙空間ではマイナスポイントです。新幹線ではとても到達困難です。
少し現実的な例で計算してみます。現在の宇宙船で最速のもので隣の恒星まで行ってみます。ヘリオスBという宇宙船が一番速い宇宙船です。速度は70.22 km/s、時速に換算すると252,792km/hです。この宇宙船の最高速度で向かうと、「プロシマ・ケンタウリ」までは18,029年かかります。少し現実的になりました。世代に換算すると、361世代目の人がお隣の恒星をみることができます。
では到達年の目標を10年以内で行くためには、どの程度の速度が必要なのか、逆算してみました。500,000,000km/h(5億km/h)で進むことができる宇宙船(光の速さの約半分)であれば、約9年間(約3,327日間)で到達可能です。この辺が理想的です。
2.「プロシマ・ケンタウリ」に存在する地球に似た惑星
話しを「プロシマ・ケンタウリ」に存在する地球に似た惑星」に戻します。この惑星の重さは地球の1.3倍以上で、恒星を約11日で公転しています。小さな恒星なので1年が11日です。
この惑星では水分が生まれ、現在も残っている可能性があるようです。地表温度は液体の水が存在できる範囲とみられています。太陽系外で水がある可能性を持つ星としては、今回の惑星が太陽系に最も近い惑星です。
この惑星のイメージ図だそうです。
ただし、問題があります。余りにも恒星からの距離が近く、X線が地球の400倍もあたることです。要するに長いこと屋外にいるとX線によって被爆してしまいます。今のところの問題はX線だけのようです。また、恒星との距離が近すぎるため、地球と月の関係のように、自転速度が同じでお互い同じ面を向いている可能性もあります。この場合、恒星側は灼熱、その裏側は極寒地ということも考えられます。水が存在するのであれば大気の循環で温度差はそれほどないかもしれません。
恐らく私が生存している間には、行くことはできない場所です。仮に科学技術が今まで以上に進歩すれば、ちょいとお隣の恒星まで出張ということもありうるかもしれません。未来人は羨ましいです。
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